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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
ゲーム開始編
11/146

11

そういえば忘れていた…という回です

「助かったよルーガス」

「ん?なんのことだ?まあいい、おめぇに聞きてえ事があったんだよ」

「聞きたいこと?何かあったのか?」

「あー、ベン、おめぇ生活魔法覚えてるか?」

「生活魔法?魔法は持ってないぞ」

「やっぱりそうか、なら今かけてやるから、今すぐ習得してこい」


 そう言うと、ルーガスは"清掃"を唱えたすると、身体の汚れがなくなった。

 便利な魔法だなぁ。


「おお、キレイになったで、これはどこで習得できるんだ?」

「ギルドならどこでも覚えられるぞ」

「なんなら他の基本スキルも覚えられるよー」

「そういことなら、覚えてくるかな」

「受付で聞けば、今日の講習が聞けるよ」

「そうするよ、じゃ」


「すいません、今日の講習は何がありますか?」

「少々お待ち下さい…はい、午後の講習は、"生活魔法"・"体術"・"短剣術"の3つになります、いかがなされますか?」

「えーっと、とりあえず全部できますか?」

「はい、3つ全てですね、では案内いたします」


 そう言うと、カウンターを出て訓練室とかかれたプレートが掛かったドアへ向かっている。

 あそこで覚えられるのか、ついていこう。

 ・

 ・

 ・

 中にはいるとかなり大きい広場に出た、人はそこまでいないが…


「おお、カーリーちゃんどうしたんじゃ?ん?もしかして、後ろにいる男は講習者かのぉ?」

「ええ、そうですよガタノさん、こちらはベンさんです」

「どうも、ヒュームのベンです」

「こりゃまたどうも、儂はガタノじゃ、見ての通りヒュームの魔術使いじゃ、まぁ魔法も使うからのー、魔法使いでもあるがな、ホッホッホ」


 ガタノは、まさに魔法使いという感じの白髪の老年のヒュームだった、元気だなぁ…。


「では、私は戻りますので、ガタノさん後はお願いしますね」

「ありがとうございます、ガタノさんよろしくお願いします」

「久々の講習者じゃからのぉ、気合いをいれて教えてやるわい」


 こうして、生活魔法の講習が始まった。

 内容自体はあまり難しいことはなく、意外とスムーズに習得できた。


「いいかのぉ?では、まず生活魔法で一番最初に覚えられる"清掃"を教えようかのぉ。基本これを覚えられれば問題ない、まあ、使い続ければ他のスペルも覚えられるからじゃ」

「はい、お願いします」

「うむ、よい返事じゃでは、一回かけてみるから、そのあと自分に唱えるのじゃ」

「へー、そんな感じで覚えられるんですか?」

「うむ、じゃがこれは生活魔法が簡単な魔法じゃからじゃな、では、いくぞ"清掃"」

「おお、またキレイになった、えーっと"清掃"」


≪ベンは生活魔法を習得しました≫


「お、覚えられた、へー、この魔法普通のスキルなのか」

「そうじゃな、ほとんどの魔法がレアやユニークに分類されるが、生活魔法は普通のスキルじゃ、まあそのせいで50年前は、魔法も魔術も同じ括りじゃったがな、まあそれはよいが、少々覚えられるのが早いのぉ、よしあれもするかの」

「あれ?何ですか?」

「ホッホッホ、その名も"魔力操作"じゃ、まあとりあえず手を出すのじゃ」


 とりあえずよく分からないが、手を差し出すか。すると、ガタノさんが俺の手に触れた。

 ん?触っている辺りが暖かいな?


≪ベンは魔力操作を習得しました≫


「どうじゃ?覚えられたかの?」

「え?あっはい、覚えられましたが、これは何ですか?」

「それは、簡単に説明するとじゃな、魔術や魔法の威力を調整できるもんじゃ、とりあえずあの的に魔術を普通に打ってみよ」

「分かりました、"プチファイア"」


≪火魔術の熟練度が上がりました≫

≪スペル"プチファイア"を覚えました≫


 プチファイアが的に当たったと同時に火魔術の熟練度が上がったようだ、嬉しい産物だ。


「うむ、では次は手に魔力を集中するようにしてから放ってみい、初めは杖に魔力を集中させることが難しいからのぉ」

「分かりました」

 しかしこれが意外と難しかった、初めは魔力の集め方が分からなかったので、試行錯誤して13回目の挑戦でようやくできた。


「…"プチファイア"!」


 通常のプチファイアより溜めがあったがその分通常より1回り大きいプチファイアが出た。


「おお、成功したかのぉ、どうやらコツをつかめたようじゃの、まあ魔術に行き詰まったら来るとよい、いつでもここで待っておるわい」

「はい、ありがとうございます、ガタノ先生」

「ホッホッホ、先生か、まあその調子で精進するとよい、この後は"体術"を受けるのじゃろ、ならばここで待つとよい、呼んでくるとしよう」

「はい、何から何までありがとうございます」

「ホッホッホ、ではの」


 そう言ってガタノ先生は、広場を後にした。

 次は、"体術"か、大丈夫だろうか…体を動かすのは嫌いではないし、苦手でもないが…

スキルには熟練度が設定されているものが多く、

魔術などは熟練度が上がる度に新たにスペルを覚えられるのが主ですが、例外もありますが、出てくるかは、考えてません(行き当たりばったり)

ちなみに、こうした熟練度は鍛練の対象であり、鍛練自体も熟練度が存在しています。

しかし、鍛練に鍛練は対象外です。

最後に、今回のネタはお風呂に入っているときに思い付きました。


ステータス


スキル欄

鑑定 言語 杖 火魔術↑ 従属化 指揮 生活魔法 魔力操作


ユニークスキル欄

鍛練


その他のステータスに変化がないので省略

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