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従魔契約をしたみたいだ

シノアリスりせまら疲れた……



僕たちは結局ヒルデに魔物達の討伐を任せることにした。

すると、嬉しそうに拳を握りながら僕の頭に手を乗せる。


「マヒロ少年、恩義を返すのにただ魔物どもを倒すと言うだけではあまりにも忍びない。そもそもそれは成り行きで生まれた願いだろうからな。というわけで我と従魔契約を結ぼうではないか!」

「……え?何それ」

「従魔契約と言うのはその名の通りだ。簡単に言えば魔物を従え、我はお前がやりたいことを実行すると言うことだ。因みにだが既にフウは従魔契約を済ませているぞ?」

「え!?いつの間に……ってそんな契約受け入れられませんよ」

「しかしだな、この契約でないと我が考える恩返しが果たせないのだ。ここはひとつ、意見を呑んではくれんか?」


ヒルデはそう言って僕の顔をじっと見つめる。

スッと吸い込まれそうな真紅の瞳に僕は思わず頷いた。


「分かったよ。でも、そんな契約結んでも友達じゃなくなるわけじゃないからね?」

「ハッハッハ!我を友達と言うとは、やはり面白いのう。では我と葉月マヒロの従魔契約を執り行うぞ」


んっ

僕はいきなり目の前が暗くなったように思うのと同時に、唇に生温かいものが当たったのを感じ取った。

……え、これってもしかしなくてもキスだよね!

しかもなんか甘い匂いがするし、なんか普通に気持ちいいかも?

僕は何もできずにいると、ようやくヒルデは顔を離した。


「ちょっ、いきなり何するんですか!」

「何って、従魔契約だが」

「こんなやり方なら事前に言ってくださいよ!というじゃフウの時はこんな事しなかったですよ!」

「そうカッカするな。一番楽で痛くない方法がコレだったのだ。口付けぐらい別になんということはないだろう?」


う……

とっても余裕そうにしているのはやはり生きている年数がそうさせているのだろうか?


「なにか不埒な考えを抱かなかったか?」

「そ、そんな事ないです!」

「そうか。従魔契約でマヒロ少年の感情が少しだがなんとなく把握できるようになっているからな。そうだ、従魔契約も結んだというのにいつまでもマヒロ少年では格好がつかんな。マヒロと呼ばせてもらうことにしよう」


なんか爆弾発言が落とされた気がしたけど、呼び方が近しいものになったのは嬉しく思う。


「そう言えば、さっき恩返しには従魔契約が必要だと言ってましたけど何でなんですか?」

「従魔契約とは、ただの仲良しごっこではないのだ。いくつかの内容があるのだが、ここで最も重要なのが魔力の共有だな。これは、魂の共有化がなされる従魔契約だから出てくる効果だ。そしてその効果は二人の間で共有される。簡単に言えば従魔契約をしたら、相方が倒した魔物であろうと自分の討伐した数としてカウントされレベルアップがなされるのだ」


内容はよく分からずに聞いていたら、最後にとてつもない事実を言った気がする。

そもそも、魔物は敵だと認識されている地球で従魔契約なんてものは生まれるはずもなく、そんな世界で生きてきた僕がその内容を理解できるわけがない。


「……それってパワーレベリングが出来るってこと?」

「パワーレベリングがどのようなものかは知らぬが、要するに我がゴブリンを殺したとする。すると、私とマヒロに魔力が半分ずつ蓄積されるというわけだ」

「ええ!それって凄いことじゃん!」

「ふふっ、今更気付いたか。だから我はこの事を使って恩返しをすることに決めたのだ」

「でもそれだったらみんな従魔契約を結べばいいんじゃないの?すぐにレベルアップできそうな気がするけど」


その様な疑問が浮かんで質問する。


「何を言っているのだ。魔物は魔物だ。普通、人間と相入れることなど出来はしない。魔物使いなどが居ないのと同じ原理だ」

「そっか。確かにそれもそうだね」


僕が納得したところで、今の話は終わった。

今日は本当に色々なことがあった。まだ昼過ぎだけど。


「じゃあ魔物を倒しに行くのか?」


近くで話を聞いていたルドルがそう聞いてくる。

確かに、僕たちを見てすぐに魔物を追跡に当ててくる様な決断力と行動力がある指揮者の魔物の氾濫だったら、下手したらあの水辺から離れようとするかもしれない。

とは言え、あれほどの魔物の群れだったら移動するだけでもかなりの労力を割くことになるだろうから、あちらも無駄な行為はしたくないはずだ。


先ほど僕が倒したゴブリンの群れだったけど、そいつらがもし戻ってこなかったら指揮者はどうするだろうか。

これ以上の追っ手は向けてこないにしろ、防衛は強化されると思う。

それなら、まだ情報が伝わっていない今がチャンスってわけだ。


そう考えたのをヒルデに伝えると笑って答えた。


「ああもちろんだ!今から行って殲滅しようではないか!どうせなら私の力を見せておくのも悪くないと思っていたところだ。では、早速行くぞ!」


そして僕たちは超特急でヒルデの背中に乗った。

ごめんなさい、今日のあとがきはスルーで……

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