64話 シエンの玉座
私達はダンジョンを進んでいた、ダンジョン内は
古びているが玉座と言われるに相応しい輝かしさが
まだ残っていた、そしてダンジョンに入って早
一時間、私達は敵に出会う事も無く一階層を突破して安全部屋で休んでいた、いや本当に何も居なかったな、敵どころか罠すら無く、逆に通路や何も無い部屋ばかりで少し迷いそうになった、私はフラスさんに敵は出て来るのかと書くと
「四階層までこんな感じだわ、ただ下に降りる度に
罠の数が増えるから気を付けて。」
成程、因みこのダンジョンの長さは?
私がそう書く
「貴方、、それ位調べてから挑んで、
シエンの玉座は地下に続くダンジョンで階層は全部で16階層だよ、出て来るの化け物は全部騎士みたいな腐った亡者どもさ、数は少ないが個々の質はまあまあ高い、だから私達は気にせずジェーンを守って。」
了解、じゃあそろそろ行くか、確か二階層に着く頃にはローザンがおかしくなったんだっけ?
特にそんな感じは無かったけど、、まあ良いか!
そうして私達は進むのだった
「、、どういう事?」
そうして私達は十階層に到着した、、一度も接敵せずに、そう、化け物は一体も出会わなかった、
不気味だ、私はフラスさんにこのダンジョンは
こんな物なのか?そう聞くと
「そんな訳無いでしょう?、他の冒険者が
入っても此処まで何も居ないのは不自然だわ、
相応に警戒するべきね。」
私達は最大限警戒しながら進む、
どうやら十階層以降はダンジョン内の装飾が変わるらしい、今までは綺麗だったがかなり古びた
内装だったのに十階層は煌びやかでホコリ一つ無い
空間が広がっていた、スゲー綺麗、本当にダンジョンか?そしてやっぱり敵が居ない、相変わらず
罠ばかり、まあおかげでジェーンさん以外負担は
全く無いから即座に動けるけどな、そうして通路を進んでいると奥から金みたいに光ってる槍斧を持った騎士が二人やって来た、そして二人は此方に気付くと武器を構える、やっぱ敵か、私達は戦闘体制に入る
「!ジェーンさん下がってください。」
そして事前に決めた通りカイル君がジェーンさんと
下がる、今回はカイル君が立候補してジェーンさんの護衛として近くに居る。
「エース、片方をお願い、フラスさんとサリーは
もう片方を!」
そうして騎士二人が此方に突っ込んでくる、
私は攻撃を回避して騎士に叩き込む、すると騎士は
一撃で半壊した、え?脆、そして半壊した場所から中身が見える、中身は、、何と言えば良いか、
ガリガリの人間から水分を全て抜いたような見た目だ、そして半壊してもなお此方に攻撃して来る、
成程これが亡者か、そして私は一思いに頭を潰した、騎士は倒れ動かなくなる、そして向こうも終わった様だ、なんか見た目だけだな、鎧も安物と
同じ位の硬さしか無いし、
「怪我は無い?」
フラスさんがそう聞いて来る、私は無傷と書いた
「流石ね、単騎で亡者騎士を圧倒するなんて、
この先も頼らせて貰うわ。」
勿論任せてくれ!私は頷き先へ進むのだった、
そうして私達は大扉の前にやって来た、
確かこのダンジョンは16階層が一番下だっけ?
そして此処は十階層、つまり
「皆気を付けて、この先は中ボスの部屋よ、
私達もこの先には行った事が無いの、それに
危険だから中ボスと戦ったのは一回だけ、だから
気を付けて。」
思うけど皆中ボスで詰んで無い?私が出会った冒険者達だけか?あま良い、それで中ボスの情報は?
私がそう聞くと
「中ボスはさっきの亡者騎士を大きくした感じで
武装は大剣に盾、それしか分からないわ。」
それだけ分かれば十分だ、じゃあ行こ
(待ちなさい、)
ん?どうしたのアマネセル?
(この先、同族の気配がします、警戒しなさい。)
え、でも情報だと巨大亡者騎士だったよね?
、、、、まさかこの件てアマネセル達の仕業?
(さあ?ですがダンジョンにも少ないですが
悪魔は居ますよ。)
そうか、ありがとうな!それじゃ行くか!
