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とりあえずまとめ回です
…そりゃね…俺だって何となく分かってたよ…うん
まあ、メタいけど、そういうケースってたまにあるけど…実際あるのか…。
「不味いですよね…これって……」
「不味いどころじゃないわよ…」
「とりあえず…気づかなかったことにします?」
「………そうしましょう…お3方もそれでいいですか?」
「ええ…それで恩を返せるのであれば…いいわね2人とも」
「「は!」」
そんなこんなで応援の兵士に後の事を任せて、俺達はとりあえずマリーナ家の屋敷に帰った…。
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屋敷に戻り、獣人の子供2人と3人の身なりをきれいにしている間に俺とルベリルさん、そして……。
「…あの…どちら様で…」
「ああ、自己紹介が遅れたね、私はアスペン・クレシルーク、まあ、クレシルークとしか今は名乗れないが、気軽にクレシルークと呼んでくれ」
「そうね、ベン君、あまり緊張しなくていいわよ」
「そう言われましても…そう言えば何故クレシルークさんがここに?」
「まあ、ベン君には関係ないの事とお願い事があってね…先ずそっちから片付けよう」
「お願い事?」
「ああ、と言っても君の近くにいる2人の獣人についてさ」
「?施設に預けますか?」
「いや、すまないがその子達を施設に入れることは危険なんだ、だから君に保護してもらいたいんだ」
「「??」」
2人を見るが、よく分かっていないようだ。
「危険って何故ですか?」
「ああ、実はその子達の種族は厳密に言うと獣人ではなく、神獣の類いなんだよ」
「神獣?」
「神獣っていうのは、神々の加護を生まれてすぐに受けた獣人のことで、厄介なことに欲しがる組織が多いんだよ」
「でも、俺は弱いですしプレイヤーなので長い間見守れないかもしれませんよ」
「確かにそうかもしれないが、プレイヤーは私たちより早く成長すると聞く、さらに、ベン君にはオゾレクスさんや魔導ゴーレムが居るからこちらとしても心強いんだ、それに…」
「それに…何ですか?」
「この子達も君になついているようだしね」
そう言えば、ずっと俺から離れていないけど…
本当に良いのかなぁ……。
そんな話をしていると、ドアがノックされた。
「ルベリル様、お客様達の準備ができましたのでお連れしました」
「ありがとう、ゲイツ、入ってください」
ゲイツさんがドアを開けてどうぞと促されて、3人が入ってきた。
お風呂に入ったお陰で3人とも髪の艶が戻り、身だしなみもそれっぽくなっている…。
「ルベリル様、ありがとうございます」
「「ありがとうございます」」
「あ、いえ、当然のことですので、頭をおあげください」
「そうですか…」
その後は本当に俺に関係の無い話をクレシルークさんたちがしていたので、ミーミルを出して子ども達を遊ばせた…。
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「では、そう言うことで」
「はい、少しの間お邪魔します」
「それでは、ルベリル伯爵失礼したね」
「いえ、陛下もご足労ありがとうございます」
結局、城に入れてしまうとややこしくなるので、しばらくの間はマリーナ家の屋敷に泊まることになった…。
その後、夕食は歓迎会と祝賀会、俺の出立祈願を合わせた豪華な食事で正直見たことの無い料理が並んだ…それぞれ独特な味ではあるものの美味しく食べられた…。
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食堂での食事の後は少しだけ談笑して子ども達と一緒に部屋へ戻った…。
このふかふかなベッドで寝るのも最後か…、思えば1人で寝るには広いから全員で寝てもまだ少しだけ広い……。
明日にはここから戻って次の日にはサバイバルか…この子達はどうしようか、そんな事を考えながら目を閉じた………。
遅れて、さらに少しだけ雑ですが
そろそろ2章を閉じて
3章にイベント編にします。
(この小説行き当たりばったりです)
(過度な期待をしても何も出ません)
読者・ブクマ・評価・感想・誤字報告に感謝!!