7話 初めての死闘
あれから数日が経ち、爺ちゃんが帰ってきた、
占い師の元に行った爺ちゃんはとある魔法の道具を
持って帰って来た、それは水晶で白く光っているこれは何の道具?と書くと爺ちゃんは占い師から借りてきた面白い魔法の道具だと書いた、この魔法の道具は触った物の善悪を測ってくれて善だと白、悪だと黒くなる道具だと書いて爺ちゃんは私に触ってみてくれと書いてくる、それを私はOKして早速水晶に触った、瞬間私の中を覗かれる様な気持ち悪い感覚に襲われた、あまりに気持ち悪くて椅子に捕まるとリリアナは心配そうに私の背中をさすってくれた、そして何とか水晶の方を見ると
濁った白色だった
水晶が写した私の善悪は濁った白、爺ちゃんは驚いている、私が気持ち悪さに少しうめくと爺ちゃんはハッとなり水晶を離してくれた、すると私の中の気持ち悪さが途端に消えた、爺ちゃんはごめんと書くと水晶をしまい色について教えてくれた、水晶は触った物の魂の色を教えてくれる物で濁った白色はその魂は善だが悪に染まりかけていると言う感じらしい、それにしても私は惑う事なく純白かと思っていたが少しだけ濁っていたことに驚いたちなみに今日はそれで水晶の話は終わった、まあ所詮は道具、本当かも分からないし気にするなと爺ちゃんは書いたのだった
それから一年がたった、
私は13才となり今でも水晶の事は全然忘れられない、この私が濁った白などまあそれは良いとして私は自分の限界を感じているそれは魔法だ、私はこの数年魔法も鍛えてきたが私が使える魔法は2等級魔法が限界で使用人さんやリリアナは3等級魔法を使える上に使用人さんは魔法の研究をしだす様になりこれには爺ちゃんも驚いていた、リリアナもまだまだ成長していてもしかしたら人間の最高到達地点の4等級魔法を使える様になるかもしれないそして私は魔法の鍛錬を減らして盾と槍の修行に明け暮れていた、私は毎日森で罠を使わずに化け物と戦い週に一度爺ちゃんと戦いを経てステータスはかなり上がっていた、そんな私のステータスはこちら
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エース • レスト
総合レベル19
槍レベル8
盾レベル5
罠レベル3
魔法レベル3
スキル
必殺スキル
なし
強化スキル
なし
常時発動スキル
(経験値取得量増加)
「説明」
スキル保持者とその仲間が
得た経験値を低レベルでも一定の経験値量に
上がる
(羅ミ䜌歟ヨ傻の加護レベル1)
「説明」
悪魔及び人間以外の種族に対する攻撃力が上昇
(獣狩)
「説明」
動物系の化け物に対する攻撃力上昇
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なんと4レベルも上がっているのだ!
特にここ最近は職業レベルの上がりが早いおそらく狩りのやり方を変えて前は一日多くても三匹位が限界だったが今では森の奥に入り直接倒す事で一日十匹以上の化け物を倒している為このまま行けば四年位で爺ちゃんを超えられるかもしれない、そんな事を考えながら私は今日も森の奥にリリアナと一緒に行く、ここ一年でリリアナも強くなった、そこらへんにいる化け物位なら魔法一発で倒せる様になって今じゃ最高の相棒だそなんことを考えて歩いていると古い建造物がそこにはあった、その建造物は小さな遺跡で草に覆われている、ここら辺はあんまり来たことがなかったから見逃してたと思い、私はその建造物に入って見る事にした、もしダンジョンならどんなものか見てみたいし、ただの遺跡ならそれはそれでお宝があるかも知れないと私は遺跡へ踏み入れた、中は思ったより綺麗で大人2人分位の道が奥へと続いている、私達は歩き続け遂に遺跡の中央らしき広間にでた、そこを見渡すと私達が入ってきた場所以外は道が無い、私がつまんないと気を落としているとリリアナが広間の奥の上辺りを指差した、
私は指さされた場所をよく見る、するとそこには赤い光が薄らと光っていた!私はそのナニカと目が会った瞬間凄い殺気を感じて直ぐにリリアナを庇いながら横にダイブした、するとさっきまで私達がいた場所には大きな針が地面に刺さっており私は直ぐに起き上がると盾と槍を構え前に出るリリアナも急いで魔法の準備をするそして広間の奥から出てきたのは馬鹿でかい化け物だった、それは今まで見た事ない大きさで高さは3m以上ありしかも頭の大きな角は鋭くまるで剣のようだそしてこちらを睨みつけている私達は逃げようと模索するが出口は一本道で
幅も余りなく逃げてもさっきの針で刺し殺されるだろう、
戦うしかない
そう決めた私はリリアナに合図を送る
私とリリアナは話せないから色々と便利な手で
二人だけの合図を作ったのだリリアナは魔法を巨大な化け物に放った!あれはおそらく3等級魔法の拡散炎と言う魔法でその名の通り火を広範囲に拡散して放つ魔法だそして大量の火が巨大な化け物に当たる瞬間、巨大な化け物は簡単にそれを避けてこちらに針を飛ばしながら突っ込んできた!
私は盾を構え化け物の突進と針をガードするがその余りの重さで私は突き飛ばされたのだ!
だが私とてそれは読んでいた、私は突き飛ばされながら持っていた毒袋を投げる、化け物はその毒袋を顔にモロに貰い大きく仰け反るリリアナはここだと言わんばかりに叫びながら拡散炎の魔法をフル出力でぶっ放した!魔法も化け物に当たり化け物は更に苦しむ、そこに何とか起き上がった私が盾と槍を構え突撃する、目標は当然頭だ!そして槍が当たったと思った瞬間化け物は頭を動かし大きな角で防いだのだ!化け物はその角をまるで剣の様に使い私の槍を跳ね返すとその前足で私を切り裂く、私は何とか盾を構えるが先程の突進をより遥かに重い腕の攻撃をモロに受け突き飛ばされる!私は壁に激突する、私は血反吐を吐き倒れるリリアナが必死に私の名前を叫び私は何とか顔を上がる、化け物はリリアナに向かってゆっくり歩いて接近していた、リリアナは化け物の威圧感に恐怖してか動かない、、、今なら私一人だけでも逃げられるかも知れないと私は希望的観測をする、だがここで逃げれば私は相棒を死なせた大馬鹿者で英雄になんて到底ならないだろう
私は立ち上がる、
私は槍を構え
私は最後の一撃を入れるべく
駆け出した!
そして私はリリアナに再び魔法の準備をしろと合図を送り私は化け物に接近する、
化け物は弱っている!リリアナの魔法をモロに受け
毒を吸い動きは鈍い、リリアナに歩いて接近してるのが何よりの証拠だ私は最後の力を振り絞り飛ぶ
目標は頭では無く首だ!そして全力の槍は首に突き刺さる!化け物は痛みに暴れだすが私はリリアナに大声で叫んだ!
リリアナは体内の魔力を使い切る勢いで
拡散炎の魔法を放つ!それは首に居る私に集中していた化け物が気づいて避けるには不可能な攻撃だった化け物は苦しみながらリリアナに前足を向けるが
リリアナには届かず巨大な化け物は倒れた
私は体に火傷を負いながら何とか立ち上がる
身体はボロボロで凄く痛くて所々感覚がない
私はリリアナの元に行くと安心して気絶したのだった