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7.酒と鍋が全ての原因

 赤くドロっとした液体が沸騰し、気泡が発生しては消滅を幾度となく繰り返す。鼻をつく刺激臭が辺りに充満し、目を開けていることも困難だ。その液体に落ちたものは徐々に赤く染まり、そのうちに深みへ引きずり込まれ、ゆっくりと融解していくだろう。そしてその液体の一部になるのだ。

 突然、大きい水柱が上がった。また液体の中に落ちたらしい。しかしそれだけではなかった。あとからあとから同じように飛び込んでくるではないか。赤い水柱が立て続けに上がり、水面は荒く波打っている。それから少しして波がおさまると、赤い水面から顔をだすものがあった。先に落ちたものが足場となり、沈むことを免れたのだ。しかしそれも時間の問題。遅かれ早かれ沈みゆく運命。水面に影が差し、そしてあたりは闇に包まれた。





「はーい、準備できたよ」


 凛はキッチンで下ごしらえした具材を鍋に投入して、蓋をしてから部屋のテーブルの上にあるカセットコンロまで持ってきた。今日はチゲ鍋だ。可愛い兎の刺繍が入った鍋つかみを外して席についた凛はビールの缶のプルタブに指を掛けて引っ張った。プシュっという音がして缶の中に溜まった炭酸ガスが一気に抜けて中身が溢れてくる。こぼさないように素早く缶に口づけをしてほろ苦い液体を喉の奥に押し込んだ。


「ぷっはー!美味い!」


 冷たいビールが食道を通り胃に到達したのがよくわかった。


「凛ちゃん凛ちゃん、何故にこの暑いのに鍋?」

「いやー、知り合いから野菜たくさんもらってさ、1人じゃ食べきれなさそうだったから華夜ちゃんも誘った」


 凛と亜央の決闘から6日後の土曜の真昼間、凛のアパートで凛と華夜子の2人は鍋パーティーをしていた。

 決闘の賭けで胴元をしていたカッピーに分け前を要求した凛だったが、もらえたのは野菜だった。どうやら使い魔たちは野菜などの餌で物々交換をしてやりとりしているようだった。凛がもらった野菜の量が1人で食べるには多すぎたので華夜子を呼んで鍋パーティーをすることにしたというわけだ。華夜子にはうちでご飯食べようとしか言ってない。


「それはいいんだけど、せめてエアコン点けない?まだ食べる前なのに汗をすごいかいて服が肌にくっつくんだけど」

「暑い中で熱いものを食べるのがいいんじゃない。ビールはたっぷり用意してあるから。服も脱いじゃえ脱いじゃえ、どうせここには女2人しかいないんだから。なんなら全裸になってもいいよ」


 カッピーには夜まで帰ってくるなときつく言ってある。


「さすがに全裸は女としてどうかと思うけど……。まあ確かに暑い中で鍋ってのもいいよね。帰る前にシャワーだけ浴びさせて」

「もちろんいいよ」


 華夜子がTシャツとデニムパンツを脱いでブラジャーとショーツだけになると、凛もルームウェアを脱いで下着だけの姿になった。脱いだ服は匂いが付かないように脱衣所に避難させた。


「あともう1つ気になることが」

「ん?」


 華夜子もビールの缶を開けてグイっと一飲みして喉を潤した。


「女子的には豆乳鍋とかトマト鍋とかが主流だと思うんだけど、なんでチゲ鍋?」

「だって豆乳鍋とかトマト鍋って味がはっきりしないんだもん。モヤっとしててあまり好きじゃない。あ、もしかしてチゲ鍋苦手?」

「そんなことないよ、私もガツンとくるほうが好き」

「よかった~。唐辛子もたっぷり加えて辛さ増し増しの増し増しにしてあるからね」

「あ、ありがとう」


 そうこうしていると鍋も十分に煮立って程よい食べ頃になった。

 鍋とビールを交互に口にしながら、時折タオルで汗を拭き、2人は夏の鍋を満喫していた。下着姿の女性が胡坐をかいて汗をだらだら流しながら鍋をつつき、ビールをがぶ飲みする様子はとても男性に見せられたものではない。しかしそういうのが好きだという男が沢山いるのもまた事実。

 ひとしきり食べ終えたところで華夜子がこんなことを凛に質問してきた。


「つかぬこと聞くけど、凛ちゃん彼氏できてないよね?」

「え?彼氏なんかできてないけど、どうして?」


 ビールを飲みほし、新しい缶に手を伸ばした凛は華夜子の質問に小首を傾げる。


「凛ちゃんの部屋に来たのは久しぶりだけどさ、なーんか匂いが違うんだよね。男臭いというか野生臭いというか。それでもしかして彼氏ができたのかなーと思って」


 カッピーだ。カッピーの匂いが部屋に漂っていたのだ。野生臭いのは当然である。だってカピバラなんだから。ずっと一緒にいる凛はその匂いに慣れてしまって気付かなかった。


「か、彼氏ができてたらこうして華夜ちゃんを部屋に呼んで鍋パーティーなんかしないよ。あーたぶんあれだ。知り合いが旅行に行くから犬を預かってくれないか頼まれて1週間くらい預かってたから。この鍋の野菜がそのお礼」


