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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
イベント編
63/146

63

海回です。

水着はないぞ★

 拠点ではテントの移動が始まり、俺も出掛ける前に移動させておいた。

 どうやら、中央を大きく開けて通り道を作るようだ。

 観察しているとプレイヤーが近づいてきた。


「やあ、ちょっといいかな」

「?なんでしょうか」

「これから砂浜に行きたいけど、僕は戦闘系がからっきしでね、よければ連れていってくれないかな?」

「俺は構いませんが…弱いですよ?俺」

「僕より弱い人はいないさ、よろしく頼むよ」

「はい…そういえば名前を聞いても?」

「そうだったね、僕はレン…錬金術をメインに活動しているよ」

「俺はベン、特にこれと言ったものはないがよろしく」


 その後、俺達は砂浜に向かうために森に入った……。

 ・

 ・

 ・

 ・

 タロースがいるお陰で魔物が寄ってこない。

 実際ここら辺の魔物は大抵が温厚でこっちから攻撃しない限り襲ってこない。

 たまに熊の魔物が出てくるが襲ってこず去っていった。

 そんなこんなで砂浜に着いた。


「着いたな、無事に」

「海~」

「わ~い」


 ユーマとシーナが海を見た途端走り出す…。

 聞いた話によると浅瀬なら危険な魚の魔物は出ないようだ。


「あまり遠くまで行くなよ~」

「元気ですね…では僕も材料を集めてきます」

「はい、帰る時に声をかけますね」

「お願いします」


 そう言ってレンは貝殻や砂を採集し始めた。

 …さて、砂浜に着いたは良いが何をするか考えていないので、とりあえず砂で何か作るか……。

 ・

 ・

 ・

 ・

 途中でユーマとシーナも手伝ったり、周りに居たプレイヤーも手伝ったりして2時間で立派な城ができた!


「おお!!中々デカイ!」

「大きい!!」

「スゴい!!」

「やっぱりやるなら本気でやらんとな!」

「やりすぎだと思うんですが…まあ、楽しかったし良いか」

「そうそう、子供も喜んでるしね」

「でもこれどうするよ、明日には波でなくなっちまうぞ?」


 確かに…でもこんな立派な城を壊されたくないな…そうだ!


「それなら、オゾレスクさんいいですか?」

 シュンッ「なんじゃ、ベンよ…なんじゃこれは?」

「うを!?ベンは召喚士だったのか!?」

「あはは…そんなもんです……オゾレスクさんこれに"保護"をかけてくれませんか?」

「?まあ、良いじゃろう…"保護"これでちょっとやそっとでは壊れんわい」

「ありがとうございます、オゾレスクさん」

「…儂も作るかの……"操作"'砂'」


 そう言ってオゾレスクさんが手をかざすと砂が自由に動きしばらくすると、リアルな龍が城の周りを守るように体を寄せた。


「「「「「おお!!!!!!」」」」」

「うむ、中々のできじゃな後は…"保護"」

「スゴいですね…魔法ですか?」

「似たようなもんじゃ…暗くなってきたのぉ」

「そうですね…帰りますか」

「俺達も一緒に帰るぜ」

「後で掲示板に貼って自慢しよっと」


 帰る前にレンさんを探さないとな…。

 そう思って、周囲を探すと……。


「た!助けてーー!!!」


 レンさんが海で大きな黒いタコの魔物に捕まっていた。


「って!大丈夫か!レンさん!!」

「ありゃ…"オクタス"の"亜種"じゃねえか!!」

「そんなこと言ってないで助けるよ!!」

「でも、ここにいるプレイヤー全員近接型ですよ!!」

「なら!泳いで近づくぞ!!」

「「「「「うおぉぉぉ!!!!!!」」」」」


 何人かの男性プレイヤーが"オクタス"の"亜種"に近づくがタコより多い足?手?で捕まっていった……。


「バカ!なんの考えもなく突っ込むなー!!」

「何で脳筋しかいないのよ…うちのクランは…」

「う~ん…何か……あの"オクタス"の"亜種"おかしくありません?」

「え?…そうね、普通の"オクタス"なら捕まったらすぐに捕食するはずなのに」

「何か…遊ばれてる……」


 もしかするとこの"オクタス"の"亜種"も共存対象なのか?

