大腸検査
数年前の話です。大腸がんの検査を受けたことがあるのですが、その時の話です。
まず、男のお医者さんに、腸内を空っぽにするための、下剤の説明を受けました。
これこれの日に予約を取りました。午前10時に大腸カメラで検査しましょう。
ついては大腸内を空っぽにしないとカメラ入れられないから、
その日の朝、下剤を飲んでください。
下剤は飲んでから4時間で腸内を空っぽにしてくれますから、
だから午前6時に飲んでください。
詳しくは担当の看護婦さんに聞いてください。
と指示をくれたわけです。
んで、その看護婦さんの所に行って、お医者さんにこう指示された、と伝えたところ、
そのベテランの看護婦さん、首をかしげまして。
いやそれは間違っている。午前5時に飲むようにしてください。
と、指示内容を修正されたわけです。
どっちが正しいのか?
これはベテランの看護婦さんの方が正しい。
つまり、(便意が収まってからの)自宅から病院までの移動時間のことを、男先生は考慮できてなかった。
先生は、もちろんの事ですが、病気のことに関しては頭のいい、えらい人なんですが、
その思考の範囲が、病院内で留まっていて。
その点、看護婦さんはより世知に長けていたわけです。
何か人に説明するとき、
相手のことを考えているか、
独りよがりになってないか、
自分だけがわかるように語っていないか、
注意すべきだと、その時以来、たまにはこのことを思い出しているしだいです。




