表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Modest freedom  作者: ハズカシダリア
イベント編
62/146

62

魔物との会話+α回です

 いきなり人と神が現れたにもかかわらず、"マラソンズダイナソー"達は驚きもせず横になっていた。


「ガガルはいるか!」

「Gaa!GaaaGaGGa?」

「ああ!そうだ!」

「Ga!」


 おっと、注意して聞いてないせいでエアベル様達の会話がよく分からなかった。


「エアベル様先ほどの方は?」

「ん?ああ…長の補佐をしているガガルだ」

「へ~…」

「Gaa、GaaGaGaGaaa」

「分かった、では行くぞベン!」

「あっはい…」


 ガガルさんを先頭に奥へ進むと赤色でかなり大きな"マラソンズダイナソー"が居た。

 とりあえず、今度は注意して聞いてみよう…。


「長よ!久しぶりだな!」

「ぉお!エアベル様ようこそおいでくださりました!して、そこの方は?」

「ベンだ!長に聞きたいことがあるらしい」

「どうも、ベンです、昨日から少しの間この島でサバイバルすることになりました」

「なるほど、私は私の種族の長をしております、長とお呼びください…して、聞きたいこととは?」

「はい、今日の朝にたまたま拠点にしていた場所にあなた方の襲撃に会ってしまいまして…厚かましいんですが、どうにかなりませんか?」

「ふむ……ベン様、エアベル様少々お待ち下さい」

「良いぞ!」

「はい、俺も構いません」


 長は群れの方に向かって話始めている……。

 正直、俺達が拠点とする場所を変えられればいいけれど、今からだと厳しいだろうからどうにかなってほしい……。

 ・

 ・

 ・

 しばらく話し合いをしていた長が戻ってきて話し合いの結論を言ってくれた。


「申し訳ないが、こちらもいつもやっていることを止めることはできません」

「そうですよね…じゃあ「ですが!」…?」

「エアベル様の"共存"を尊重するべきであり、我々も人と争うことは本望ではありません」

「俺もです」

「ですので、妥協案として拠点内に通り抜けられる道を用意してくだされば、そこを通らせていただきたいのです…もちろん、拠点を荒らさず通ります、どうでしょうか?」

「そうですね…少々、拠点のリーダーに聞いてきてもいいですか?」

「もちろん、構いません」

「なんだ?ベン、戻るのか?」

「はい」

「ならば、俺が送ってやろう!」

「あ、なら山に帰りたいです、仲間を待たせているので」

「分かった!では行くぞ!」


 またエアベル様に捕まれて視界が暗転しすぐに神殿の中に戻った。


「では、結論が出たら私の名前を喚べ!すぐに駆けつけよう!」

「分かった、では」


 そう言って神殿を出て雲の中に入り山を降る……。

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 雲の中を入って数分後、雲を抜けてシャルニー達と合流した…。


「おかえり~!どうだった~?」

「頂上には神殿があるだけだったぞ」

「へ~」

「守り神かしらぁ~?」

「とりあえず、拠点に帰ろう」

「りょうか~い」


 帰り道は下りのため行きより楽だった。

 ・

 ・

 ・

 山を降りて森に入ってしばらくすると奇襲ではなく魔物に出会った。

 姿的に"ゴブリン"だ…"コブリン"ではない。

 相手もこちらに気づいたのか警戒している…。

 そうだ!会話をしてみよう!今回のイベントではたぶん"共存"が関わっていると思うし。


「みんな、ちょっと待ってくれ」

「?なんで~」

「とりあえず会話を試みたい」

「できるんですか?」

「たぶんできる!」

「あらぁ?…まあ、いいわよぉ~」

「ありがとう」


 そう言って俺は両手を挙げながら"ゴブリン"に近づいた…注意しながら会話をする。


「俺はベン、君たちに危害を加える気はない」

「………」

「君たちはここで何をしている?」

「わ…我々はここで狩りをしている」

「なるほど、俺達はこの先の平野を拠点としているが問題ないか?」

「ない…が、我々の村に近づかないでもらえないか、村の仲間が怯えている」

「分かった、仲間に伝えておく…他に無いなら俺達は拠点に戻る」

「今は無い…がお前…ベンのことは村の者に伝えておく」


 と言って腕に着けていた布を渡してきた。


「これは友好の証だ、持っておけ」

「ありがとう、では」

「ああ」


 俺は"ゴブリン"と別れてシャルニー達の元に戻った。


「お兄ちゃ~ん何貰ったの~?」

「これは友好の証だってさ」

「と言うより話せる事に驚きです!」

「それは色々あったんだよ…色々と…」


 正直に神様から貰いました~何て言えないな…。

 その後、雑談をしながら拠点へ戻った……。

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 拠点に戻ると、ちょうど調理班のグリルさんに連れてかれた…昼ごはんの時間だったな…。

 ・

 ・

 ・

 昼ごはんはパンに今日の朝に釣り上げた魚と山菜を挟んだサンドイッチだ…確かドイツの料理だったっけ?

 初めて食べたが美味しい!完成度が高いから更に美味しい!!

 …昼ごはんをそこまでに、拠点班リーダーのクラックさんを探す。


「あ、居た…クラックさん、今いいですか?」

「ん?なんだい?」

「ちょっといい情報がありまして」

「ほほぉ…なんだい?なんだい?」

「それが…」


 そう言って俺は長の話を話すと…


「なるほど…分かった!他の拠点にも伝えて明日の朝までには作っておこう」

「お願いします」

「ああ!…拠点班!今から少々大仕事だ!集まれ!!」

「「「「「「おう!!!!!!」」」」」」


 とりあえず拠点の事は任せておこう…。

 午後はシャルニー達が拠点の防衛班にお呼ばれしているので、ユーマ達と一緒に砂浜に行くことにした………。

拠点護衛より拠点防衛の方がしっくりくるから修正してきます。


ちなみに普通の"マラソンズダイナソー"は青色で長は"トライアスロンダイナソー"という上位種です。


今回出てきたプレイヤー紹介


調理班の"グリル"(男性)

オーク種レア科のクッキングオーク

料理ができれば種族は何でもよく

ランダムを押して運良く生産特化の種族を引いた

しかし、その後共通言語を習得するのに

リアルで1ヶ月かかったが、

その後、生産クラン"クレアーレ"の

サーモンと気が合い、推薦を貰って所属している。

リアルでは1つ星店で1人シェフをしている。


読者・ブクマ・評価・感想・誤字報告・メッセージに感謝!!ヨーロッパに行きたい(願望)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