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リアル回です。
寝て、いつも通りのログアウトの確認がでたから、"はい"を押すと少しだけ間があったがすぐにいつもの俺の部屋の天井が見えた。
起き上がると、カーテンの隙間から光が漏れていた。
部屋を出てリビングに向かおうとすると、美希と亮兄さんが同じタイミングで出てきた。
「おはよう」
「おはよう…ファ~……」
「おはよう、美希から聞いたけど絡まれたんだってね」
「まあね…何事もなければいいけど…」
「ははは…何かあったらすぐに助けを呼ぶんだよ?」
「そうするよ」
「…お腹へった~……」
「はは…とりあえずリビングに行こうか」
「そうだね」
兄妹でリビングに向かうと母さんが朝ごはんを作っていた。
「おはよう、母さん」
「おはよう~お腹へった~」
「おはよう、母さん…今日はハムエッグかな?」
「フフ…おはようみんな、もう少しでできるから座ってて」
「配膳はするよ」
「俺も」
「ハムエッグ~」
小学生の頃に友達から「兄妹なのに似てないよな」と言われたが、朝のやり取りをする度に俺もそう思う……兄妹ってどこか似ていると聞くが俺の兄妹には当てはまらないな……。
そんな事を考えていると配膳が終わった。
「じゃあ、いただきます」
「「「いただきます」」」
今日はハムエッグとサラダ、デザートにりんごを8等分したもので、いつもながら母さんの作る料理は美味しい……。
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食べ終わった、まだMFに入れないのから、兄妹でゲームの情報を公式ホームページを見ていると……。
「そういえば、2日後にお父さん帰ってくるわよ」
「本当!お土産何かな~」
「確か今回の出張先は青森県だから、りんごかな?」
「りんご~?つまんな~い」
「フフ…もしかしたら他のモノかもしれないわよ」
「青森県か……1回行ったことあるような…」
「3年前だね」
そんな感じで話していると、MFのログイン可能時間が迫っていた。
片付けも終わっているので自分たちの部屋に戻っていく。
ちなみに、MFホームページに今回のイベントの情報がそこそこ出ていて、公式も…。
『今回のイベントは歓迎イベントなので仲良く楽しみましょう』
『なお、今回のイベント終了後に次のイベントについての内容を発表については近日中に』
という感じで、結構早いペースでイベントを開く事が書いてあった。
特にやることもなかったのでVMDに入って目を閉じる………。
短いですが許して……。
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