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港回です。
馬車に揺られて途中の村で休みながらとうとう港にまで着いた…着いてしまった。
そして俺の目の前にはゴーギャスと豪華な船が待っていた。
「よう!ようやく着いたか!待ちくたびれたぜ!」
「ゴ、ゴーギャス!?」
「?こちらの亜人種の方はベン様のお知り合いですか?」
「え、あ、まあ、そうですね」
「おうよ!ベンが海を渡るって聞いたからな!マザーはまだ休養中だからな!ちっせぇがリヴァイアサンの体当たりでもびくともしねぇ船で来たぜ!」
小さいって言うけど、周りの船の何倍もでかいからね?
と言うか聖教国からも船来てるっぽいし、わざわざ自前じゃなくても…。
「何しろ、マザーが休養中だからリヴァイアサンの野郎どもが好き勝手にウチの領域を超えやがってるからな!」
「え、もしかしてその聖教国までの道のりにそこが入ってるとか?」
「んな訳ねぇよ!ここら一帯は最初からリヴァイアサンの領域だぜ?」
「え?」
その言葉を聞いてレミラントさんを見ると少し困った顔で
「そうですね、ここから聖教国までにリヴァイアサンが出没するので船を4、5隻ほど用意しなければなりません。
もちろんこちらで用意した船でベン様には安全な船旅を保証します」
「おいおい、ベンは俺が乗せるぞ?わざわざちっせぇ船でリヴァイアサン如きにビクビクして進むより俺の船で行ったほうが数倍安全だぜ?な?ベンもそう思うよな?」
「いや、まあ、ゴーギャスは落ち着いてくれよ、別に乗るのは良いけど、そのリヴァイアサンとか言うヤバそうな奴に会いたくないんだが、避けて通るとk」
「よしじゃあ、決まりだ!」
「あ、ちょっと!」
急にゴーギャスに担がれて言葉が詰まる。
レミラントさんもさらに困った顔をしながらも
「仕方ありません、ベン様我々も着いていきますのでご安心ください」
「レミラントさん!?安心とかそう言うのじ」
と言い切る前に、俺はゴーギャスに担がれたままゴーギャスの船に乗ってしまった。
「ほぉ、中々大きな舟じゃな、動力は魔石かのぉ?」
「おっきなおふねー」
「ひろーい」
オゾレスクさんはいつも通りマイペースにシーナとユーマは無邪気に甲板を歩く。
俺も俺でゴーギャスに降ろされて甲板に足をつける。
「ガハハハ!そうだろうそうだろう!野郎ども!聖教国まで出港だ!」
「「「「「「「「「アイアイサー!!」」」」」」」」
ゴーギャスに流されるまま船旅が始まってしまった。
嫌な予感がするが、どうかリヴァイアサンに出会いませんように…………。
最近こっちの文字数やら内容やら色々と薄い感じがしますが、多分気のせいです、そういう事にして下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
次回もゆっくりお待ち下さい。




