78話 情報収集と揉め事
「命に別状はありませんが念の為油断はしないで下さい。」
私はカイル君を診てくれた医者に頭を下げた、カイル君は魔法により直ぐ回復し退院した、そう言えば今回の戦いでの報酬は出るのだろうか?一応敵の指揮官を殺したんだし雑魚も何十人か倒したしね。
そう考えて広場に行くと沢山の人達が居た、どうやら今回の戦いの褒賞を、、なんて言うんだ?報酬会?が開かれていた、そして丁度リリアナとカリーさんが報酬を受け取って、、あれ?なんか言い争ってね?私は人混みを掻き分け進むと声が聞こえる
「山賊1人の撃破につき銀貨2枚の報酬が出ると聞いているのですが、僕達は今回の戦いで最低40人は魔法で撃破しているのですが何故銀貨が12枚しか無いのですか?」
「それは簡単な事だよ、君は自身が言うほど倒せては居ない、つまり虚偽の報告だからだ、これで分かったかね?では次!」
「ふざけないで下さい、今回の戦いで僕達が使ったのは物理系魔法です、山賊程度なら着弾だけで半身消し飛ぶレベルの攻撃をしました、そして今回の戦いでは僕達以外の魔法使いは物理魔法を使ってません、そして虚偽と言いましたがそれが嘘だと他ならぬ山賊の死体が証明していますが?」
「はあ、だからどうした?」
「え?」
「そもそも貴様らがこの戦いで魔法を使ったと言う証拠は無い、それに戦いで魔法を使い戦果を挙げたのはこの貴族にしてモルステンド家魔法攻撃隊隊長の私である、この私の功績を盗もうとするとはな、連れて行け」
「な、ならこの場で魔法を使って下さい!それで本当か分かるでしょう!?」
「貴様らに割く時間は無い、」
私はリリアナ達を連れて行こうとする兵士を投げ飛ばす、
「エースさん!?」
フロガー親衛隊長で油断していたけど貴族側の人間って基本こんなんばっかだったわ、
「貴様は、モルステンド家の兵士に手を上げるとは、全隊!この鎧と女共を見せしめにしろ!」
そうして兵士はぞろぞろとやってくる、兵士達の表情は暗い、まあそうだよね、まあ殺しはしないよ。
そうして戦闘が開始された
「かひゅ、、た、たすけ、て」
私は二分も経たず兵士を制圧しカリーさん達を連れて行こうとしたバカ軍人を瀕死にした、こいつ大した事ないな、本当に隊長か?私と出会った時のカリーさんより少しマシな位だったぞ?そうしてトドメを刺そうとしていると
「エース殿!何をしている!?」
声の方を見るとフロガー親衛隊長と少女、、領主様がこっちに走って来ていた、私はバカ軍人を離す、
「これは、、何があったのですか!」
「領主さま、、この、野蛮人どもが、いきなり攻撃してきたのです!」
嘘こくんじゃ、、まあ手出したのはこっち側か?
「エース殿、それは本当か?」
私は首を振ってリリアナ達に話させる。
そうして話す内にフロガー親衛隊長と顔が歪んでゆく、そして遂にはバカ軍人を睨み付けてこう吐いた
「この、、バカ者が!!エース殿に他の方々本当に申し訳ない、、衛兵!このバカを治療してから檻に入れておけ!」
「な、しんえいたいひょうどの!?こいつわはわらひをいきなり」
「そんな訳あるか!この方々は赤色戦争の、いや、とりあえず連れて行け!後日軍法会議とする、」
そいしてバカは担がれ軍事基地の方面に持って行かれた、てか領主様は何も言わないのか?まあどうでも良いか、
「エース殿、それに他の皆さんも本当に申し訳ない!あのバカは相応の処分を下されるだろう、だから私の顔に免じてなんとか敵対だけは、頼む。」
私はリリアナの方に行く、どうする?ぶっちゃけなんでも良いけど、そして少しの話し合いの末答えは
「許します、その代わり今回の戦いの報酬金、しっかり戦果分を支払って下さい。」
「感謝する、それとこの後の報酬付与は私が引き継ごう。」
そうして無事に私の分の金も貰い私達は宿に戻って来ていた、そして全員で集まり飯を食べていた、美味しいなぁ、それでなんだっけ、、、そうだ篤君だ!私は皆にあの時の刀を持った女について何か知らないか聞いた、まああの場に居たのは私とカイル君とあの2人だけなんだけどね。
「うーん聞いた事ないね、」
「すみません、、」
「刀か、、男なら知ってるが死んだしな、しらん。」
その他の皆も知らないと言う、うーんそうか、でも奴は篤君と会話していた、つまり日本語が分かると言う事だ、恐らくだが私と同じく転生者か転生者に教わったか、、分からんな、でも奴は裕也君達を助けると言っていた、じゃあ向こうが接触して来た時に篤君を取り戻しあの刀マンを殺せば解決、、いや裏になんか居そうだな、、腹も膨れたしそろそろ裕也君達にも飯を持って行ってあげるか、私は適当に注文した定食を持って2人の部屋に向かう、そして部屋に着き扉を開けると2人共机につっぷして居た
