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“異世界”にきたもんだから、やっぱり疲れていたのだろう。

気づいたら朝を迎えていた。


素敵なことに、美味しそうな匂いで目が覚めた。


私の泊まった空き部屋は2階にあるので、いい匂いがする1階に降りてみた。


「あらロンおはよう、よく眠れた?」

ナトメがニコニコしながら聞いてきた。


「おかげさまで。」


どうしても愛想良く出来ないのは、前世もそうだったからだろうか。


しかしナトメはそんなこと気にもせず、「朝ごはんよ」と微笑みながら出してくれた。


優しいなぁぁぁぁ



料理名がよく分からない美味しい朝ごはんを食べてお腹いっぱいになった頃、キヌトがここ(日本でいうリビング?)に入ってきた。


「ロンおはよう。君に話があるんだが。」


お腹いっぱいで早速眠くなっていたのに、何の話だろう。


「うちの娘にならないか?」


「…は?」


思わず心の声が…!

泊まらせてもらってる身分なのに…


いや、そんなこと関係ない、普通におかしいこと言ってるわ。


「え、なんで?」


「昨夜ナトメとも話したんだが、私らには子供が居なくてね、ちょうどいいところに君が現れて、いい子そうだし、いいかと思って。」


…何という適当さ、、、。


「まぁ別にいいけど」


泊まらせてもらえるし?


そう言うとナトメとキヌトは嬉しそうな顔をした。


どうやら私は、嬉しそうな顔に弱いらしい。


私もちょっとだけ嬉しくなった。ちょっとだけだよ!!



そんなこんなで、特に手続きがあるわけでもなく、私はナトメとキヌトの娘になることになった。


〈獲得したスキル〉

無し

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