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到着と探索回です。
その前に…前々回(56話)、リリーの種族をヒュームになっていましたが、エルフの間違いでした。
この場を借りて謝罪させていただきます。
すみませんでした。
では…本編をどうぞ。
外に出るとそこは海岸だった…ここがイベントの会場か…。
出てきた場所を見ると俺は遺跡?(もしくはダンジョン)から出てきたようだが、ずっと見ているとどんどん形が見えなくなっていく……。
しかし、近くとはっきり見えた……魔法かな?
「…とりあえず、シャルニー達に合流するか…」
手紙も送っておこう……。
送った後に海岸に沿いながら歩いていく………。
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しばらくすると、シャルニーから手紙が来た。
From:シャルニー
To:ベン
ただいま気絶中~
早く助けて~><
と言われてもなぁ…まだ誰にも会えないし…。
そう思っていると何人かが倒れていた……。
とりあえず一番近くに居たプレイヤーを揺すってみるか…。
トントン「すみません…大丈夫ですか?」
「………」
ゆらゆら「お~い」
「…ぅ……う~ん……」
「お?起きてくださ~い」
「…うん?ここは?」
「イベント開始の島…だと思いますが…」
「え!?じゃあもしかして…」
「たぶん遭難サバイバルなんでしょう」
「なるほどね」
「起きてすぐで悪いんですが…他の人も起こしましょう」
「そうね…とりあえず女性からお願いね」
「…?分かりました」
「男性プレイヤーに痴漢されないようにするためよ……できないようになってはいるけれど…」
「なるほど、分かりました」
指示通りに近くの女性プレイヤーを起こしているとシャルニーとリリーを見つけた…。
「お~い…起きろ~」ゆさゆさ
「う~ん……うん?あれ?お兄ちゃん?」
「そうだぞ、さっさと起きてリリーを起こしてやってくれ…俺は他のプレイヤーを起こすから」
「りょうか~い」
その後1時間もしないで近くに居たプレイヤーは起こせたが…どうやら全員4番の船に乗っていたプレイヤーのようで、他のプレイヤーの救助に行く人が何人かは海岸を歩いていった……。
残った人達で拠点が構えられそうな場所を探す班、食材を探す班、探索する班に分かれた…。
ちなみに俺達は食材を探す班に入った…。
「食材を探す班の人は必ず"料理"と"鑑定"のスキルを持っている人を入れてくださーい!」
「日が暮れる前に一旦ここに集まります!!」
「魔物にも気を付けてください!!」
「では!!お願いしまーす!!」
俺達の班にはシャルニーとリリー以外にも魔術使いのククルフさん(男性)と僧侶のフィールさん(女性)が入った…。
「よろしくねぇ~」
「傷は治しますので遠慮無く言ってください」
「お願いしま~す」
「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします」
「じゃあ、行くわよ~」
「さんせ~い」
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森の中はそこそこ光が漏れている…そうだ!
「すみません、従魔を出してもいいですか?」
「ベンさんは従魔士なんですね、構いませんよ」
「あたしもいいわよ~ベ・ンく~ん」
「あははは…ありがとうございます…ミーミル出ておいで~」
シュンッ「きゅ?きゅ~!」ピョン
どし「うお、よしよしミーミル食材を一緒に探してくれるか?」
「きゅ!」
「あら!かわいい」
「ラビーね、触って良いかしら?」
「食材探し終わった後でいいですか?」
「いいわよ~」
クンクン「きゅ!」
ミーミルが何か見つけたらしくピョンピョン跳ねながらそこに向かっていった…。
「何かを見つけたようですね、着いていきましょう」
「分かりました」
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ミーミルに発見してもらい"鑑定"で安全を確認してから採集していったおかげでカバン一杯に取れた…。
ちなみに途中で何回か魔物が出てきたが…俺が目視する前にはシャルニーの矢とククルフさんの風魔術によって倒されていった……やっぱり俺…この中で一番弱いかも…。
「ミーミルありがとな」
「きゅ~~♪♪」
「後で一杯ごはんを出すからな~」
「きゅ~~♪♪♪」
「仲が良いんですね、ベンさんとミーミルちゃん」
「まあ、いつも助かっていますから」
「カバンも一杯だし~帰ろ~」
「そうねぇ~もうそろそろいい時間ね」
マップには今まで歩いてきた道だけが表示されているからここから真っ直ぐ合流地点に向かった……。
ちなみにプレイヤーの見た目について
シャルニーは緑色の髪に魔鉄鋼の軽装を身に纏っており、魔鉄鋼の弓を装備しています。
リリーは鉄の軽装を身に纏っており、魔鉄鋼の双剣を装備しています
ククルフはピンク色の髪に明るい赤色のローブを身に纏っており、魔法のステッキを装備しています。
フィールは黒髪で僧侶専用の修道服を纏っており、魔鉄鋼のメイスを装備しています。
さらに、リリーとベン以外の班員は全員第1陣です。
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…必要なのは私の感謝したい事と14の言葉である…。