3
戦闘回とお約束的なアレ
「戦闘チュートリアルを開始します」
すると、真っ白い部屋があっという間に、平原へと変わった。
「おお、すげぇ~」
「戦闘チュートリアルでは、先程手にいれたスキルの杖と火魔術が練習できます。どちらからしますか?」
「じゃあ、杖から、お楽しみは最後にしよう」
「かしこまりました、それでは」
すると、なにもない空間から、案山子が出てきた。
「こちらの案山子に、杖で攻撃してください」
と言うと、俺の手にいつの間にか杖が握られていた。攻撃前に、杖を鑑定しよう、鑑定っ。
【初心者の杖】
耐久:∞
握りやすく、壊れない、初心者のための杖
誰でも持てて、耐久力以外の特徴はない
なるほど、インターフェースが出てくるのか、まぁ、さっさと攻撃するか。
「えいっ、やあっ、とぉりゃっ」
すると案山子の上にバーが表示された。
「案山子の上にありますバーはHPを表しています」
「なるほど」
ちなみにバーは、3回攻撃しても3分の1削れた位だ、やはり力:5だからか、ついでに案山子も鑑定しよう、鑑定っ。
藁の案山子
HP:7/10
MP:0/0
基本能力値はレベルが足りません
説明:ただの案山子ですな。
なるほど、 鑑定のレベルが足りないか、まぁいいや、攻撃攻撃っと、
「はっ、せいやぁっ、このっ………とどめっと」
≪Exp1を習得しました≫
≪パンパカパーン、レベル1になりました≫
≪力が1上がりました≫
≪鍛練により更に、力が1上がりました≫
ほぉ、鍛練は、パッシブスキル系か。
「おめでとうございます、次に火魔術についての説明をしたいのですが、よろしいですか?」
「あ、はい、お願いします」
「かしこまりました、では2通りありますが1つめは、口で唱えることで発動します。2つめは、インターフェースのスキル欄から選択していただく方法です、案山子に向かってお使いください」
すると、また、案山子が表れた。
「分かりました」
口で言った方が早そうだな、えーっと、最初のあるのは、これかな、杖をかざしてみるか。
「プチファイア」
すると、杖の先から拳より少し小さい火が案山子に向かって、まっすぐ当たった。
火は瞬く間に燃え上がり倒れた。
≪チュートリアル中のためこれ以上は、Expを習得できません≫
MPを確認すると2程減っていた。
「HPとMPに関してですが1分に1/10回復します、端数は繰り上げです」
「あっはい、ありがとうございます」
「以上でよろしいですか?」
「はい」
「それでは、他にご質問はないですか?」
「えーっと、あ、招待コードはどこでいれますか」
「招待コードですね、こちらのインターフェースにコードをいれてください」
ささっと、打ち込む、何がもらえるかな?
「コードを確認しました。こちらをどうぞ」
≪選べる生産道具セットのチケット×1を取得≫
「そちらのチケットから選べる道具は、ベン様の習得しているスキル状況によって変わります。ただいま持っている生産系スキルがないため、選べないようになっています、ご注意ください」
「はい、分かりました」
「他にご質問はありますか?」
「あ、えーっと、あのー、ナビゲイターさんの名前って聞いてもよろしいですか?」
「いえ、名前は、特にありませんので、つけていただいてもかまいません」
「え、えーっと」
命名か、難しいなぁ、う~ん。
―40分後―
「決まりました、エアリでいかがですか?」
「ありがとうございます、今後はエアリとお呼びください。」
≪パンパカパーン、ナビゲイターに名前をつけてくださり、ありがとうございます≫
≪今後は、あなた様の専属サブGMとして動きます≫
≪称号:エアリの祝福を手にいれました≫
称号:エアリの祝福
住民好感度:少アップ
説明:ナビゲイターに名前をつけてくれてありがとう、これからも、よろしく。
「はぇ~、称号ゲットか、ありがたい」
「他にご質問はないですか?」
「はい、もうないです」
「かしこまりました、それでは、Modest freedom世界へいってらっしゃいませ…」
そして、目の前が暗転した………。
ステータスについてはあとがきに記載します。
ステータス
レベル:0→1
名前:ベン
種族:ヒューム
基本能力値
HP:62/62
MP:72/72
力:5→7
守:42
速:22
知:39
精:11
運:49
スキル欄
鑑定 言語 杖 火魔術
ユニークスキル
鍛練
称号欄
エアリの祝福