 凛は我ながらナイスな言い訳だと思った。微妙に真実を混ぜてあるから全くの嘘には聞こえないはず。


「へーそうなんだ。………凛ちゃん、私の目を見て。何か隠してるよね?」


 聞き方は疑問形だったが、それはもう断言していた。凛は華夜子から目が離せない。確かに隠している。自分が魔法少女になったことを。だがこれは言うわけにはいかない。しかしこのまま黙って何も言わないで華夜子に不信感を抱かせるのは凛としても本意ではない。


「……うん、隠してる。言えることなら言いたい。けど言えない。でも彼氏じゃないのは本当だよ」


 華夜子はまだ凛の目を見つめている。凛も目を逸らさない。10秒程見つめ合った後、華夜子はふっと笑った。


「ごめんね、変に勘ぐったりして。誰にでも秘密にしたいことの1つや2つあるよね」

「話せるようになったら話すよ。華夜ちゃんきっと驚くから、楽しみにしてて」

「やっぱりいいなぁ凛ちゃんは。私が男だったら絶対放っとかないのに。というか私、もう女でもいける気がしてきた」

「あれ?もしかして私今から襲われちゃう?」


 華夜子が四つん這いで膝をこすりながら凛にすり寄ってくる。女性の凛から見ても妙な色気がある。これでどうして彼氏ができないのか凛には不思議でならない。そうこうしているうちに華夜子が凛の上に覆い被さるようにして凛の腕を押さえ込んだ。


「やだあ華夜ちゃん………」

「よいではないかよいではないか」

「あーれー」


 と、こんな感じで下着姿のままで肌を重ねてふざけ合っていたのは2人とも酒に酔っていたのと暑さで頭がボーっとしていたからかもしれない。素面の状態では絶対こんなことをしない。

 そんなことを1、2分した時、玄関のドアのカギがガチャリと開けられた。


「うわっ、何だよこの暑さ。姉貴いるか?この前貸した………………あ」

「え?」

「あ」


 凛と華夜子、そして今ドアを開けて入ってきた男、3人は三者三様に固まった。凛と華夜子はあられもない姿で絡み合って、男はドアを開けた格好のまま、固まっている。10秒くらいそうしていただろうか、その中でいち早く呪縛から抜け出したのは凛だった。下着姿を隠そうとしないまま玄関に向かっていき、握りこぶしを作ってこう叫んだ。


「この、アホ弟があああああ!!」

「がふっ!」


 凛の気合いの入った右ストレートが男のボディーに見事に決まった。


「いくら姉の部屋だからってチャイムも鳴らさず入ってくる奴があるかっ!いいから外に出てろ!」


 凛が苦しんでいる男を蹴りだして鍵を閉め、掛け忘れていたチェーンもしっかり掛けた。茫然としていた華夜子のところへ戻るとフローリングに額をゴツンと当てて綺麗な姿勢の土下座をした。


「凛ちゃん今のは………」

「本っ当に申し訳ない!うちの馬鹿な弟が!」

「ああ、弟さんね……。はは、私下着姿見られちゃったよ。しかもあんなことしてる時に………」


 まるで心を病んでしまったかのように華夜子は虚ろな表情をしていた。


「弟にはどんな償いでもさせるから、どうか気をしっかり持って!」


 とりあえずエアコンを点けて華夜子に服を着せてから自分も服を着て、それから玄関に行ってドアを開けた。凛の弟はドアの横に座っていた。


「入れ」


 凛は短く冷たくそれだけを告げた。弟は黙って従い部屋の中に入った。


「座れ」


 華夜子を座らせたところの目の前を指さし座らせる。凛は何も指示してないが弟は正座をした。凛もその横に正座をした。


「チカ、こちらは会社の同僚の折伏華夜子さん。華夜ちゃん、これが私の弟の一乃宮影親かげちか。この度は我が愚弟の無礼極まる行動によって心をお痛めになられたこと、誠に申し訳ございません!ほら、チカ、お前も謝れ!」

