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お昼ごはん回です。
「たのしかった~!」
「そうだよね~!」
「早かった!」
「気持ちよかった!」
「久しぶりに早い乗り物に乗りましたが、良いものですね」
「そうねぇ…でも髪型が崩れちゃったわぁ~」
「帰って直しましょう…」
感想は色々だが、兼ねて楽しそうで良かった…。
「今日はこの後ダゴン叔父さんとお話しするからかえるね~ばいば~い」
「おう!また明日な!」
「「ばいば~いカディス~!!」」
ユーマとシーナがカディスに手を振って、カディスもそれに応えて振り返した…。
「そろそろ、お昼だから帰るか」
「さんせ~い!」
来た道をパーティーで帰り、拠点に向かう……。
……俺の足だけが重く、遅かった……朝の嫌な予感が外れているか、騒ぎになっていなければいいが……。
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拠点に戻ると俺の予感は外れていて特に誰にも呼び止められず、お昼ごはんの準備の手伝いに行った……。
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調理場ではいつも道理お昼の準備をしていた。
「ベン君!」
「すみません、遅れましたか?」
「まだ準備し始めたばかりよ」
「こっちの手伝いを頼む、ベン」
「分かりました」
サーモンさんの手伝いする……今日の朝から下処理をかなりこなしたからか包丁がスムーズに入って早めに終わった。
≪料理の熟練度が上がりました≫
≪魔物の鑑定情報に新鮮度が追加されます≫
≪有効にしますか?はい/いいえ≫
お…何か分からないが…とりあえずはいっと…。
「サーモンさん、終わりました」
「早いな…だがしっかりできているコックス」
「了解、みんな作るよ!」
「「「「「「おう!」」」」」」
ちなみに俺が下処理したのは午前中に狩ってきたラビーの上位種のラヴィーというラビーより一回り大きい魔物だった…。
お昼ごはんはラヴィー肉の野菜炒めと白ごはんで野菜炒めの味付けは残念ながら塩と胡椒だけだ……。
しかし、味は……
「うまいんだよな…」
「「美味しい!!」」
「でしょ~」
「今回はベンの下処理が上手かったから昨日より完成度が上がってるぜ」
「本当だ…」
やっぱり、下処理って大切なことだよな…。
……さて、腹ごしらえも済んだし、午後はまた1人で探索でも……。
「そこの君!」「そこのあなた!!」
……どうやら、俺の後ろで誰かが呼び止められているようだ……俺の勘が正しければ、十中八九厄介事に巻き込まれる感じだ…可哀想に……。
「何の騒ぎですかね?ビュッフェさん?」
「君だよ…ベン君」
「へ?」
振り返るといかにも漫画やゲームで出てくる勇者みたいな男(後ろに女を何人か連れている…)と鎧一式を着込んだ男達を侍らしている女が近づいて来る……。
……俺の予感は的中していたようだ……悪いことに……はぁ…。
遅くて、短くてすみません。
でも読者・ブクマ・評価・感想・誤字報告・メッセージに感謝しているので、許してください。
何でも…はできませんが頑張って次回はいつもより長く書けるよう努力します。
次回予告
こんな所に居られるか!俺はここから逃げるぞ!
次回も決闘スタンバイ!




