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テンプレ?回です
1階に降りていくと、来たときより声が大きくなっていた。クエストを終えた冒険者たちが飲んでいるのだろうか?とりあえず、ルーガスを探そう。
「といっても、こう人が多いとなぁ、どうするか…」
「おーい!ベンこっちだ!こっち!」
「!おお、ルーガス!今行くよー!」
階段をかけおりて、ルーガスがいるテーブルに向かう。
「もう、調べものはすんだのか?」
「ああ、それよりこの人達はチームメンバーか?」
「おうよ、これが俺のチーム『ウルズの疾風』だ」
そういうと、座っていた面々が自己紹介を始めた。
「私が、副リーダーのクルハだよろしく」
クルハと名乗った男性は、髪色が金色で、いかにも頭のいい参謀的なエルフだ、すげぇイケメンだ、…悔しくねぇんだぞ…。
「はい、はーい、次ボクが自己紹介するねー、ボクはミミル、見てのとおり兎人だよー、よろしくねー」
元気よく自己紹介ミミルは頭に兎のような耳の生やした、ボクっ娘で毛色はブラウンだ。
「私が最後か、んんっ、私はククルス、怪我をしたときは、手当てをしよう、もちろんお金はもらうよ」
最後に自己紹介したのはククルスで白髪でメガネをかけたヒューム、こちらもイケメンだ…おのれぇ。
ちなみに、みんな若そうな印象を受けたがエルフのクルハは、思っているより歳をとってそうだ。
「あ、えーっとベンです。今日この世界に来たプレイヤーで…「ごらぁ!どこに目をつけとんじゃ!あ"あ"ん"!?」…」
いきなり、自己紹介を遮られた、怒声の方に顔を向けると、身体が180cm以上ある筋肉質の男が、その男より二回りも小さい男にいちゃもんをつけていた。
すると、後ろにいたルーガスが声をかけた。
「おいおいどうした、ガークそんな声を荒げてよ」
「どうしたも、こうしたも、ウィック…、あるかよこいつが俺とマリーちゃんの話を切りやがったんだよ、ウィック…」
こいつ…酒に酔いすぎじゃぁ…
「この人が、ウェイターさんの仕事の邪魔をしていたので、少々雑に会話を切らせてもらいました」
「はい、他の冒険者様の注文もありまして、困っておりました」
「なるほど、すまんな気づけんかったわ、ガーク飲みすぎだぞ、さっさと宿に戻るぞ」
「んだとぉ~、ルーガスてめぇなぁぁぁ………zzz」
今にも殴りかかりそうになったガークは、急に倒れこんだ、後ろを見るとクルハの右手が光っていた。
「全く、ガークには困ったもんです、酒さえ飲まなければ、気のいいやつですが、こうも酒に弱いのは困りものですね」
「サンキューなクルハ、しゃーねぇ"猫の宿"に運ぶか、すまんなマリーとあ~…「ソーマだ」ソーマか、じゃあガークを運ぶか、ベンそっちの肩をもってくれ」
「了解だ、ん…結構重いな」
片方をルーガスがもっているといってもかなり重い、そう思いながら"猫の宿"に向かった。
≪鍛練の効果で力が1上がりました≫
運んでいると力が1上がった、重いからなガークって奴は…
―猫の宿にて―
「にゃにゃ?ルーガスがガークを運んでいるにゃ、もしかして、またあれにゃ?」
「ああ、ガークを部屋に運ぶから、案内してくれ」
「にゃー、りょうかいにゃ!」
ガークを運びながら、2階にあがって乱雑にベットへなげた。
「助かったぜ、ベン俺一人じゃガークは、少し重いからな」
「いやいいさ、さっきので力が上がったぜ」
「そりゃ良かった」
「ああ、でも疲れたからもう寝るよ、おやすみ」
「ああ、お疲れさん」
あー疲れた、さっさと寝るか。
そこそこ固いベットへ身体を預けた。
鍛練について
通常1日鍛えるとたまに成長する能力値を
短時間で成長するスキル
全体的に低い能力値程早く成長し、
高い能力値程上がりにくい
ステータス
レベル:1
名前:ベン
種族:ヒューム
職業:冒険者
クラス:F
基本能力値
HP:62/62
MP:72/72
力:7→8
守:42
速:22
知:39
精:11
運:49
スキル欄
鑑定 言語 杖 火魔術
ユニークスキル
鍛練
称号欄
エアリの祝福