100
祝100話は転移先にて…回です。
100話になっても長さとクオリティーが変わらない小説です。
転移した先には、前に行ったダンジョンの様な金銀財宝…と言うより金しかなかった。
「魔法陣での移動ってなれねぇな~…」
「ああ…それより見てみろ」
「ん?おお!もしかして、ダンジョンの宝物庫か!」
「宝物庫?」
「ああ、まあ、簡単に言えばボス後のご褒美部屋ってやつだな」
「なるほど…じゃあ、さっきの戦闘がラスボス戦的なやつですね?」
「多分そうだろうな、とりあえず回収できるだけ回収するか!」
「おう!」「はい!」
と言っても、俺はあまり簡易インベントリ(ようは○○森のポケット的なやつ)が少ないから適当に良さそうな物を取って帰り道を探す。
にしても、壁、床、天井……何から何まで金、金、金、悪趣味だな…。
「ん?何か書いてあるな…」
適当に壁際を歩いていると見たことの無い文字……英語…なわけない、と言うか地球の言語がここにあるわけないか…。
まあ…言語を上限値まで上げられた俺に読めない文字は多分ない。
どれどれ…『金、金、金…騎士として恥ずかしくないのか』…どういうことだ…どういうことなんだ…。
とりあえず、この言葉のことは覚えておいて…ってこっちにも何か書いてあるな。
なになに…『黄金の鉄の塊』……黄金なのに鉄?
黄金ってことは、この部屋の金の事なのか?
まあ…何がヒントになるか分からんしとりあえずこれも覚えておくか…。
「おーい、ベン。
出口は見つかったかー?」
「まだでーす」
「なら、俺達も探すか~」
「そうだな」
そう言って立ち上がる。
「「「よくも私の貯金に手を出したな…」」」
「え?」「は?」「!?」
唐突に部屋に聞いたことがない声が響く。
「「「むむむ…そこの2人はそこの1人と違ってかなり取っていきおって……ゆ"る"さ"ん"」」」
そういい終わると同時に目の前に居たバズさんとハスさんの姿が消えた!
「えっ!?」
「「「さて、残った君だが…」」」
そう言われて少し身構える。
一体何が…。
「「「謙虚な君には、それに見合うことにしよう…カモン!」」」
そう言うと目の前に余っていた金が集まっていく!
「「「謙虚は美徳だ……だが、それが少し仇となる……と言うより、我の預金に手を出すのは何者だろうとゆ"る"さ"ん"!
ゆけ!我が預金!」」」
「「「ジャリーーーーーン!」」」
謎の声がそう言うと、タロースの様なゴーレムが3体出てきた。
とりあえず、鑑定!
【成金?ゴーレム】
レベル:■■
黄金のみで創られたゴーレム
混じりっけのない黄金のみでできている
本当だよ?別に見栄なんか張ってないよ?
最後の説明文が何かありそうだな。
もしかして、さっきの…
「って、冷静に分析してる場合じゃねえ!」
「ジャリーーーーーン!」
ギリギリでゴーレムの攻撃を避けることができたが、そこまで広くない空間にタロースよりは少し小さいサイズのゴーレムが3体…。
「とりあえず、出てこいタロース!」
ドスーーーーン「お呼びでしょうか」
「タロース、目の前の敵を倒すぞ!」
「かしこまりました」
「「「ほぉ、なかなか良いゴーレムだな…だが、我が僕に敵うかな」」」
「「「ジャリーーーーーン」」」
タロースに向かってゴーレムが攻撃を…
「"拘束"」
「「「ジャ、ジャリーーーン!?」」」
「「「な、なにー!?ゴーレムが魔法を使うだとーーーー!?」」」
「う、うるせぇ…」
謎声が驚いた声で叫ぶから、耳が痛い…。
なお、タロースはそんな事お構い無く敵に拳をぶつける………が。
ガンッ
タロースの攻撃をまともに喰らったはずなのに、全くもってHPバーが減っていなかった。
「「「くっくっく…少々びびったが、我が僕にそのような攻撃はきかーん!」」」
「「「ジャリーーーーーン!!」」」
謎の声が言うとおり、全く効いていなかった。
さらに、敵のゴーレムはタロースの"拘束"を解こうと暴れている…。
一体どうすれば…………。
祝え!新たなる小説の誕生を!
祝え!この小説の100話を!
そして、ありがとう!我が小説をいつも読んでくれて!
これからも、くだらない(かもしれない)クオリティーでだらだらと書いていきますね。
感想とか、質問とか、書いても良いのよ?
(まあ…返信はするけど、気の聞いた返しができるかはわからないけどね)
では、最後にいつもの
アベベスッペッポン!