エクセル
私が表計算ソフトに最初に出会ったのは、20世紀も終わりかけのころだったと思います。
当時、日本語ワープロ専用機というものが存在してて、
その機能の一つとして、あったものが、それでした。
カルク、という名前で呼ばれてました。
ワープロ専用機てのは、パソコンじゃないです。
タイプライターみたいなものです。
当時世界で一番と評価されていた、
ロータス123というソフトが存在することは知っていましたが、
パソコン持ってなかったから、名前を聞くだけで一度も現物を触ったことがなかった。
で、ワープロのそのカルク。
パソコンじゃないし、また当時の技術レベルの事情もあって、
処理スピードは、動きが目で追えるほど鈍いものでした、が、
これはすごい便利なものだと、感激しました。
で、その次に出会ったのが、エクセルなのです。
2番目でしたから、そんなに感激はなかった。
今度はパソコンでしたから、さすがにスピードは、動作が見えないくらい速い。
でも、それは普通のことだと。
私が、エクセルに、真に驚いたのは、ページを何枚も作ることかできたこと。
シートですね。で、異なるシート間で、数字のやり取りができることを知ったときです。
このときはもう、腰が抜けるほど衝撃を受けました。
それがきっかけで、一時期、エクセルに付属していた、
ビジュアルベーシックに熱中したほどです。
エクセルも、CADも、世界中の、たくさんの、頭のいい人たちが、
寄ってたかって拵えたもの、と認識してます。
凡人の自分が、「こういったことはできないだろうか?」と思うことは、
すでに賢い人たちが、答を、機能の一つとして、用意してくれていることが、まず殆どです。
ですから作業の能率を上げたい、仕事の効率を上げたい、と思ったら、
仕事で使ってる道具のことを勉強するのが、手っ取りばやい。
自分は、機能のほんの一部分しか使ってないんだ。
と、そんなことを思ったりします。
※
機能がありすぎて使いこなせない。スマートすぎて逆に不便なこともあるしね。




