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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
新要素とイベントと英雄達
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王都にて…回です。

 色々とあった旅も今日で最終日。

 日が上ってロメアスさんの言っていた通り昼前には王都の城壁が見えてきた。


「流石に王都の城壁って言うだけあって相当でかいですね向こう側まで続いてる…」

「おおきー」「まっしろー」

「ええ、王都では大聖堂や学区もありますので観光される方も全て回るのに3日はかかると言われるほど広いですよ」

「3日も…」


 これはじっくり観光してたら3日どころか1週間とか普通にあり得るな…。

 と言うかすれ違う人がこっち観てるからあまり顔を出して見れない…。


「っと、手続きがありますので私はここで失礼します」

「あ、はい、ありがとうございました」


 ロメアスさんが外に出て少しするとまた動き始め、城門を通る。


 城門を抜けた先は城壁と同じく白い建物、白い道、そして中からは見えにくいが白く巨大な城が見えた。

 と同時に金管楽器の甲高く重厚のある音楽が流れ始める。


「な、え、ま、まさか…」


 景色に見惚れていて気づかなかったが、人が端にぎゅうぎゅう詰めになって手を振ったり、後ろの小窓から外を覗くとテレビで見るような隊列を組んでまるでパレード…。


「マジでパレードじゃないですか…」

「カッカッカ、流石序列1位の英雄じゃな」

「わー、なかもまっしろー」

「あっちにおっきなたてものもあるー!」

「うぅ……いや、うん、まあ、えーっと、もう何でもいいか…」


 ここ最近立て続けに大きな出来事が多すぎてどうでも良くなった。

 まあ、テレビでしか見たことがないパレードを間近で見れるからいっか〜。

 ていうか、本当に白い建物ばっかりでびっくりだわ。


『むむ、むむむむむ!兄弟の気配がしまーすノーネ』

『同意。主以上の強者多数』

『hey 後輩、そう言うのは言わないのが優しさです〜ノ』

『了解。』

「(別に俺より強い奴なんてここら辺じゃわんさか居るだろうし、確か先に着いている人も居るからな…あと剣は一言多い)」

『oh これは失敬』


 まあ、そのお陰で少し落ち着けたが、それにしても剣の兄弟っていうと【始まり】系統か神器か…どちらにせよ戦うことなんて無いだろうし持ち主と話せたら、コイツらの扱い方も聞けるだろう。


「そういえば王城の部屋っていうくらいだから豪華な物ばかりだろうからユーマとシーナは余りはしゃがないようにな?」

「「はーい」」

「カッカッカ、心配せんでも何かあれば儂が大抵の事はどうとでもなるわい」

「それでも2人に怪我があれば大変ですから…」

「過保護じゃのぉ」

「俺に比べればまだ普通ですよ…あれが大聖堂かな?」


 広い道の向こうにウノの町の教会の数十倍の大きさで、如何にも神様を祀っている神々しさあふれる建物が見えた。

 と言うか、デカすぎて城かと思ったわ…。


「ふむ、流石に神像が祀られて居る場所だけあってここからでも聖属性の気配でヒリヒリするわい」

「え、だ大丈夫なんですか!?」

「うむ…中に入らなければ問題ないじゃろうが、一応保険でも掛けておくかのぉ」


 そう言うと杖を取り出して、偶にやっている精神統一のための体勢で魔力を練って少しすると、杖をしまって先程の席で寛いだ。


「えっと…何が起こったんですか?」

「む?見ての通り“再構築(リコンストラクション)”を掛けたんじゃよ」

「“再構築(リコンストラクション)”?“蘇生(リバイバル)”とかじゃなく?」

「うむ、ベンのようなアンデットでない者ならそっちじゃが、儂のように人からアンデットと化した…まあ、言ってはなんじゃが特殊な者にはこっちの方が何かと都合が良くてな。

 そっちじゃとアンデット化も解け、人に戻るのじゃが、その場合儂は復活と同時に老衰してしまうんじゃ」

「へー…と言うかアンデットって元に戻る事ができるんですね?」

「カッカッカ、それは少し違うのぉ、“蘇生(リバイバル)”と言うのは回復系の中で相手の同意を必要とするモノじゃ」

「そうなんですか…一応俺も覚えたほうが良いですよね?」

「そうじゃな、覚えておいて損は無いが、覚えるにはまだまだ経験が足りないのぉ」

「う…精進します…」


 相当先になりそうだし、なんならオゾレスクさんが倒される敵とかあまり想像したくない。

 そうこう話しているとようやくパレードも終わり城の玄関口まで来たけど…


「デカイなぁ…」

「お待ちしておりました、英雄ベン様」

「あ、はい」


 城を窓から見ていると扉の方から声が聞こえて振り向くと女性の騎士が出迎えてくれていた。


「本日は遠方から御足労いただき誠にありがとうございます。私はキャメロン聖教国近衛騎士団副長ラズ・リブディアと申します。英雄ベン様の案内役として参上いたしました」

「あ、はい。よろしくお願いします」


 とりあえず服装が乱れてないか再度確認してから降りると、城の全貌が見え……あ、この前の龍…たしかゼネドリムルさんだったけの石像があるし、マシューさんの石像もある。

 てか、庭広っ!?


「お荷物はお部屋までお持ちしましょうか?」

「あ、いえ、これくらいは自分で持てます」


 そう言って断ってユーマとシーナも降ろして、ラズさんの案内について行く。

 にしても聖教国の観光の最初が城って今更ながらびびってきたわ………。

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。

感想、誤字報告、評価等もありがとうございます。

次回もゆっくりお待ち下さい。

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