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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
ゲーム開始編
25/146

25

激闘?のダンジョン後半戦回です

長いのが出来ました。

 中に入ると、小さな空間に出た、木の机と木の椅子があり、椅子には骸骨が座っていた…。

 どうやら、ここで息絶えたようd…。


「ん?なんじゃ?誰じゃ?…なんじゃヒュームか…」

「ふぁ!?」「きゅ!?」

「む?儂がどうした?…ああ、そうか、ワイトじゃったわい、それはすまんのぉ…」

「え、あっはい、大丈夫…です、えーっと、とりあえず自己紹介しますね」

「ほぉ、なかなか肝が据わっておるな」

「あ、いえ、驚いてはいますが、敵ではなさそうですし…」

「まあ、そうじゃな、別に戦う理由が無いからのぉ」

「えーっと、では、改めまして、俺は冒険者のベン、こっちのラビーはミーミルです」

「きゅ~!」

「カッカッカッ、ベンにミーミルか、儂はオゾレスク・マリーナ、生前はヒュームで魔法使いをしておったが、今ではダンジョンに住み着くワイトじゃよ」

「へー、ダンジョンで死ぬとワイトになるんですか?」

「いや、ダンジョンに呑み込まれる、じゃが、儂は禁忌の魔法でワイトに変わったんじゃよ」

「そうなんですか、ん?あれ?そう言えば、魔術ギルドのギルドマスター長の家名って…」

「む?なんじゃ?ギルドマスター長は儂のことじゃが?」

「え?でも、今のギルドマスター長の名前はルベリルって方でしたよ」

「おお!ルベリルか!そうか、そのルベリルは儂の孫じゃ」

「そうなんですか!?でもなんでここに、あなたが?」

「いや、何、ちょうど魔導ゴーレムができたからここに来て居ったのじゃが…」

「?なんです?」

「いや~、魔導ゴーレムが誤作動で人を襲ってしまっての、いや~あの時は危なかったわい、カッカッカ」


 骸骨が笑うと、本当にカタカタ揺れるのか…。


「いや、笑い事じゃないですよ、俺も今さっき襲われましたが、強くないですかアレ」

「そりゃそうじゃな、なんせあれは、魔法に強いミスリルで、核が大きく、空気中から魔力を集めて動きおる。ダンジョン化したせいで空気中の魔力は尽きることがないため、アレはずっと動き続けるぞ」

「それじゃあ、今の僕じゃ倒せませんよ、どうすればいいんですか?」

「そうじゃな…、コアさえどうにかできれば止まるやもしれん…」


 う~ん、コアか…どう考えても打撃戦じゃ無理があるし、コアだけ分離できればなぁ…ん?


「どうした?何かいい案が思いついたのか?」

「え、あっはい、オゾレスクさんってすごい魔法使いなんですよね?」

「そうじゃ、これでも世界一の魔法使いと言われたものじゃ…、懐かしいのぉ」

「懐かしんでいるところ悪いんですが、空間魔法って使えます?」

「そりゃ使えるわい、なんせ空間魔法は儂の先天性の魔法じゃ」

「そうなんですか、ならあのゴーレムからコアを取り出せば…」

「そうじゃ!それじゃ!よしそうと決まれば行くぞ!ついてこいベンにミーミルよ!」


 そう言うとオゾレスクさんは出口へ向かった、俺たちもついていこう。

 ・

 ・

 ・

 オゾレスクさんについていき、また魔導ゴーレムと対峙した。すると、オゾレスクさんからものすごい力を感じた。なんか、すごく禍々しいそう言えば、オゾレスクさんってワイトって言ってたな、ちょっと鑑定してみよう。


【魔を極めたワイト】

 魔術・魔法を極め、禁忌すら使うワイト

 ただのワイトやドラゴンより知と精が高い

 しかし、それ以外はただのワイトと同じ


 …………何て言うか……うん、なんとなく分かってはいた。そりゃそうだよ、だって魔術ギルドマスター長のお爺さんだもんな、そりゃユニーク化してるよな……はぁ。

 そんな事を考えている間にオゾレスクさんが魔法を使った。


「ゆくぞ"引き寄せ"!」ドスーーンッ

「侵入…者………ハイ…ジョ……」


 あっという間だった…、オゾレスクさんの近くには、およそ50cmの大きな魔核があり、その持ち主であった魔導ゴーレムは静かになっている。

 HPバーも表示されていない、やったか?


