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さて、戦闘開始回です。
ゴーギャスに喧嘩を売られたが、意外にも船内ではなく一旦外でやるようだ。
「あ、あのー」
「ん?なんだ?」
「やるって…殺し合いになるんでs」
「んなわけねぇだろ」
「へ?」
ゴーギャスが足を止めて振り返る。
「いいか?俺たち海賊は命を賭けんのは海と掠奪の時だけだ。
それ以外の事になったら力比べやら飲み勝負やらで決めんだよ」
「はぁ…なるほど…」
「んでだ、俺は俺の子分どもを倒したテメェの力がどれほどか知りてぇし、さっきも言ったがこれは喧嘩だ命を張るもんじゃねぇ」
…なんか分からんけど、そういう流儀なんだろうなぁ。
まあ、殺し合いじゃないならいいか…いいのか?
そんなことを考えながら外へ出ると船が地面に着いていた。
ゴーギャスが船から降りたのでそれに続く…結構高いな。
「よっと、それでどうすればいいんです?」
「簡単なことだ…そうだな、あそこまで行け」バンッ
「!?」
ゴーギャスが銃を持って指定した場所を撃った。
結構近くにいたせいで少し耳が痛い…。
指定された場所に着くと
「それじゃあ、ルールの説明だ!
俺の攻撃を避けて、俺に一撃当てればテメェの勝ちだ!
以上!」
「え、そん「そんじゃまあ、いくぜ!!」っ!」
《BOSS battle》
《勝利条件:嵐の海賊団船長ゴーギャスに一撃を当てる》
《敗北条件:プレイヤーの死》
え、俺の死って…
「さっき喧嘩で命を賭けないって、言ってたじゃん!?」
「“荒れ狂う波”!!」
「っち!」
ゴーギャスが腕を振り上げた瞬間、砂煙が竜巻より巻き上げられて視界が悪くなる。
まずい!ゴーギャスを見失ってしまう!
「“ミニウィンド“!って全然歯がたたねぇ!!」
「行くぜ行くぜ!!“嵐の宴”!!
野郎ども行けえええ!!!!!!」
「「「「「「「「「「ヲオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」」」」」」」」」
「!?」
『主殿!お体!!』
ゴーギャスの叫びと同時に剣が話しかけてきた。
たしかにこの感じはやばいし、よし
「頼んだ!』
『御意!」
「「「ヲオオオオオオオ!!!!」」」
「!あまいッ!!!」
体が入れ変わると同時に目の前に砲弾鮫が声を荒げながら襲ってきた。
が、あっという間に斬り伏せて体が前進していった。
(ゴーギャスはどこだ!?)
「おそらく、先程の場所に居るかと、殺気がこちらを凝視しているようで少々ヒリヒリします」
(ヒェ…ガチじゃん…)
「まだまだ行くぜ!!全弾かかれえ!!!!」
「「「「「ガアアアアアアアア!!!」」」」」
(!この声は!)
「厄介ですね…あ」
(ど、どうした…ってあれ」
急に視界が元に戻る…まさか
(疲れまシタ、一旦sleepです)
「嘘だろおおおおおおおおお!!!!!」
「「ガアアアアアアアア!!!!!」
「ファアアアアアアアアア!?」
こっからどうなるんですかね?
最後まで読んでいただきありがとうございます。