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Modest freedom  作者: ハズカシダリア
ゲーム開始編
10/146

10

やったね、た○ちゃん回です

 ウノの町に戻ると、朝よりも人が多く賑やかになっていた。

 とりあえず、入る前にミーミルについて聞くか、フラントを探そう。


「おっ、いたいた、おーいフラントー」

「ん?おお、ベンかその様子だと仕事は終わったぽいな」

「ああ、それよりちょっといいか?」

「いいけど、もしかしてそのラビーについてか?」

「ああ、仲間になったミーミルだ、従属化になったんだが、どうすればいい?」

「従属化した魔物はとりあえずこのタグを使え、ほらよ」


 そう言って投げ渡されたのは拳より一回り小さいタグだった。


「これは?」

「とりあえずそれをそのミーミル使え」

「わかった、ミーミルいいか?」

「きゅ?きゅ!」


 どうやら、いいらしい、えーっと、かざせばいいかな?


≪ミーミルに仮タグをつけますか?≫

≪はい/いいえ≫


 おっと、やっぱり出てきたな、はいっと。


「よしつけれたな、ならついてきてくれ従魔士ギルドへ案内しよう」

「わかった」


 従魔士ギルドか、とりあえずフラントについていこう。

 ・

 ・

 ・

 案内されたのは、冒険者ギルドからそれほど離れていない場所だった。ここにあったのか、辺りを見渡すと、いかにも魔術ギルドという感じのある建物もあったギルド自体は密集しているのかもしれない。


「おーい、入るぞ、ぼけーっとするなよ」

「え、ああ、すまんすまん今行くよ」


 急いで従魔ギルドに入った。中に入ると動物園とような独特な匂いが少しした、しかし、人が冒険者ギルドより少なく感じた。


「ここで、ミーミルを登録するのか?」

「ああそうだ、おーいリンリン、登録希望が来たぞー」

「え!?ってうわっ!…いててて、登録者って本当ですか!?フラントさん!」


 リンリンと呼ばれて出てきたのは、メガネをかけた赤毛の女性だった、何か…会う住民全員顔が整っていて、何か…う~ん…。


「本当だぜ、ほらベン、ミーミルを見せてやんな」

「了解、ミーミル持ち上げるぞー、よいしょっと」

「きゅ!」


 ミーミルは右前脚をあげて、リンリンに挨拶した、かわいいなミーミルは~。


「わわわ、ラビーですか~、かわいいですよね~、登録しますがいいですか?」

「登録したらどうなるんですか?」

「登録することは、ギルドが認めた魔物と言うことになります、さらに、従魔士ギルドの構成員ともなれまして、従魔ギルドの利用ができます」

「なるほど、分かりました登録します」

「!ありがとうございます、ではラビーちゃんにこちらのタグをお使いください」

「分かりましたが、仮タグではだめなんですか?」

「仮タグでは、1日しかタグとして機能せず、町の方の中には不安を抱く方が多いため従魔タグをつけることは義務化されています、その他の規約などは、資料室をご利用下さい」

「はい分かりました、ミーミルつけるがいいか?」

「きゅ~」


≪ミーミルに従魔タグを使用しますか?≫

≪はい/いいえ≫


 今日で2度目の選択だ、はいっと。


≪ミーミルに従魔タグが着きました≫

≪従魔タグが従魔スカーフに変化しました≫

≪ベンはスキル従属化と指揮を習得した≫


「うぉ!?タグがスカーフに変わった!?何かスキルも増えた!」

「はい、従魔タグは、その従魔に合ったものに変化するように仕込まれた魔道具の一種です、さらに、従魔士となられたのでスキルも獲得できるようになっております」

「へー、これが魔道具か、すごいな、スキルも増えて」

「きゅ!きゅ~♪」


 どうやらミーミルもお気に召したようだ、よかったよかった。


「登録は以上です、また従属化しましたら、お越し下さい」

「はい、分かりました」


 とりあえず、登録も終わったので従魔士ギルドを出た、そうだ、まだクエスト完了の報告してないや。


「よし、終わったな俺は仕事に戻るぜ、ベンまたな」

「ああ、ありがとなフラント、助かったよ」


 フラントと別れてすぐに、冒険者ギルドに向かった。ちなみにミーミルは頭の上で寝ている。

 少々疲れたようだ、そういえばここまではほとんど一緒に歩いていたんだったな。

 ・

 ・

 ・

 ほどなくして、冒険者ギルドに入り滞りなく報告は済んだ、どうやらミーミルが従魔ということは、理解しているのか他の冒険者は、最初にちらっと見たらまた、視線を戻して会話をしていた。だがなぜか、一部の女性冒険者や受付嬢の視線は、外れていない、もしかして…


「すいません、今ミーミル…ラビーは疲れて寝てしまっているので、起きて確認したら、触っても大丈夫だと思いますよ、たぶん…」

「あ、す、すみません、しばらくモフ…従魔を見なかったのです、でもそうなんですね、ありがとうございます」


 目の前にいる受付嬢さんにいってみると、恥ずかしながら感謝してくれた、すると他の女性も嬉しかったのか、ガッツポーズやハイタッチしていた。まぁ、気持ちはわかるが…


「ガハハハ、ベンなんだよラビーを仲間にしたのか、いいじゃねぇか、こっちで経緯を話してくれや」

「ああ、わかった今そっちへ行くよ」


 ルーガスが助け船を出した、ありがたい。

 そそくさとルーガス達がいるテーブルに向かった。


ちなみに、職業として従魔士はいますが、クラスはありません(面倒だから)

従魔士になると専用スキルの従属化と指揮が手に入ります。

もちろん、従魔を持っていなくても、従魔士になれます(人としての性格や運による)

加えて、従属化は従魔化をアシストするだけなので、別に必ずいるわけではありません。

最後に、ユニークな職業につかなければアナウンス≪≫が鳴ることはありません。(面倒だから)


ステータス

レベル:1

名前:ベン

種族:ヒューム

職業:冒険者 従魔士

クラス:F


基本能力値は省略


スキル欄

鑑定 言語 杖 火魔術 従属化 指揮


ユニークスキル欄

鍛練


称号

エアリの祝福


あと、ブックマーク、評価、ありがとうございました。

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