「あぁぁ、あ?、エースさん、ご飯ありがとうございます。」
そう言えば初の戦いか、ならしょうがないな、私は机に定食を置いた、てか食えるのか?そして麗子君が今回の定食、焼肉とパンの定食を見るとトイレに駆け込んで行ってしまった、、、あぁ、肉はヤバかったか?そしてトイレから戻ってくる、やっぱり吐いたのか口元を抑えている
「すみません、、、肉はダメみたいです、食べてくれませんか?」
「出来れば僕のも、、」
しょうがないなあ、私は肉を全て食べて上げた。
その後食事も終わり裕也君が聞いてくる。
「それて、、篤の事、何かわかりましたか?」
私は首を横に振った、
「そう、ですか、、、なんで篤はあんなんに、、」
さあ?でもなんで殴られたか分かってないから多分バカなんだと思う、まあ言わないけどね。
「それで、、今後、私達はどうすれば良いんですか?」
どうすればって、まあ向こうの情報も皆無だし当分の間は情報収集と君達を鍛える事かな、後は文字も教えなきゃ、言語は無理だが文字が書けるなら独自で学べるでしょ、私はそう書いた
「そうですか、わかりました。」
やっぱ元気無いね、私は休んでと書いて部屋から出て歩く、不安だな、襲撃の可能性がある以上早急に護衛が欲しい、私が居てやれば良いが情報は集めたいし、、だれか暇してそうで強い人材はいないのかな、、そう言えば居たな、私は自分の部屋に戻る、するとやっぱり居ました、そうだこいつに頼むか
「ん?どうしたんだエースクン?」
私はソングマンに2人の護衛を相談する
「その2人って確か変な服の奴だろ?えーめんどくさいからパスで」
やっぱりただじゃダメか、私は懐から財布を取り出し幾らだ?そう書いた
「お、じゃあ金貨100枚で!」
サリーさんにでも頼むか、私は女子組の部屋に行こうとすると
「わかった分かってから!じゃあ金貨20枚でどうだ?」
よし契約成立だ、今回の戦闘でその位貰ったから全額消えるが問題無い、最悪リリアナに土下座する、
私は金を渡した
「、、、よし丁度だな、任せろ守ってやるさ。」
そうして私は街へ駆り出していた、さてさて情報収集か、、とりあえず酒場か?後は、、なんも浮かばんな、二人は何かない?
(情報収集か、酒場以外なら教会とかは?)
教会?
(うん、教会は市民と聖職者の交流の場でもあるからね。)
(ふふ、サドルバラン、残念ながら教会は無駄ですよ)
(え?どう言う事?)
(貴方の時代ではまだこの国にもそう言う施設はありました、ですが今のこの国に宗教の自由はありません、勿論宗教施設も観光地化されている場所以外はね、それに聖職者なんて信用は出来ません、それと提案ですが人気の無い場所に行ってみては?)
人気の無い場所?、、あぁそう言う事か、確かにこう言うのは裏社会の人間なら何か知ってそうだもんな、じゃあ酒場に行った後裏路地にでも行ってみるか。
「お、いらっしゃい!」
私は酒場に入りカウンター席に座る、じゃあ頼んだよサルドさん、
(まかせい!)
「じゃあ生一杯!」
え、私酒はあんまり、、まあ大丈夫、、か?
そうして出された酒を飲む、でどうするんだ?サルドさん?
(じゃあマスターさんに金を積もうか、金貨一枚で良いよ)
はい
「ねえねえ、店員さん、少し聞きたい事があるけど良いかな?」
「今はだめだねぇ」
私は金を出す
「ふーむ、まあ良いよ、なんだい?」
「刀を持った黒髪女と茶髪の顔が良い男について何か知らないかい?」
マスターは腕を組み考える
「うーん、、あ、そう言えば何日か前に刀は持ってなかったけど気性の荒い黒髪の女が揉め事を起こしてねぇ、結局無銭飲食をされて逃げられたがね、まあそれくらいさ、でも追いかけてる時に薬屋の裏路地に逃げていったよ。」
「成程、、ありがとう、」
(追加でお金を銀貨何枚かで良いよ)
私は銀貨三枚を渡しその場を後にした。
てか酒場出て良かったのか?酒の匂いに耐えられず出て来ちゃったけど。
(大丈夫、酔っ払った人に聞いても意味無いし)
そうか、現在の時刻は午後1時だし早速言っていた薬屋の裏路地に行くか。
(待ちなさい、貴方一人では罠に嵌められて終わりでしょう、誰か連れて来なさい)
確かに、流石アマネセル先生だ、じゃあ誰を連れて行くか、、そうだな、ある程度賢くて自衛も出来る、うんサリーさんに頼むか。
そうして私は宿に向けて歩くのだった。
モルステンド家魔法攻撃隊隊長 家格が高いせいか元々問題行動が多く監視が付けらていた、そして今回の事件後軍法裁判にかけられたが家の力で隊長位を剥奪されるのみであった。
わかんない言葉が多いよぉ、誰かおしえてぇ




