120
戦闘後の処理と…回です
あけましたおめでとうございます。
今年もよろしくお願いします
マジか、なんかこう神様の紋章というか紋章てかっこいい動物とかそれこそドラゴンとかが描かれてると思ったけど、神様の紋章ってなんかシンプルだな。
なんか家紋とかみたいでシンプルなデザインの中に凄く細かい技術とかが詰まってるんだろうなぁ。
そう紋章を眺めていると、ゴーギャスが横から覗き
「ん?この紋章…どっかで見たことがあんだが…なんだぁ?」
「え?どこで見たんだ?」
「あー…どこだったかなぁ?」
「…ボ……ボス……ボスー!」
「んあ?ベービス!やっと来やがったか!遅えぞ!」
「す、すみませんボス。
何せいきなりマザーが落ちて船員の安否確認に手間取りまして」
「ッチ…まあいい、それよりベービスこの紋章どっかで見た気がすんだが、どこか分かるか?」
ゴーギャスがベービスさんに聞いて、俺もベービスさんに見えやすいようにマントを向ける。
「ん?んんん?………ああ、これうちの国の城の真ん中にある旗に描かれてるやつですね。ほら、あれですよ」
「…おお!そうだそうだ……てことはあれが主神の旗だったのか?」
「詳しくいうのであれば、この星全土にある国全てにかかる、言わば星旗です」
「星旗?」
「星旗と言うのはその星を管理する神の証であり、その旗があることで他の星から外なる神による略奪もしくは侵略を抑制、禁止するものです」
はぇ…よく分からないけど神様公認のちょっと暖かそうなマントってことか。
一応、“鑑定”してみるか。
【神器:英雄の外套】
主神自ら創製した英雄専用の外套
身につけた者に快適な旅ができるように作られており、
戦闘時にも動き易くそして身につけた者を外敵から守る。
この世に2つとない逸品である。
効果:破壊不可 腐食無効 天候無効 状態異常無効 風圧無効 落下軽減 物理無効 魔法無効 神気
…まあ、神様からの贈り物ってそういう身につけた物だよなぁ…せめて、無効とかそういうのじゃなければなぁ…。
『諾』
「ん?なんか言った?」
「あ?どうした?」
「あ、いや、なんでもない…剣か?」
『No ワタシはあんな喋り方シマセンネ……wow これはすごい力のあるmanteauですね!
あと、あまり私のようなのに話していると側から見ると滑稽ですよ?』
「(…余計なお世話っていうか最初から言っとけ!)」
あ、やっぱりそういう系…今度はしゃべるマントか…
「(それでマント『外套です』…外套は何を了諾?したんだ?)」
『主の意向を叶えました』
「(主の意向?)」
『もう一度“鑑定”していたければ』
?もう一度“鑑定”?
…まあなんでもいいか、“鑑定”
【神器:英雄の外套】
主神自ら創製した英雄専用の外套
身につけた者に快適な旅ができるように作られており、
戦闘時にも動き易くそして身につけた者を外敵から守る。
この世に2つとない逸品である。
効果:破壊不可 腐食無効 天候無効 状態異常半減 風圧無効 落下軽減 物理半減 魔法半減 神気
「(なるほど、そういうことか…できれば半減じゃなく軽減とかでもいいけど…できるか?)」
『…主は変わっています』
「(え?)」
『私は主神より主の身を守る鎧となる事を望まれております。
また、誰しも痛みを避ける事を考える。
にもかかわらず、主は避けるのではなく受け入れている事です』
「(あ、えーっと…)」
…なんて言ったらいいか。
『hey 新参者!』
『…何用か?』
『あなぁたはマスターの力が分かってないよぉですねえぇ』
『その通りですが、なんですかその口調は』
『いいですか?マスターは今、あなたの異常なまでに強い力に引いているのでーす。
わたーしですら話せない頃に引かれまーした』
「(いや、まあ…うん)」
だって序盤でいきなりエンドコンテンツ並みのステータスを要求したり、なんかすごい剣をいとも容易く壊したり…まあ引くよ…。
『oh その返事だけでも答えになってるですよー?』
『しかして、快適に生きることは生き物の生きるための目標の一つであり、命も一つしかないもの。
たとえ、主の命がいくつもあろうとてそれは変わりません』
『oh 頑固物!頑固マント!』
『外套です』
『頑固外套!』
「(いや、言い直すんかい)」
『いいですか?頑固外套?マスターはマゾでは無いのです!
マスターは地味に努力して地味に生活し最終的にはチヤホヤされたいただのそこら辺にいる人間なのです!』
「(言い方ァ!!)」
『おっと、お口が過ぎましたわ』
「(…まあ、たしかにそうだけども…とにかくいきなり強すぎるものをもらっても困るし、調整できるならして欲しい……まあ、でも強いやつと出逢ったらさっきみたいなのでもいいかなぁ…なんてね)」
『…諾、主の意向に従います。
今は快適に動けるようにする事だけにしておきます』
「(ん、ありがとうな)」
『そういぇば、そろそろ剣って呼ばないで何か名前つけてくださいヨォ〜』
「(しゃべる剣はお前だけだし、今はいい名前が考えれないから却下な)」
『そな殺生なぁ』
「(とりあえず、これからよろしくな、外套)」
『諾、こちらこそ宜しくお願いします』
さてととりあえず着てみるか……おお、さっきまで少し寒かったけどちょっと暖かい…。
「おお!似合ってんじゃねぇか!」
「そ、そうかな?ありがとう…そういえば、もう一つの結界石…だったけ?は問題ないんですか?」
「まだ攻められているようですが、今の所は問題ないようです」
「まだ続いているんだ…敵の数が多いんですか?」
「そのようですね、どうやら敵の将に死霊使いがいるようです。今戦っているのは先兵と言ったところでしょう」
「なるほど…結界石を壊して何がしたいんですかね?」
「邪神の封印を解き、復活させることでしょう」
「邪神……?オービス以外にもここに封印されているんですか?」
「いえ、オービスを封印するための島ですので、それ以外の邪神は居ません。
また、そういった場所には複数の邪神をまとめて封印することはありません」
「???オービスってあの?」
「はい、主神により消されてこの世に二度と顕現できなくなった邪神です」
「…ええぇ……やっぱりそうですよねぇ…」
…そういえばこっちも終わったし、シャイニーにでも連絡するか。
えっと…これか。
「ピピ…ピピ……あ、お兄ちゃん?終わった?」
「おう、これからそっち向かう」
「りょ〜かい、こっち来るんだったらこの前遊んだ砂浜に行けばどうにかなるぽいから、頑張ってね〜」
「了解、そういえばそっちの首尾はどうなんだ?」
「ん?問題な……何あれ?」
「え?」
「キャ!な、なにg!」
《フレンドが戦闘に入りました》
《通信を終了します》
い、一体何が……。
最後まで読んでいただきありがとうございます
次回も遅れます。