「本当にすいませんでした」


 2人並んで揃って土下座をした。影親が頭を起こそうとしても凛が再び押さえつけて土下座を続行させた。凛は華夜子から何か言葉があるまでは頭を起こす気はなかった。


「あのー凛ちゃん、私はもう大丈夫だから顔を上げて?」

「ほんとに?」

「うん、突然で驚いちゃっただけだから」


 凛は遠慮がちに顔を上げた。まだ心苦しさがあって、できれば華夜子が帰るまで土下座をしていたかった。華夜子は大丈夫と言ってるが絶対に無理をしている。彼氏でもなんでもない知らない男にあんなところを見られて平静でいられるはずがない。


「姉貴、俺はいつまでこうしていれば?」


 凛はまだ影親の頭を押さえつけていた。


「例え華夜ちゃんが許しても私が許さん。私がいいと言うまでそのままでいろ」

「はい」


 一乃宮姉弟の力関係が今如実に表れていた。


「でも驚きだよ~。凛ちゃん弟がいたんだね。しかも背が高くてイケメンだし」


 そう、影親は凛の弟であるにもかかわらず182センチと高身長である。今は土下座中でわかりにくいが。現在22歳の大学生で凛のアパート近くの国立大学に通っている。卒業後はそのまま大学院に進むらしい。


「そう言えば話したことなかったっけ。うちの家系は私以外皆背が高いの。おそらく私は呪われてるのよ。そうじゃなきゃこの身長は説明できない」

「姉貴が身長低いのは、牛乳嫌いで全然飲んでなかったからだろ?」

「牛乳飲んで背が伸びるってのは迷信。身長を伸ばすにはバランスのとれた食事に適度な運動と睡眠よ。私はそれを実行してもこれだから、何か超常的な力が働いてるとしか思えない」


 しかしもうそんな力が働いていたとしても関係ない。「全人類身長均一化計画」は着々と進んでいる。決闘に負けて身長を伸ばすことはできなくなった代わりに、人類全ての身長を凛と同じにするというアイデアを思いついて、今はポイント稼ぎに勤しんでいる。負けはしたが亜央からポイントを少し分けてもらったので計画は順調だ。


「凛ちゃんはそのサイズが一番だと思うけどな。呪いじゃなくて祝福だよ」


 確か亜央も同じようなことを言っていた。


「俺も姉貴はその大きさでいてくれたほうがいい」

「チカ、お前は黙ってろ。は~、しかしこいつどうしたものかな。華夜ちゃん、今あなたにはこいつの生殺与奪の権利があります。生かすも殺すも華夜ちゃん次第。どうする?とりあえず1発殴っとく?」


 凛は飲み会の席の「とりあえずビールにする?」みたいに軽く尋ねてきた。それを聞いた影親の背中がピクっとした。


「殴るのはちょっと遠慮したいかな、私も痛いし。無罪放免でも別にいいんだけど………そうだ!それならデートしない?」

「デート?」

「うん、弟君と。こんなイケメンとなんてなかなか出会えないしね。あ、もしかして彼女いる?モテそうだし」

「チカ、どうなの?」

「彼女はいない」

「やっぱりか」


 土下座継続中の影親に尋ねると思った通りの答えが返ってきた。


「意外だね、背高くて格好いいのに。草食系?」

「どうだろう?確かにこいつ小中高とめちゃくちゃモテてたけど1回も彼女いたことない。ゲイなんじゃないかと思ったけど彼氏もいなかったから違うみたい。相手に求める条件が高いのかもね」