 とりあえず、近づいてみるか……。


「すみません、ユーマとシーナをお願いします」

「え?あ、ちょっと!ベン君!?」


 泳ぎはそこまでに得意ではないが、そこまで深くないし足も着く…。

 まあ、案の定捕まったが…会話してみよう。


「~~♪♪」

「お~い、俺を捕まえた君~」

「?」

「そう、君だよ、しゃべれる?」

「な~に~?」

「おい、ベン話せるのか?」

「はい、ちょっと話しますね…君は何で俺達を捕まえたんだ?」

「え~と~、遠くから~面白そうな~ことしてたから~僕もまぜてほしい~の~」

「なるほど…今日は無理だが明日なら遊べるぞ」

「え~~~今日あそびた~い~」

「今日はもう暗くなるから俺達が危険なんだ」

「む~~本当に~明日あそんでくれるの~?」

「ああ!嘘はつかない、絶対に来るから」

「分かった~じゃあ~今日は~僕も帰る~~」

「「「「「「「ぬわぁぁぁぁぁぁ」」」」」」」

 ボッッッチャーーーーーン


 そう言うと急に離されて海に落ちた……口の中が塩っ辛い……。


「じゃあ~ね~」


 "オクタス"の"亜種"は去っていった………。

 そういえば名前を聞いてなかったな…明日聞くか。

 その後、体をオゾレスクさんに乾かしてもらって全員で拠点に帰った………。

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 拠点に戻るてすぐに調理班のビュッフェさんに呼ばれて夕ごはんを手伝った…。

 今日の夕ごはんは拠点班の注文で今日の午後に見つけた稲のような植物で作った白ごはんとビックボアのステーキだったが、白ごはんの方は完成度がCとなった。


「う~ん」

「こりゃあ素材の質が問題かもな…」

「どこかに高品質の"陸稲"は無いものか…」

「明日、探すしかないな」

「これでも美味しいですよ、十分」

「「美味しい!」」


 俺が感想を言うとユーマとシーナも感想を言った。


「そうだぞ、あまり悩んでも変わらんぞ!」

「そうね、ありがとベン、ユーマ君、シーナちゃん」

「俺は!?」

「あんたは食べれないでしょ、クラック…まあ、ありがとね」

「おう!」


 その後、昨日と同じく拠点防衛の分担を決めて(今回も3番目)テントに入って寝袋に入り眠りに着いた………。

ちなみに陸稲(りくとう)は稲です。


今回出てきたプレイヤー紹介+α


・レン(男性)

紫色の髪のヒュームで第1陣

錬金術ではかなり有名な人

クラン"クレアーレ"の幹部

本人の言うとおり戦闘能力は皆無である


・ビュッフェ(男性)

赤髪のダークエルフ(レアじゃないよ)第2陣

クラン"クレアーレ"に所属

"料理"と"調薬"のスキルを持っており

本人は"調薬"をメインにしている

リアルでは親の料亭をたまに手伝っている


・手伝ったプレイヤー紹介(分かりにくいから台詞付き)


・平助(男性)

「やっぱりやるなら本気でやらんとな!」

黒髪のドワーフ(第2陣)

第2陣のみで構成された

生産クラン"日曜大工"の幹部

脳筋集団のリーダー格


・平之助(男性)

「でもこれどうするよ、明日には波でなくなっちまうぞ?」

白髪のエルフ(第2陣)

平助とは会社の同僚で

同じクランに入っている

平助より頭が回るが体が先に動く直感型

ちなみにエルフなのに魔法・魔術を覚えず

近接型として動いている。


・紅蓮(男性)

「やりすぎだと思うんですが…まあ、楽しかったし良いか」

鳥人で緑色の羽毛(第2陣)

クラン"日曜大工"に所属(素材集め担当)

かなり人に流されやすく、優柔不断


・フィーフィー(女性)

「そうそう、子供も喜んでるしね」

猫人で体毛はオレンジ色

クラン"日曜大工"に所属(素材集め担当)

子供が好きでリアルでも保育士として頑張っている


・ジャーフィー(女性)

「バカ!なんの考えもなく突っ込むなー!!」

マミー種ユニーク科のホーリーマミー

建物を見るのが好きなのに幼馴染のフィーフィーに

誘われてクラン"日曜大工"に所属したが、

クランリーダーを押し付けられてリーダーになった


結構キャラクターが出てきたのでどこかでまとめたいと思っていますが、本編と分けて設定集にした方がいいですか?(露骨なコメント稼ぎ)


後、今回読みにくくてすみません…なにぶん初心者なので許して…許して…。


読者・ブクマ・評価・感想・誤字報告・メッセージに感謝!!

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