41
魔法を覚えよう回です。
…あ~あ、久しぶりに柄でもないことをよくもまあしてしまったなぁ…。
まあ、後悔はしてないし問題ないか…。
「ベン君、どうしたの?なんだか人だかりがあったけど」
「え?まあ、何でもないですよ…そろそろ屋敷に戻りますね」
「ええ、そうしましょうか」
1日中あの中に居たら人に酔いそうだ…。
そう思って魔術ギルド本部を後にする…。
・
・
・
屋敷に戻ってもまだ日が真上のあり、何をするか考えているとオゾレクスさんが出てきた。
シュンッ「ベンよ暇であろう?」
「え?まあ、そうですね…なんかありませんか?」
「何、ベンは魔力操作をもっておるのじゃろ?ならば、儂の魔法をいくらか覚えてみんか?」
「えーっと、じゃあお願いします」
「うむ、ではルベリルに許可をもらってこうよかのぉ」
そう言ってオゾレクスさんが消えると同時にルベリルさんの叫ぶ声が響いた…。
まあ、誰だって驚く、俺も驚く…。
・
・
・
オゾレクスさんと庭に出たが、やはり広い…。
色々植木もあるがそれでも広い…。
「それで、何をするんですか?」
「そうじゃのぉ…、"禁忌魔法"でも覚えておくかの?」
「いやいや!そんな名前からして危なそうな」
「まあ、確かに危険じゃ、何せ神罰が下るものもあるが…お主ならいいじゃろう」
「なんでですか!」
「じゃが…"禁忌魔法"の始めに覚える"ドレイン"は便利じゃぞ、それに禁忌とは言われておるが、"種族魔法"を他種族が使えるように組み換えただけじゃ、ホレ、手を出してみよ」
「ええ……分かりました、覚えますよ…」
そう言って右手を差し出した。
オゾレクスさんの手と繋いで魔力が送られる感じがした…。
≪禁忌魔法の習得許可を届けています≫
≪…全許可を得ました≫
≪ユニークスキル禁忌魔法を習得しました≫
≪スペル:ドレインを覚えました≫
≪スペル:死滅弾を覚えました≫
≪スペル:種族転生(全)を覚えました≫
≪スペル:黄泉送りを覚えました≫
≪スペル:精神操作を覚えました≫
≪スペル:神降ろし(全)を覚えました≫
≪主神の許可を得ました≫
≪スペル:封印を覚えました≫
…なんか…ええ…なんで……
「どうじゃ?覚えれたかのぉ」
「…」
「?ベンよどうしたのじゃ?」
「…ああ…ええ…はい……覚えました」
「おお!よかった、"ドレイン"ぐらいは覚えたじゃろう?」
「いやあのー、色々覚えました、何か神から許可を貰ったらしいです…」
「…は?」
「しかも、何か凄そうな"封印"を覚えました…」
「"封印"じゃと?聞いたことがないが…」
「たぶんですけど、主神の神様が自身に施して他の神でも解けなかったやつですよね…これ…」
「………」
…誰か…この状況を説明してくれ……。
そう思っていると目の前が歪んで、10代ほどの女の子が現れた…誰?
「私は魔術・魔法を司る神イシス・ミール
技術を司る神ウノス・ミールのお姉ちゃんさ~」
「ええ…もしかして…」
「そうね、困っていたみたいだし、説明しとかないと危ないからね~」
「あ、ありがとうございます、イシスs「イシスって呼んでね~」…イシス」
「うんうん、じゃあ説明するね~
まず、禁忌魔法って一応、私の許可が必要なんだよね~
さらに~その"封印"って言うのは、君の思っている通りで~主神の使っていた魔法で~対象を君が主神と出会った時の空間に封印させるんだよね~」
「まあ、使いそうにないですね」
「そうだね~でも使った場合~あんな空間に神族以外が入れば、狂って死んでしまうから気を付けて使ってね~"封印"を解除してもあの空間ってほぼ一方通行だからもし誤って自分に使ったら神族の誰かを喚んでね~誰でも行けるくらい神族って暇なんだよね~、そう言うことでバイバ~イベン君~♪」
「あっはい、ありがとうございます、イシス」
別れの言葉を告げてイシスはまた空間を歪めて消えた…。
≪神の許可を得ました≫
≪ユニークスキル"降臨"を覚えました≫
≪全ての神族の許可を得ました≫
≪ユニークスキル"降臨"の熟練度が最大になりました≫
ええ…マジかよ…。
「カッカッカ、まさか本当に神を喚び出すとはな」
「まあ、それもそうですが…」
「?どうしたのじゃ?」
「いや…オゾレクスさん、"降臨"ってスキル知ってます?」
「ああ、知っておるが…どうしたのじゃ?」
「実はさっきそのスキルを覚えました」
「ほぉ…まさか…」
「はい…全ての神族から許可を貰いました…」
「………」
「………」
「仕方ない…他の魔法の練習をするかのぉ」
「…そうしましょうか…」
嬉しいけど…多すぎだぜ……。
はい…全ての神族を喚べます。
なお、魔法の方はMPの消費量が多くて使えないものが多いです。
シカタナイネ…。