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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
イベント編
103/146

103

(ネタが切れたので○○回ですを何にしようかと考えて、本編を見てもよくわからなかったので)色々な回です。

≪一時的にゲームをプレイできません≫

≪しばらく、お待ち下さい≫


 あー…まじで、オービス(あんなの)とタイマンは無理だわ…。


 それにしても、なんというか真っ暗な場所なんだな……待機所かな?


 自分の体まで見えないほどの暗い場所で安心できるのであ


『久しいな…ベン』


 !?


 この微妙にエコーがかかった声に優しい声色は…神様!?


『その通りだ…少し明るくしよう』


 そう言い終わると、周りが徐々に明るくなっていく。


 しかし、明るくなっても自分の体や神様の姿が見えない。


『ここはこちらとそちらの世界を繋げる世界…。

 我やベンの姿はこの世界に存在することはない』


 そんな世界が……と言うか俺に口がないからって心まで読まないでくださいよ。


『………それより、オービスと戦っておったであろう?』


 あ、露骨に話を………まあいいや、そうですね。

 と言っても歯がたちませんでしたが……。


『仕方ないであろう…あれも一種の神であり、地上に生きるものが戦うには神器の1つや2つ……否、神器が幾ら有ろうと、ベンの様な未熟なヒュームだけで勝てる相手ではない』


 Oh……辛辣だが…正論過ぎて言い返せない…。


『ベンにはのびしろはあるが、まだその伸ばし方を見つけておらん…そのためのヴェルスだったが…まあ良かろう』


『ベンよ、本当であればベンを直接、強化したかったが…これも定め…。

 我が先んじてやれば、他の者もそうしてしまうであろう』


 …なんか、よく分かりませんけど、別に楽して強くなりたいわけじゃ無いので…。


『ふむ………ベンがそう言うのでは仕方あるまい…。

 だが、また、オービスの様な者と戦うこともあるであろうから、この力を渡しておこう…。

 今のベンには必要なものだ…』


『……そろそろ時間か…では、また、どこかで…あ……う…………』


 神様の声が遠のいていき、俺も少しずつ意識が遠のいてい…く……。







≪プレイヤーの精神状態が復活しました≫

≪ゲームを再開します≫


「……ちゃ……お………ん」

「ん…あと……4分……35秒…だけ……」

「お……ちゃん……おき……兄ちゃん…」


 体が少し揺れる……なんか変な夢を…


「お兄ちゃん!」

「!!!」


 シャイニー(いもうと)の大声をまともに喰らったせいか、少し驚いたが目が覚めた。


「いったい、いつまで寝てるの?」

「今起きただろ…それよりここは?」

「どこって…ここはダンジョンの宝物庫、お兄ちゃんが急に倒れるからビックリしたんだから!」

「あはは…悪い悪い」


 そう言いながら辺りを見渡すと他のメンバーも揃っている。


「後はお兄ちゃんが起きるだけだったんだから」

「ベンさん、大丈夫ですか?」

「え?ああ…もう大丈夫そうだ」


 そう言いながら立ち上がる。

 まだ本調子ではないが体の方は大丈


「っ…」

「おいおい、あまり無理はするなよ?

 結構、HPが減るほどの戦いだったんだからな?」

「ごめんなさいベン君、今ちょうどMPが切れててポーションも無いのよ~」

「い、いえ、大丈夫…です…」

「それは大丈夫とは言わないよ~背負っていくから動かないでね~」

「ふ…不甲斐ない…」


 俺より少し背の小さいフリージアに背負われるとは……少し情けないような………。


「とりあえず、宝は手に入れたしこっから出るとするか!」

「さんせ~」


 バズさんがそう言うと全員、脱出用の魔法陣に乗って、起動させる。





 着いた先は、青空が広がり、目の前にはエアベル様と会った大きな神殿が会った。


「あれ?入り口じゃない?」

「ここは?」

「ここは山の頂上…ここの神様が居る神殿だ」

「ってことはこの前お兄ちゃんだけがいっていた場所?」

「そう言うことだ…」

「とりあえず、中に入るか」


 全員で神殿に入ると、以前と違ってエアベル様の石像が光っている…。


「あら?他の街にある協会と内部は同じねぇ」

「ですが、6大聖霊の石像ではありませんね」

「ここはエアベル様が奉られているんだ…エアベル様~」


 俺が少し声をあげると、石像が眩い光を放ち収まっていく。

 光が収まると、エアベル様が現れていた。


「はいは~い、ベン君久し…!?」

「あははは…お久しぶりです…」


 いつも通り明るい声色で出迎えてくれたが、俺の姿を見たとたん驚いた。


「え!?どうしてそんなボロボ……もしかして!」

「?」

「その通りでございます、エアベル様

 ですがご安心を、この事は既に主は存じており、対処もしておきました」

「だったら早く回復を!」

「分かりました…ベン様、よろしいでしょうか」

「え、あ、お願いします」

「では"フェバート"」


 ヴェルスさんが魔法を唱えると、体の痛みが完全に取れ、HPも全快を通り越して少し増えている…増えている?


「あの…ヴェルスさん、HPが増えてるんですが…」

「はい、それがどうか?」

「あ、いえ、何も…」


 なんて言うか…ヴェルスさん……万能過ぎだろぉ…………。

さて、主人公は神様に何を貰ったのでしょうか…。



ちなみに、神様(グランド・サー・ルレズガロ)は邪神から善神まで創った創造神です。

そのため、全ての者から尊敬をもたれています。


そのため、神様は地上が邪神に荒らされようと関与せず、善神が片付けていました。


しかし、今回は自分の恩人であるベンが攻撃されたので、柄にもなく邪神を片付けようとして、他の善神が地上の生きるものにやらせる封印を自ら行い、過剰なほどの力で封印したためオービスは消滅するレベルにまで弱まりました。


これを見ていた邪神・善神は

「「「「ベンにだけは怪我をさせてはいけない」」」」

と意見が一致して、神々の結束力が強くなったとかなんとか……。


そのあと、神様がオービスの力をベンに与えようとしたのを全力で阻止しようと神々が言いくるめをしたのであった…。


以上、後日談でした。



いつも最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!

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