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暗転してからしばらくすると、そこは森のなかだった。
「確か、初期リスポーン地点はランダムで、多くは広場や神殿内部だったはずだけど、これはハズレだな、まぁ幸い、マップがあるから迷わんか」
ガサガサッ
「!?、モンスターか?」
よしここは、火で黒焦げに…あっ!
「そうだ!ここは森だから火はあぶねぇ」
まずいまずい、どうするか、力はまだ7だが、守が42はあるから闘えr…
「そこにいるのは誰だ!」
「へ?」
「む?なんだ、冒険者か」
突如表れたのは、いかにも力が強そうで、大きな剣を持った赤髪の男性だった
「あ、えーっと」
「おお、悪いな俺はルーガス、Cクラスの冒険者だ」
「あ、お、俺はベン、気付いたらここにいた、これから近くの町に行きたいんだが…」
「そうか、よし俺が町に連れてってやるよ、ちょうど帰るところだったしな」
「まじ!ありがたい!」
「そうと決まれば、さっさと行くか」
そういうと、ルーガスは振り返り歩いていく、俺もついていこう。
―15分後―
「なるほどな、そりゃあぶねぇわ」
「そうなんだよ、もうちょい使いやすい風か土にすれば良かったぜ」
「そうだな、その方がここで活動しやすいだろうよ。だが、あまりステータスを他人に言うのは、あぶねぇから、あまり話すなよ。」
「ああ、そうするよ」
「お、町の入り口が見えたぜ」
「うわっ、でっけぇ門だなこれは」
話ながら時間を潰していると、5m程の大きな門が見えてきた、そこそこ人が並んでいる。
「この時間帯は、混みやすいが、まぁ、俺が話を通して来てやるよ、ついてきな」
「ありがとう、助かるよ」
「へへっ、いいってもんよ」
そういって並んでいる人の横を歩いていると、ヒュームが多いがエルフやドワーフ、獣人が並んでいた。
ルーガスが門の近くにある小屋にはいったから、俺もついていくとルーガスが、
「おーい、フラントはいるかー、プレイヤーが来たぞー」
「そんなに声を大きくせんでも聞こえとるわ!」
「へへっ、怒るなよ怖がられるぞ、ほら、ベンこいつが、フラントだ」
ルーガスが指さすと、その先にいかにも門番という感じの男性が出てきた。
「久々にプレイヤーが外から来たか、ようこそウノの町へ、私はフラントここで門番をしているものだ、よろしく」
「はい、ベンです、よろしくお願いします」
「フラントさっさとしてくれよ、ベンを冒険者登録しなきゃなんねんだからよぉ」
「わかっている、すまないがこの水晶に手を触れてくれ」
そういうと、フラントは水晶を机の上においたので、触れてみると水晶に反応はなかった。
「よし、ルーガス連れていってもいいぞ」
「ありがとよ、ベン行くぞ」
「え、ああ、わかった、フラントさんありがとうございました」
「ああ、構わんよこれも仕事だから、困ったことがあれば、俺かルーガスを頼ってくれよ」
「はい、分かりました」
そう言って、小屋を出てルーガスについていく。
門をくぐると、西洋風の建物がたくさん並んでおり、結構人が多く先の方に大きな噴水があった。
「さっさと、ギルドにいって登録するか」
「ああ、そうしよう」
―20分後―
しばらくすると、2階建ての大きな建物が見えた。
「ここが冒険者のギルドだ、でけぇだろう」
「ああ、思っていたよりでかいな」
「へへっ、そうだろうよ、さぁってと入るか」
そう言って、ギルドに入っていく、ついていこう。
初期リスポーン地点は、ランダムです。
他にも、平原や謎の場所がありますが、
モンスター系を選んだ方は必ず外に出ます。
更に、神話生物は確定で謎の場所です。
ステータスは、変化がないので書きません。