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リアル回です。
前回より少ないよ。
片付けが終わり、俺とルーガス達は"猫の宿"で夕食を楽しみながら今日の出来事を話した。
「……で、まあ一応生活魔法を習得できたよ」
「なるほどな、しっかしお前があの厳しい訓練で有名なギルマスについてこれるとはな、見直したぜ、ハハハ」
「笑い事じゃないよ、おかげでへとへとだよ…」
「にゃはは、おつかれさまにゃ、そんなベンにはご褒美として試作…じゃにゃかった、いい料理をごちそうするにゃ」
…今、試作っていったよな…、何が入っているか分からんから、鑑定をしてからにしよう。
【薬膳料理:■■】
これを食べれば疲れた身体も
明日には元気100倍だ。
ぶっ倒れるほどの味だ。
ん?なんだ、薬膳料理か?なら、
「いただきまーす…………」
うっ……からだが………・・・
≪薬膳料理:■■を食しました≫
≪規定の条件を満たしました≫
≪ベンはユニークスキルHP自然治癒力強化を習得しました≫
≪気絶しました≫
≪目が覚めるまでプレイすることができません≫
≪プレイ可能時間までゲーム時間で12時間後です≫
≪Modest freedomを終了しますか?≫
≪はい/いいえ≫
………何てこった、確かにこの世のものとは思えないほど、不味かったが、ここまでとは…。
とりあえず、終了しよう、はいっと。
「ふぅ…、何か疲れたし、一旦ベットで寝よう」
しかし、いざ寝ようとしても、眠気が全くない、VMD内では一応眠っており身体を休ませている間に、ゲームをしているのである。
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「やっぱり、眠れねぇや、おなか減ったし、とりあえず降りよう」
降りていくとまだ、誰も起きていなかった、まあ、まだ、朝の4時だからな、どうするか、いや、ゲームばかりもあれだし、よし!ランニングしてくるか、少しだけおなかを満たして、動きやすい服を着て、いってきまーす。
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ゲーム内での、走りが生きているのか、なかなかキレイなフォームで走れている気がする。
いつもなら自転車で来る距離にある神社も、走ってこれた。神社の場所は家から2kmほど離れており、山の頂上にある、さすがに階段はきつかったけど…。
「…でも、いい景色だな…」
山の頂上だけあって、見晴らしがいい、せっかくだから、毎日の日課にするか、ちょうど朝日が昇ってきた、参拝してから帰るか。
カランカラン……パンパン…なんか良いことがありますように……。
よし!じゃあ帰るか、ダッシュでな。
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「ふぅ~…、ただいまー、母さん」
「あれ?おかえりー、どっかに出かけてたの?」
「えーっと、ちょっと、早起きしたから、ランニングにね」
「そう、じゃあ、お風呂に入ってきなさい、そろそろ、朝ごはんよ」
「はーい」
帰ってくると、母さん(佐藤 絵美)が起きていた、朝ごはん前に、風呂に入ってこよう。
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「さっぱりしたぁ~」
「あれ?兄ちゃん朝風呂?」
「ああ、早起きしたから、ランニングしてきてその汗を流すためにな」
「ふ~ん、でゲームはどんな感じ?」
「まあ、朝ごはん食べながらな…」
ちなみに、今日の朝ごはんは白ご飯に味噌汁と、昨日の残りの野菜炒めだった。うん、あの薬膳料理より美味しい…。
「…てな感じで、今日は早起きできたんだよ」
「あははははは、なにそれ~、ちょっと面白すぎ~」
「でも、ユニークスキルか、ちょっと食べてみたいな…、確かウノの町だっけその"猫の宿"がある町って?」
「そうだよ亮兄さん、でも美味しくないし、気絶でログインできなくなるよ~」
「だがゲーム時間で12時間だろ?なら夜にでも行けば丁度いいかもね」
「合理的だなぁ、まあ亮兄さんっぽいかな」
「そうだね~、あ!そう言えば、ゲーム内で1月後にある第3陣歓迎イベント!今回はなにかな~」
「そうか、それがあったね、前々回は経験値取得増加、前回は職業別の闘技大会とバザーだからね、今回も盛り上がりそうだ」
「そりゃあ楽しみだ、そう言えばもうログインできるや、ごちそうさま」
「そうだね、僕たちものんびりしすぎたね、部屋に戻るとしよう、ごちそうさまでした」
「そだね~、ごちそうさま~、今日も美味しかったよ~」
「はいはい、お粗末様でした、勉強もするのよー」
「「「はーい」」」
こうして、朝ごはんの片付けをした後、自分たちの部屋に戻った。そう言えば、勉強も頑張らないと…。
[今日のちなみに]
・実際、薬膳料理は、美味しいものもある(食べたことない)
・健康的な身体が作者にはない(どうでもいい)
・実は、ゲーム時間の設定で悩んだ結果、どうにでもなれとなげやりのなった。
ステータス
ユニークスキル欄
鍛練 HP自然治癒力強化
その他変化なし、なので省略します。




