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(時間をかなり吹っ飛ばして)イベント終了回です。
イベントが無事に終わって一息…。
戦闘が終わった次の日に何かあるかもしれない…とビビっていたが、特に何事もなく帰ってこれた。
ランキングは案の定、討伐数と貢献度、あと料理で1位を取った。
匿名で出していたけど他のランキングでも何人かは匿名がいた。
そしてイベント報酬はイベントポイントというのが貰え、ランキング1位で20EP、最後まで死なずに生き残ったので10EP、さらに島民との友好度で30EP。
合計で100EP…多いのか?よく分からないが、このEPを交換する物の一覧を見ると汎用的なスキルから細々とした雑貨、見た目装備と様々だ。
スキルとかだとまだ使ってないがSPで消費すれば取れるが、SPはステータスでも使えるし置いておく。
悩むがそんなことよりもっと悩む事が目の前にある。
家の前に豪華な馬車とそれに見合った装備を着た騎士?が4、5人……なんだよあれ…。
オゾレスクさんとユーマとシーナは先に帰ってもらっているからきっと、たぶん、おそらく大丈夫…なはず。
家に近づくとそれに気づいた騎士さんがこちらに気付いて話しかけてくる。
「この家に家主殿でしょうか?」
「え、ええ…し、失礼ですがなんのようですか?」
「これは失礼しました、我々は聖教国家のダラ=セールラ副司教様の護衛の者です」
「へ、へー…」
んー…100%神様関係じゃーん。
まあ、とりあえず入る…前にポストに何か入ってるな。
どれどれ……4通あるけどなんかどれもこれもすごく綺麗だ……。
………まあ、まず前の事から片付けるか。
「た、ただいま」
「「おかえりなさーい!!」」
「おお、帰ってきたか」
ユーマとシーナが小走りで寄ってきて、オゾレスクさんはいつもの椅子で寛いでいた…。
そして、外にいた騎士が1人とソファに座っている知らない人。
その人がソファから立ち上がり、振り返り話し出す。
「お邪魔しております、わたくしダラ=セールラと申します」
と言うと上品なお辞儀をしたので、少し呆気にとられたがすぐに立ち直り、
「ああ、俺はベンです…ええっと不躾ながら何の用できたか聞かせていただいても?」
「はい」
とりあえずダラさんの前に座るとユーマとシーナが左右に座り、俺が座るのを見るとダラさんが座る……一応、騎士の方にも座る席をすすめたが断られた。
「用件というのが2つほどありまして…
まず1つ目が、主神の復活に際して2ヶ月後に、聖教国が主体として、世界各国で主神生誕祭を開催するにあたり、救世主であるベン様に「ちょっ!ちょっと待ってください!?」はい?」
「そ、その救世主とか様付けとかむず痒いと言うか…と、とにかく、ベンで良いです、お願いします」
「は、はぁ…こほん、それでですね、ベンさんに主神生誕祭にご出席していただきたく来ました」
「ご出席って…いや、まあ、神様には外套を貰ったから直接文…御礼を言いたいから俺としてはありがたいけど…」
「それでは、ご出席してもらえるということでよろしいでしょうか?」
「んー……あ!でも俺まだこの街以外だとオゾレスクさんに連れてってもらったコウゾリア共和国しか行った事ないから聖教国の場所知らないんですが…オゾレスクさん、連れてって貰えますか?」
「ん?聖教国かのぉ…すまんが儂は研究のためにそこそこ色んな大陸を渡ったが聖教国は行った事がないんじゃ、すまんの」
「あー…いえ、まあそう言う事なので…」
「それでしたら問題ありません、こちらで向かいの者を用意させていただきますし、その間の護衛も用意しますのでご安心ください」
わーお、なんて高待遇…なんかおっかないなぁ…。
まあ、このためにわざわざヴェルスさんを呼ぶのもあれだし、ヴェルスさんも忙しいだろうから良いか。
「分かりました、よろしくお願いします」
「いえいえ、こちらありがとうございます。
それで2つ目なのですが、こちらは英雄となられたベンさんについてのことで」
「え?もう伝わってるんですか?」
「はい、ベンさんが英雄となられた、と神託を教皇様が授かり、すぐにでも英雄になったベンさんに伝えねばならない事がありまして」
「伝えたいこと?」
……なんだろう、このとてつもなく嫌な予感……。
俺は少しワナワナしながらダラさんの言葉を聞く
「はい、英雄誕生による英雄序列というものがございまして、英雄はそれぞれ神々から使命を預かり平和を維持する者ですが、力が強大であるため、平和を乱す者が居たとしても、仮に序列2位の“深淵の英雄”が動いた場合、あまりの力で被害が拡大してしまうため序列をつけ、危機に見合った英雄に動いてもらうためのものです」
「なるほど…まあ、自分は一番最後だから結構動くことになるんですね?」
「いえ、ベンさんの英雄序列は1位です」
「?????」
え?いや、え?
おかしくない?さっき聞いた“深淵の英雄”の方が強そうっていうか絶対強いじゃん?
俺の称号って“英雄”だけだよ?
「なぜ?と思われるかもしれませんが、ベンさん自体が神々へ指示できると言う立場からと言うのと」
「いや、そんなこと…「あと、神々からの要望です」…ええ…」
「神々からは『主神が加護を与えた英雄が1位じゃなきゃ、こっちが困る』とのことです」
「そ、そうですか…」
こっちも困るよ…。
「それで、英雄となられたベンさんには今着けておられる外套を肌身離さず着けておいてもらいたいのです。
もちろんプレイヤーであるベンさんの意思を無視することはないので、できればお願いします」
「分かりました」
「それでは長いするのもご迷惑でしょうから、これで、
向かいの者は大体1ヶ月後に来ますのでそれでは」
「はい、今日はありがとうございました」
とりあえず色々あったけど…とりあえず今日はこれくらいにして、一旦ログアウトして起きよう……はぁ
「とりあえず今日はもう寝るからおやすみなさい。
あ、あと結構長い間寝てるかも」
「そうか、ユーマとシーナのことは儂に任せておけ」
「ありがとうございます、オゾレスクさん」
「「おやすみなさーい」」
ふぅ…久しぶりにベットで横になれる……ログアウトっと
≪Modest freedomを終了しますか?≫
≪はい/いいえ≫
はいっと………
とりあえず雑ですけど、これにてイベント終了です。
いやーまさかね、このシリーズが1年経ったにもかかわらず、他の小説と比べて鈍足鈍足でしたが、これでもまだ3章です。
次章から…と言いたいところですが、また違う小説のアイデアが浮かんでしまったので、そっちを文字に起こしたりするかもしれない。
まあ、それでもこのシリーズは多分ヘタに着地点がないMMOVRを題材にしているので、疾走はないです。
とりあえず次回も遅れますが、他の作品や私以外のすごい小説でも読んで待っていただけるとやる気だけはあるので頑張って書きます。
以上!それではまた次回!