「男日照りで百合に走った姉貴に言われたくない」

「さっきのは百合じゃねーよ。ただのじゃれ合い。チカ、気になる人くらいいないの?」


 凛の質問には答えずそっぽを向く影親。でも土下座中だから首が少し動いただけだ。まだ律儀に言いつけを守っているところを見ると影親なりの誠意を感じる。


「まあいいわ。華夜ちゃん、こいつでいいならいくらでもデートしていいよ。なんなら最後までいっても」

「え、いいの?」

「えっ、ちょっと」

「おっけーよ。たぶんこいつは経験ないから華夜ちゃんがリードしてあげて。もしくは奪ってあげて」

「まかせて!」


 影親が声を上げてもさらっと無視され、影親の意思がそこに介入することはできなかった。


「チカ、面を上げなさい」


 ここでようやく頭を起こすことを凛に許された。フローリングに接していた額が一部赤くなっている。しかしそれすらも格好良く見えるのだからイケメンは得である。


「華夜ちゃんとデートしなさい。それがあんたの贖罪よ。日にちは……華夜ちゃん来週の土曜空いてる?」

「空いてるよ」


 華夜子から間髪入れず返事が返ってきた。


「じゃあ来週の土曜日ね。時間とか場所は2人で連絡取り合って決めて」

「姉貴、俺は」

「また女性に恥をかかせるの?私はそんな弟をもった覚えないんだけど」


 影親を睨むように見る凛。


「……わかった。俺も男だ、誠意ある態度を見せよう」


 少し間を置いてから姿勢を正し、服装を直して凛と華夜子の顔を交互に見て影親は言った。


「よし、それでこそ我が弟だ。やったね華夜ちゃん!もしかしたら近いうちに私の義理の妹になるかもね!」


 親指を立てた手を華夜子に突出し、満面の笑みを浮かべた。


「先に凛ちゃんの甥っ子か姪っ子ができちゃうかもよ?」

「え~なになに?なしでするの?華夜ちゃんったら大胆」


 女性2人がわーきゃー騒いでるのを一歩引いて傍観していた影親は、2人に聞こえない声でぼそっと呟いた。


「……この人たちが結婚できない理由がなんとなくわかった気がする」





「じゃあチカ、来週の土曜日、約束守りなさいよ」

「ああ」


 華夜子はシャワーを浴びて先に帰った。

 その後、凛は帰る影親をアパートの門のところまで見送りにきた。

 まだ太陽は高く、肌をじりじりと焼き付ける。アパートの外壁に停まった油蝉がジージーとけたたましく鳴いている。

 凛が田舎から出て思ったのが意外と蝉が多いなということだ。今も会話を遮るように合唱している。ただ晩夏の夕方頃に鳴くひぐらしはほとんど見かけない。あの鳴き声を聞くと、昼間猛烈に暖められた空気がまだ残る夕方に僅かながらの清涼感を覚えるというのに大変残念だった。


「あ、そうそう、今度私の部屋に来るときは事前に連絡すること。到着の10分前にも一応連絡してね。それからカギ持たせてるからといって勝手に入らないこと。いい?」


 子供に言って聞かせるように1つ1つ念を押した。


「わかってるよ。俺をいつまでも子供扱いしないでくれ」

「何言ってんの、私からしたらチカはまだ子供みたいなもんよ」


 すると凛が影親を手招きした。身長の高い影親が凛に近寄ると見下ろす形になるから、その場にしゃがんで凛の身長に合わせる。その低くなった頭に手が伸びて髪を優しく撫でた。


「可愛い可愛い弟君。私心配してたんだからね、いつまで経っても彼女できないから。華夜ちゃんとのデートが良いきっかけになればいいんだけど。華夜ちゃんはいい娘だからさ、悪いようにはならないよ」


 影親はその手を振り払おうとはせず、凛にされるがままになっていた。凛は従順な大型犬を撫でているような錯覚を覚えた。「お手」とか言ったら手を差し出すかもしれない。

 それから別れの挨拶をし、影親が去っていくのを見届けて凛は部屋に戻った。





 凛は鍋とか散らかった空き缶の片付けをしていた。片付けが終わったらシャワーを一浴びするつもりだ。

 片付けをしながらふと携帯端末に目をやると亜央からのメッセージが入っていた。


『来週の土曜日暇だったら一緒にイロージョナー退治しない?』


 来週の土曜は華夜子と影親のデートを尾行する予定だったので、亜央とイロージョナー退治できないのは残念ではあったが次のような断りのメッセージを送った。


『ごめーん。その日は要注意人物を監視することになっているの。また今度ね』


 送ってから1分と待たずに亜央からまたメッセージが来た。


『もし迷惑じゃなかったら私にも手伝わせて』


 亜央はそれに興味を持ったらしく食いついてきた。断る理由も特になかったのでOKと返事をした。

 来週の土曜日は面白くなりそうだった。

オーディオコメンタリー風なあとがき


凛「7話終了。そして1話に登場しながらそれ以降出番の全くなかった華夜ちゃんが再び登場!」

華「ども~。モブキャラその1として処理されたかと思ったわ」

凛「一部の人々の間では、ラスボスなんじゃね?って囁かれているとかいないとか」

華「私は嫌よ。だいたいこの作品にラスボスはいらないでしょ」

凛「そんなことないって。ラスボスがいるといろいろ話が膨らんで話数を稼げるんだよ?」

華「作者側の都合よね?それ」

凛「話数が増えれば必然的に私の出番も増えるんだもん。なんだったら私がラスボスになる!」

華「主人公がラスボスとか斬新だけど、ここで言っちゃったら絶対その案使われないよ?」

凛「いーや、ネタに困ったら絶対使うはず。作者はそういう奴だ」

華「褒めてるのか貶してるのかわかんない」

凛「それは想像におまかせで。んでこの第7話なんだけど……ノーコメントで!」

華「おい」

凛「だってだって~、鍋食って半裸で騒いで土下座しただけだし」

華「だけって、そのうちの二つは日常でそうそうお目にかかれない現象よ」

凛「え?でも動画投稿サイト」

華「こらー!それ以上言うなー!」

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