そして私は大扉を開けた、
「あれが、、中ボス、」
扉の向こうにはパーティーが開けそうな位広い
空間が広がっていた、そして中央には真っ赤な触手が侵食した全長2.5m近い騎士が立っていた、
うーん、此処に来るまで触手なんて見てないし
なんか変、経験談だけどダンジョンて雰囲気にあった敵しか出て来なかったけどコイツは何か違う、
そして中ボスが武器をぎこちなく構える、
やっぱなんか変だ。
「警戒して!私達が来た時はあんな見た目じゃ無かった!」
その言葉と同時に中ボスは目の前まで接近して来る、狙いは一番後方にいるジェーンさんだ!私は即座に対応しカウンターを叩き込み命中するが効果は薄い、流石に雑魚騎士とは違うか、
「カイル!サリー!ジェーンを守って!コイツは手強い一斉に攻撃するよ!」
了解!そして一斉に魔法が放たれるが中ボスは
それを回避して再び接近してくる、そして鎧から
はみ出た触手から広範囲に大量の針を飛ばしてきたのだ!不味い守り切れん!
私は盾をフラスさんに投げリリアナ達魔法使いの
前に立ち槍を回転させながら大量の針を防ぐ、
何発かは私に命中するが中身が無いのでノーダメージだ!
「助かったよエース!」
そして私は針攻撃が止んだタイミングで一気に
接近する、そして中ボスと斬り合う、
やっぱり変だ、動きがぎこちない、まるで動かされているかの様に、そして私は武器を持った右腕を
切り飛ばした、そして見えたのは大量の触手だった
(下がりなさい)
私は言葉に従い咄嗟に下がる、するとさっき居た場所には大量の棘付き触手が蠢いていた、
きっしょ!ああいうの嫌いなんだよ!
「なに、、あれ、触手?気持ち悪い」
フラスさんが怯える、気持ちは分かるよ、でも
戦わなきゃ、でも近付きたく無いから私はリリアナに魔法攻撃の合図を出した、
「了解!」
そしてリリアナは回避など無意味と言わんばかりに
どえらい規模の炎魔法を叩き込む、やっぱ魔法って
チートだわ、そしてたっぷり30秒間中ボスを
焼き尽くすが、其処には燃えながらも立っていた
中ボスが居た、まじかよ、、
「嘘、いくら得意魔法じゃ無いからってこれを
耐え切るの?、でも瀕死の筈、エース!フラスさん!トドメを!」
そして私達は突っ込む、中ボスに抵抗する余力は
もう無く、私達が全力で攻撃すると中ボスは倒れたのだった、終わったな、なんか久しぶりに焦ったわ、
「助かったわ、盾、ありがとう。」
そう言ってフラスさんが盾を渡して来る、
有効活用してくれたらしい、良かったぜ、そして
フラスさんは中ボスの死体を見ながらこう言う
「それにしても前に来た時はこんな触手の化け物じゃ無くて唯の亡者だった筈だったんだけどね、、
やはりこのダンジョンには何か有る気がするわ、、進みましょう、」
そして私達が背を向けた瞬間、中ボスが最後の足掻きかフラスさんに向けて針を飛ばしたのだ!
なんとか気づけた私はフラスさんの盾となる、針は
結構来るがさっき程じゃ無い、
「!、エースさん!」
そしてカイル君が針を飛ばし終わりピクピクする
中ボスを叩き潰した、今度こそ死んだか、
そして私はフラスさんの方を向いた、
「貴方、、どうして。」
何故かフラスさんは驚いている、どうしてって、
そして冷静になったのか
「大丈夫!?貴方、こんなに針が!」
そう言ってフラスさんは慌て出す、そして私は
自身の体を見る、すると何本か身体に刺さっていた、思ったより軽傷だな、私は冷静に針を抜く、
「ちょ、下手に抜いたら大変なことに、、血が、
付いて無い?どう言う事?その長さなら絶対に血が付く筈、、それに穴の向こうが、、無い?」
ああそう言えば知らないのか、まあ出会ってまだ
二日だしね、それに肉無しの鎧だけの人間とか
世界でも希少だろうし、
「貴方、一体何者?」
私はこの事は秘密ですよと書いて、腕甲を外した、
「な、、、腕が、、それどころか中身が、無い?
どう言う事?」
私は首都で色々ありましたと書いた
「な、成程、今は聞かないでおくわ、と、とりあえず進みましょう!」
そしてフラスさんは先頭になり進む、
この先、一体どうなってるんだ?中ボスがこれなら
本命のボスは、、面倒くさくなりそうだ、
そうして私達は進むのだった。
エースのパーティーはエースがリーダーですが喋れないので戦闘系の指示はリリアナきゅんがしています。




