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リアルその3回です。
「それにしてもお兄ちゃん」
「なんだ?」
「今MF内では何してるの?」
「そうだね、僕も気になるよ」
「今はとりあえずウノの町に戻って家を買った」
「「家!?」」
「ああ、一応MFの子供を守れるように家をね」
「家って結構するんじゃないの?」
「そうだね、僕たちの所属するクランでも拠点を構えるためにこの前…CMで写っていたドラゴンを討伐したんだよ」
「まあ、家って言っても一般家庭が住める位の大きさでたぶんそこまで金もかからなかったし」
「なるほどね…ちなみに金額は?こっちは王都に構えたから白金貨5枚だったよ」
「うひゃ~…こっちは大金貨45枚だったよ」
「え…」
「…大輝……」
「ん?どうしたの亮兄さん?」
何故か呆れた顔で俺の名前を呼ぶ亮兄さん…。
…なんでだ?
「いや…お兄ちゃん、それってつまり白金貨4枚と大金貨5枚ってことなんだよ…」
「マジか…」
「…まさか1人で払えるなんて……」
「…てことは…」
「…うん、かなり良い立地の家を買ったんだよお兄ちゃんは…」
「……」
なんというか…うん…高い買い物をしたんだなぁ…確かオゾレクスさんが言うにはまだ有り余っとるって言ってたっけな…本当に億万長者だよ…。
この後も、あれやこれやと兄妹で話していたら6時辺りで母さんが帰って来て、少しした後夜ごはんが出てきた。
ちなみに、今日のごはんは回鍋肉を山盛り出てきた…。
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「「「ごちそうさま!」」」
「お粗末様でした…皆、ちゃんと勉強した?」
「もちろん!」
「しっかりと!」
「やったよ、母さん」
「なら良し、あまりゲームに夢中にならないように」
「「「は~い」」」
皿を片付けて、兄妹揃って自分たちの部屋に戻って行った……。
さてと…もう20時だしやることもやったしMFをするか……。
VMDに入って起動させて…目をとじた……。
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・
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「ベン様、おかえりなさいませ」
「ただいま、エアリさん」
「MFの運営から手紙が届いております」
「へ?」
間抜けな声と同時に目の前にインターフェースが出てきた…なになに……。
From:運営
to:ベン様
Modest freedomを遊んでいただきありがとうございます。
今回はCMの件について事後承諾ではありますがお知らせとお詫びのアイテムを送らせていただきます。
CMでは一応顔を見えないように配慮しましたが、もしも嫌がらせなどの被害に遭われました場合、GMに通報していただければ対処させていただきます。
なお、今回のアイテムは被害に遭われましてもアイテムは貰えないことをご了承下さい。
今後もModest freedomをお楽しみ下さい。
≪ベンは魔導カメラを手に入れた≫
【魔導カメラ】
課金アイテム
魔力を使うことでストックしている
紙に写すことができる
ちなみにプレイヤーを撮る場合は
許可を取らないと写れない
ストック:紙×50
「おお、課金アイテムか…確かにこのようなゲームにスクショは無いもんなぁ…」
「喜んでいただいてありがとうございます」
「はい、こちらこそありがとうございます」
「では、Modest freedomを始めますか?」
「はい、お願いします、エアリさん」
「はい、それでは行ってらっしゃいませ……」
いつものように視界が暗転していった………。
ちなみにTime
・CMに写っているプレイヤーに課金アイテムが送られています。
・MFには色々課金要素はありますがバランス崩壊を起こすアイテムはありません。
・MF内のお金について
-銅貨10枚→大銅貨1枚
-大銅貨10枚→銀貨1枚
-銀貨10枚→大銀貨1枚
-大銀貨10枚→金貨1枚
-金貨10枚→大金貨1枚
(一般家庭が1年間暮らせる)
-大金貨10枚→白金貨1枚
-白金貨100枚→大白金貨1枚
(最後の貨幣レートはあまり使うことが無いから100枚となりました)
以上、ちなみにTimeでした…。
作者は常に右斜め前に進みながら読者・ブクマ・評価・感想・誤字報告・メッセージに感謝しています。
もしも左へ行ってしまうと"謎の場所"に飛ばされてSAN値チェック 100D3/100D5になります。