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5話 遊牧民

 三金の書を貰った10才の誕生日から早二ヶ月、

この世界では気候が前世と全く違い四季は無い、逆に永遠に雪が降ったり年中雨の土地も存在していて私が住んでいる評議国の東北部は特に何も特徴も無く気候は良いが住民は評議国全体から見てもかなり少ないらしく何でもこの森は化け物も多くてしかも

歴史的に流刑や追放に使われた地でなんと獄の森と

言う怖い名前でダンジョンも余り無く冒険者や悪人

すらも寄りつかない実質法治県外でありそんな獄の森を足で一時間位進んだ場所に我らの屋敷はある


いやヤバすぎでしょ、何でこんな所に領主の旧邸が

あるんだよ私みたいな森の民なら兎も角、貴族の領主がこんな所に来るなよ、しかも爺ちゃんが書くには此処を建てた領主は根っからの戦い好きでレベルは分からないが最低でも30はあるんだって、もしかしてレスト家って戦いの家なの?


まあ私はそんな事を考えながら今日も森に入る、

自分のステータスが分かるようになってから私のやる気は更に上がっていた、自分のレベルが上がって行けば行くほどニヤニヤが止まらず更にレベルをあげようと努力を重ねているたった二ヶ月でもステータスは結構上がっていた、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



エース • レスト


総合レベル9


槍レベル3


盾レベル2


罠レベル2


魔法レベル2


スキル


必殺スキル

なし


強化スキル

なし


常時発動スキル


(経験値取得量増加)

「説明」

スキル保持者とその仲間が

得た経験値を低レベルでも一定の経験値量に

上がる

(羅ミ䜌歟ヨ傻の加護レベル1)

「説明」

悪魔及び人間以外の種族に対する攻撃力が上昇



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



このようにたった二ヶ月でレベルが2も上がっていて私の気分は更に上がった!そんな事を心の中で考えていると足音が聞こえる私は早速化け物が来たと槍を構え隠れた、だがその足音は二つある、どうやら何かが追いかけられている様だ、化け物は繁殖期以外では絶対に群れないしその繁殖期も既に過ぎた、そして私がその二つの獲物を見ると仰天した!

何と追いかけられていたのは人である紛れもなく人である!しかも小さな女の子?で汚れているが可愛い私は即刻助ける事を決めて女の子と化け物の間に

割って入る、化け物は前に見た狼人間で2m程の巨大な体であり前に爺ちゃんが言っていた仕留め損ねた狼人間の様だ、現に狼人間の左腕が無い、これなら狩れるのではと私は睨みつける私たちが睨み合っていると先に動き出したのは私だ!まず携帯していた毒の粉が入った袋を狼人間に投げつける、だが狼人間はこれに素早く対応し回避すると私に向かって突進してきた!

それを私は盾で受け止める、ぐぐぬ!?めっちゃ重たい!普通の狼人間はもっと軽い突進だがこいつは違う!今の自分ではおそらくコイツを倒せない事を察知すると私は、予備の毒粉袋を狼人間に投げると今度は着弾したこの毒袋は予備で主に麻痺毒系の物が入っていて狼人間は身体がブルブルして固まっているそして私は直ぐに女の子の手を引いて屋敷に逃げたある程度逃げると狼人間は爺ちゃんの気配を感じたのか追いかけて来なくなった、助かったぁ!

そして屋敷の近くの山の中に爺ちゃんが居た、

どうやら既に何匹か化け物を狩ったらしく、それを運ぼうとしておりそして爺ちゃんは私達に気づき驚くと獲物を捨て、直ぐに屋敷に連れ帰ってくれた、

ふぅ、これで何とか助かった女の子は緊張がほぐれてか気を失い今2等級魔法を覚えて回復魔法を使える様になった使用人さんに治療されている。私も早く回復魔法を覚えようと決心し、女の子が目覚めるまで私は魔法の教科書を読み進めたのだった。



それから二日位たった昼時に女の子は目覚めた、そして何やら爺ちゃんと会話しているが何を話しているか分からない、早く魔法の道具が欲しい、とかか考えていると女の子は私を見て助けてくれてありがとうと書いてくれた、それを見た私は嬉しくなり私も怪我が無さそうで何よりと書くと女の子はおかげさまでと書いたそんなこんなでどうして女の子一人であんな森に居たのかと爺ちゃんが書いた、そうしたら女の子は悲しそうな顔で自分は西から来た遊牧民で森の西の境界線付近で野営していたら異様に強い山賊に襲われて私も捕まったが何とか逃げ出して森の中を二日間彷徨っていたらあの狼人間に襲われて逃げていたらエースさんに助けられたと書いてくれた、エースさんて、まあそれは良いとしてつまりこの女の子は遊牧民らしい遊牧民とは何か余り知らないがとにかく強そうだそして女の子は私達にこの家で働かせてくれないかと書いてきたのだなんせ親はおそらく死んでいるし身寄りも無いらしく、他の村に行っても野垂れ死ぬだけだと書き、自分は文字の読み書きが出来て家畜の世話ならお手のものと自分をアピールした、まあこの家に家畜は居ないけどな、それでも私はこの子を家に置いても良いと思うと考えていると爺ちゃんは豪快な笑顔でもちろん!と言ったのだろう、そんな感じがした、そして後に雇うと書いた、


そんなこんなで女の子の名前はリリアナと言うらしく小さな使用人の服を着てこれからよろしくと

書いてくれた私もよろしく!と元気な文字で示す

リリアナとはこれから長くなるだろうと直感しながら私は勉強を始めたのだった






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