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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
コウゾリア共和国編
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のんびりリアル(昼)とゲーム(朝)回です。

素晴らしくのんびり回

 その後、日がくれるまでとりあえずという事で基本魔術を一応覚えてみると…。


≪基本属性魔術を全て覚えました≫

≪統合しますか?(統合後は熟練が0からです)≫

≪はい/いいえ≫


「統合した方がいいですか?」

「そりゃそうじゃ、あまり使わん属性の魔術も伸びていくことになり、さらにその上位の"基本属性魔術(全)"もいずれ習得できるのじゃ」

「なるほど、じゃあそうしますね」


≪統合します…≫

≪スキル"基本属性魔術(全)"に統合しました≫

≪スペル:プチファイアを忘れました≫


「スペルって忘れるんですね」

「じゃが直ぐに思い出すじゃろう、さてそろそろ屋敷に戻るかのぉ」

「はい!」


 …今思ったが、実際…外に出なくていいんじゃ…。

 とりあえず、オゾレクスさんを本に戻した…。

 ・

 ・

 ・

「おかえりなさいませ、ベン様」

「ただいま戻りました、ケイルさん」

「もう少ししましたら、夕食となりますので

 食堂にご案内します」

「分かりました、お願いします」


 ケイルさんに連れられて食堂に着いたが、

 まだ誰も食堂に居なかった。

 まあ…早いからな……いつもの位置に座った。

 しばらくして全員が席に着いた。

 今日の夕食はトーメスパゲッティだった。

 トーメはトマトに似た味で少し甘い植物系の魔物だそうだ。

 ミーミルはリンごを欲しがっていたので、頼んで用意してもらい、それを美味しく食べている。


「それでルベリルよ、研究が上手くいっているのか?」

「お父様、それがお爺様のお陰で完成したのよ!」

「おお!それは良かった!これでようやくお前の研究が実ったのだ!」

「はい!これからも精進します!」

「そうだったんですか、良かったですね!ルベリルさん!」

「ベン君もありがとう!」

「ならば、明日の夕食はいつも以上に豪華にしよう」

「そうね、ベン君の出立とルベリルの研究を盛大にお祝いしましょう」


 そうして、今日も楽しい会話が食堂を満たした…。

 少しして部屋に戻りふかふかのベッドに寝ころんだ。

 明後日には、もと居た大陸に戻って直ぐにサバイバル生活だ…。

 そう思いながら、ふかふかのベッドに体を預けた。


≪Modest freedomを終了しますか?≫

≪はい/いいえ≫


「はい、ふぅ~…まだ昼前かさっさと下りよう」


 どうやら、亮兄さんは既にログアウトしていて、昼御飯の用意している。


「兄さん、皿運んどくね」

「ああ、お願いするよ」


 ちなみに、美希が下りてきたのは配膳がちょうど終わった時だった…運のいいやつめ…。

 今日の昼御飯は塩ラーメンにチャーシューを乗っけたものだった…。


「そう言えば、兄ちゃんイベント一緒に回る?」

「あー、すまん、先約がいてその人と一緒でいいか?」

「別にいいけど~どんな人~?」

「それが今日の朝たまたま会って同じゲームしているから一緒にってな感じで、俺と同い年で名前は確か…」

「え~、もしかして忘れたの~兄ちゃんひど~い」

「いや、ハーフの名前で…そうだ!高月・アレクシス・百合(リリー)だ」

「ん?それでプレイヤーネームと種族は~?」

「プレイヤーネームがリリーで種族はエルフだったな」

「おや?リリーってもしかして…」

「あ!聞いたことあると思ったら亮兄さんのクランの人じゃん」

「そうかだから、リリーがリア友と遊ぶからイベントを一緒に回れませーんって言っていたのか」

「てことは、亮兄さんのクラン名って"頂"?」

「そうだよ」

「リリーと回れるなら私も行く~」

「分かった、まあ明日の朝もしかしたら会えるかも知れないから、美希も一緒に明日のランニングするか」

「する~♪」

「なら早めにログアウトしろよ~」

「僕も早く終われるようにするよ」


 そんなこんなで色々計画を立てながら昼御飯を食べた…。


「「「ごちそうさま」」」

「じゃあ、先戻るね~」

「大輝も先に行っててくれ」

「う~ん…分かった、ありがとう亮兄さん」


 そう言って、部屋に戻る…。

 やることは朝にやっておいたので、早めにログインするか……VMDに入ってMFを起動させ、視界が暗転する…。

 ・

 ・

 ・

 暗転から目が覚めるといつも真っ白空間が広がっており、エアリさんがいた。


「おかえりなさいませ、ベン様」

「早速、Modest freedomを始めますか?」

「はい、お願いします、エアリさん」

「かしこまりました、行ってらっしゃいませ」


 エアリさんに見送られて視界がまた暗転する…。

 ・

 ・

 ・

 目を覚ますとベッドの天蓋が見える。

 カーテンを開けると外はまだ暗く月もまだ顔が出ている…。

 やっぱり早かったか…まあ、ゆっくりするか…。

 外に出て、昨日のようにメイドさんに洗面所に行って顔を洗い、部屋に戻ってベランダから庭を眺める…。

 庭の向こうには城下町が広がっており、城が右側(町からしたら中央から少しだけ北)にある。

 …実際住みにくそうだよな…城って……。

 そんな事を考えていると地平線の向こう側に日が顔を出してこちらを照らす…。

 さて、今日は防具を取りに行こう……。

作者は日の出を見てませんが、

昨年見たので十分です。

今年もやる気次第で頑張ります!

ちなみに、感想・ブクマ・評価etc

ありがとうございます。

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