表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/54

朝はのんびりしたい

作者の願望が入ったタイトルすいませんw


追記

ジャンルをローファンタジーに変えました。今は異世界生活の描写だけど、将来的には地球での生活も書くつもりだし……どっちを設定したらいいのかな

この事でアドバイス等あったら教えてもらえると嬉しいです




チュンチュン


鳥のさえずりがかすかに聞こえる。


まだ眠い……もう少し寝よ


窓から差し込む日光は丁度僕の顔に当たっている。

腕で目をがっちりガードして眠りを妨げる(モノ)を遮断する。

そうして僕は、昨日の疲れもあり10時までぽわぽわと暖かい寝室で身体を布団に沈めていた。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「ふわ〜よく寝た〜」


ベッドからようやく降り、身体を伸ばす。

そして思い切り息を吐いてようやく意識がはっきりしてきた。


……もう10時じゃん!

学校……ってそっか。夏休みだし異世界だし行かなくて良いんだった

焦って損したよ……


一人でため息をついてリビングに向かう。

リビングからキッチンまで繋がっているためすぐに冷蔵庫に向かった。


お、おぉ

昨日眠たかったからしょうがないよね


喉が渇いたから何か飲もうと開けた冷蔵庫の中には取り敢えず詰め込んだといった感じで雑に昨日買ってきた食材たちが置かれていた。


面倒だしさっさとやっちゃうかー


手慣れた様子で食材を普段使っていた場所に収納していく。

普段一人でご飯を作っているので逆にいつもと違う場所に入っていたら気持ちが悪い。


約15分で家と同じ冷蔵庫の配置に戻せた。

満足してジュースをテーブルに置き僕も座る。


ぷはぁー


カラカラに渇いた喉を冷えた甘いマンゴージュースが潤してくれる。

朝の糖分を摂取して気が入った。


今日は何しよっかな


机にうつ伏せになりながら考える。


スルッ


僕の指先が机に触れた瞬間指が跳ねた。

んん?と体を起こして指先を見る。

そこには軽く触れただけなのに、かなりの埃が付着していた。


よくよく見ると僕がうつ伏せていたところだけくっきり跡が残っている。

もちろんそれは埃が僕についたってことだ。


あはは……こりゃ何するにしても掃除かなー


苦笑いして冷蔵庫の横に放ったらかしにしていた鞄を拾ってくる。

昨日買ってきたものの整理もしなきゃ、と大まかな今日の予定を立てた。


取り敢えず換気。

昨日は気づかなかったけど埃がすごい。

咳き込まなかったのが凄いくらい、と僕は急いで家中の窓を開け放った。

すると家の中全体が風通りが良くなる。


よし、と気合を入れて鞄の中から必要なものを取り出した。


まずはたきで天井と窓の埃を落とす。

これは2ヶ月に一回でも大丈夫だけど、多分長いこと放置されてたからか天井だけでもボサッと埃がまとめて落ちてきた。

窓は埃を落としたら次は専用の洗剤を薄くつけすぐに水で流す。

そしてここは日の通りがいいからそのままの状態で放置。

あとは部屋に散らばった埃の山の掃除をすれば家の掃除は終了。


あ、さっき洗濯しておいた布団のカバーを干さないと


外に干し竿を立てて、洗濯機の中からカバーを取り出す。

それを干し竿にかけてパン、パンって叩いてあとは日がよく当たるように布が重なった部分が少なくなるように調整すれば大丈夫。


言葉にすると短く感じるけど本当はすっごく長いし疲れるんだよね……


二時間後、僕は再び机の上にうつ伏せになっていた。


流石に普段一人家事やっててもこの量はきつかった……


少し休憩していると、ぐーっと大きなお腹のいびきがリビングに響いた。


「もうお昼かー。今日は何作ろっかな」


時計を見てお腹空いたなぁ、と腹をさすってのそのそと歩いて行き冷蔵庫を開ける。

中には先ほど片付けたばかりの1ヶ月以上は持つ食料の山。


しばらく中身と睨めっこしていたがよし、といくつかの食材を取り出した。

取り出したのは卵2つとキュウリ、トマトにマヨネーズ。あとはイチゴジャムの入った瓶とバター。


最初にお湯を沸騰させ卵をぶっこんでゆで卵を作る。

その間に食パンを2枚に薄く切り、さらにそれを半分の大きさに切る。

忘れないうちにパンの耳もきちんと落としておく。

これはラスクなんかのお菓子に変身する、偉大な存在なのできちんと保存しておく。


野菜は綺麗に水洗いしたあとキッチンペーパーで軽く水を取る。

キュウリは短冊状に薄く切ってトマトはヘタを切り取ってから半月切りにした。


その後使わない分の野菜はサランラップで包んで冷蔵庫の下段に仕舞った。


そろそろできたゆで卵の殻をむいて中身だけの状態にし、ボウルの中に放り込む。

出来立て熱々のゆで卵を大きめのフォークで荒く潰す。8回くらいで上手い具合に崩れたのでそこにマヨネーズをたっぷり、胡椒と塩を少々入れてかき混ぜる。


もうわかってる人も多いだろう。作っているのはサンドイッチの定番、卵サンドとジャムサンドだ。


もう既に下準備はできたため残りは簡単、挟むだけだ。

食パンから押し出さない程度に出来たばかりの卵フィリングを乗せ、上にトマトとキュウリを2枚ずつ。

そして上に残りの食パンを乗せたら完成だ。


あとはデザート用にパンの片面にはバター、もう片面にはイチゴジャムを塗りぽんと乗せる。


さっきよりもずっと簡単に二種類のサンドイッチが完成した。


「よし、出来た」


ボイルに残ったフィリングはラップで保存して冷蔵庫に。

ラップ先生は偉大なんです。


僕は一通りやることが終わり、トレイにサンドイッチを盛った皿と紅茶を入れたカップを乗せた。


らんらんと足取り軽くトレイを持ってキッチンから出て行く。

向かうのはリビングから隣接しているベランダ。

さっき掃除したばかりだから埃もないし、日が照ってあったかそうだったから。他意はないよ。


外はやっぱりほんわかとあったかかった。

気分良く座って早速卵サンドを頬張る。


うん、美味し


いつも通りの味に安心して僕はすっかり完食した。

卵サンド、大好物です。そう言えば市販の卵サンドは白身だけとかいう噂があったっけ。


サンドイッチといえば皆さんはパンの耳は切ってる?そのまま食べてる?


今回はのんびり&飯テロ回でした。

ゆっくりペースかな?もう少しは主人公一人の生活が続きます。(の予定です)


次回の更新も明日の10時!


ブックマークと評価を僕にもください!

御礼になんでも……げふんげふん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