「うむ、これはすごいものじゃ、確か最初は20cmのコアだったんじゃがな」

「そうなんですか?とりあえず調べますね、鑑定っ、!?」


【コア(極大)】

 自然界ではドラゴンと同等の魔力を持ち

 ダンジョンで放置されていたためここまで成長した

 MP自然回復(極大)があり、MPが尽きることはない

 更に、コアは生半可な攻撃では破壊できない。


「どうしたのじゃ?…ほぉ、これは…すごいのぉ」

「いや、これはまともに戦っていたらそれこそ、俺もワイトになっちゃいますよ」

「カッカッカ、その時はワイトの先輩として、ワイトのことを教えてやるわい」

「遠慮します、それより、これどうします?ゴーレムもボスだから倒さないと…」

「そうじゃな…、魔物と化しておるからのぉ」

「そうですよね…」


 魔物か…、ん?そう言えば…。


「"従属化"」

≪ボス:魔導ゴーレムが従属化しました≫

≪名前をつけてください≫

「あ、できた…ええええええええ!!!???」

「なんじゃとおおおおおおおおおお!?」

「きゅ?」


 嘘だろ、マジかよ、いや、仲間にできたら強いだろうなと思って、冗談半分でやったが、マジかよ、ボスを仲間にしちゃったよ。


「そうじゃ……そうじゃった、なるほどのぉ」

「?どうしたんですか?オゾレスクさん」

「思い出したわい、従属化は普通の魔物にしても、相手の抵抗力で拒否されるんじゃが、ゴーレムも魔導系の魔物じゃ、最初からコアを入れる前に従属化をすれば、起動する前じゃから、すんなり従属化できるのじゃ」

「へー、って、従属化の事知ってるなら何で暴走する前にしなかったんですか!」

「仕方ないじゃろ、儂じゃって慌てておったんじゃから、そんな事を思いついとったら、とっくの昔に、それこそ、ワイトになる前にやっとったわ!」


 その後、2~3分ほど両者があーだこーだと言い合いになった。

 ・

 ・

 ・

「はぁ~、もうやめましょう、こんなことで言い合いしていても、無駄なことでした…」

「そうじゃな…、それよりベンよ、これからどうするんじゃ?」

「とりあえず、このゴーレムに名前をつけてあげないと、あ、それとそのコアもらっていいですか?」

「ふむ…、良いじゃろう、しかし条件付きでじゃ」

「なんですか?できる範囲でお願いしますよ」

「カッカッカ、何簡単なことじゃ、とりあえず名前をつけてやれ」

「あっはい、そうだな…よし、『タロース』にしよう」


≪魔導ゴーレムの『タロース』が仲間になりました≫


「ふむ、終わったようじゃな、ではコアをやろう」

「はい、ありがとうございます、それで条件ってなんですか?」

「儂も仲間にしてくれ」

「はい?」

「じゃから、仲間にしろといっておるんじゃ」

「……えーっと、理由を聞いても?」

「何、この姿で外に出れば、それこそまずいじゃろ?儂も久しぶりに孫に会いたいんじゃよ~いいじゃろ~」


≪魔を極めたワイトが仲間になりたそうにこちらを見ている≫

≪仲間にしますか?≫

≪はい/いいえ≫


 そんなきれいな目…はないな、目じゃなく空洞だった。そんなことでいいのか…まあ、いいや、どうにでもなれ~…。


「分かりました、こちらこそよろしくお願いします」


≪魔を極めたワイトが仲間になりました≫

≪名前をつけてください≫


「おお、ありがたい、…なるほど、これが従属化か…これは面白いのぉ」

「あの~、楽しんでいるところ悪いんですが、名前は…」

「おお、そのまま『オゾレスク・マリーナ』で頼む」

「分かりました、そうしますね」


≪魔を極めたワイトの『オゾレスク・マリーナ』が仲間になりました≫

≪ユニーク化した魔物を3体所持しました≫

≪称号:ユニークな仲間を取得しました≫


 称号:ユニークな仲間

 仲間にした魔物が3体ユニーク魔物であること

 効果:ユニーク魔物に対しての好感度UP(小)


 なんか、増えすぎ…………。

いや~、仲間にしちゃいました。

でも、無双ものにならないようにしますね。

とりあえずステータスせです。はい…

ちなみに魔法防御=精です(イマサラタウン)


ステータス

レベル:50

名前:タロース

種族:魔導ゴーレム種 ユニーク科

職業:魔物(従属中)


基本能力値

HP:1000/1000

MP:コアによる

力:326

守:900

速:100(からだが重いので実際は10)

知:300(コアによって増える)

精:2000

運:0(ゴーレムだから)


スキル欄

光魔法


ユニークスキル欄

ゴーレム式防衛術 超咆哮 魔法禁止フィールド展開


ステータス

レベル:98

名前:オゾレスク・マリーナ

種族:ワイト種ユニーク科(元ヒューム)

職業:元魔術士ギルドマスター長 魔物(従属化)


基本能力値

HP:300

MP:78475/78457

力:73

守:61

速:98

知:53786

精:46871

運:38


スキル欄

基本属性魔法(全) 基本属性魔術(全) 付与魔術 杖 本 短剣術


レアスキル欄

複合属性魔術(全) 付与魔法 バリア(魔)


ユニークスキル欄

空間魔法 時間魔法 時空間魔法 複合属性魔法(全) 力操作 オーラ 禁忌魔法 創造魔法


称号

慌て者 魔の申し子 魔を極めたもの 魔を創りしもの 元ギルドマスター長 禁忌を犯したもの


ちなみに、空間魔法で逃げればよかったのではと言うツッコミをしたかには、IQ114514を差し上げます(いります?)

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― 新着の感想 ―
[一言] (//∇//)やった~ IQ114514貰った~(笑)
[一言] マスター長って意味がかぶってますよ。ギルドマスターかギルド長かどちらかにした方がいいと思います。
2020/04/14 12:16 退会済み
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