55話 最後の戦い
「この先だよ、この扉の向こうにアマネセルさんが居る筈だよ。」
私達はアマネセルが居ると言われた玉座の間の
大扉の前に居た、結局あの後合流したメンバーはおらずあったのは騎士の死体のみであった、
そして遂に目の前の大扉の向こうにアマネセルが
居る、正直倒せるか分からないが
窓から見た空は更に赤くなっておりタイムリミットは一日も無い、そして今私達は小休憩を終えて
立ち上がった、
「この先に敵の首領が、、皆さん準備は
よろしいですか?」
「問題無い、いつでも行ける。」
私も頷く、
「わかりました、では、行きましょうか!」
そして大扉が開く、私達は玉座の間に入った、、、中は玉座の間とは思えない程に変貌していた、床からは紋様が巨大な玉座に向かって伸びていて、壁は正体不明触手がそこら中に生えている、
此処だけ雰囲気変わり過ぎだろ、
そして中央玉座の隣に佇む仮面を付け真っ黒で少し汚れたスーツを着た魔神解放戦線司令、
アマネセルが其処には居た、そしてその前には
重症だと思われるソングマンが居た、
「全く、次から次へと、貴方方人間は何時もそうですねぇ、」
「すまねぇ、、、しくじった、」
「まあ、この拳使いの魂は良い動力となります、
取っておきましょう」
アマネセルがそう言うとソングマンを壁まで
蹴り飛ばした、そして此方を向いた
「やはり人間は駄目ですね、真っ当な取引を持ちかけても直ぐに裏切る、マシなのは、、誰だったか、
まあどうでも良いです、裏切りましたね
ヴァーンシエル、大方女神の涙にでも釣られましたか?」
ハリスは武器を構えこう言う
「そう言う事です、アマネセルさん、すみませんが死んで頂けますか?」
「貴方に私は殺せませんよ、それに私が何の予防もしていないとでも?」
突如壁の触手が動き出し奥からナニカを此方に持って来る、それは女性だった、やっぱり人質取られてるじゃん!
「ははは、驚きましたか?ご覧下さい此方が貴方の妹さんです、名前は、、、わかりませんがね」
「あに、さ、、ま、、」
「な、、どうして、、アリス!!」
「貴方が裏切る可能性など最初から想定内です、
それにしても馬鹿ですね、取引通りにしていれば、、、サービスで既に病は治したと言うのに、
無駄な労力でしたね、かつて魔神様は殺しは
なるべく苦しまない様にと仰られていました、
それでは、来世で」
「やめろぉぉ!!!!」
そうして触手は一瞬でアリスを包み込み触手ごと
圧縮された、恐怖はヤバいけど苦しみはしてない、、筈、そしてハリスはアリスか触手か分からない血をモロに浴び、崩れ落ちた、
「なん、、で、アリスは、、、アリスが、、」
「当然の報いです、さ、貴方も続いて下さい」
そうしてアマネセルから出て来た触手がハリスを
貫こうとするが
「許さん」
瞬間全ての触手が切り落とされる
「アマネセル、、いや悪魔!、殺してやる、絶対に!!」
「全く逆恨みですか、救えませんね」
ハリスは立ち上がり私達と戦った時とは比べ物にならない程の殺気と風格が有った、
「殺す」
「勿論です。」
私も心の中で頷き前に出た
「はぁ、良いでしょう、掛かって来なさい!」
そうして最終決戦が始まった、
「死ね!悪魔!」
その怒号と同時に三人で突撃する、狙うは首だ!
アマネセルは身体から大量の触手を出して攻撃してくる、その全てが鋭く目で追えきれない程に早い、私は全員の二人の前に出て盾となる、
そして接近に成功しローリアさんは右から、
私は左から、そしてハリス飛んで上からの、三方向からの攻撃が襲い掛かるが、
「それは舐め過ぎですよ」
アマネセルは全て迎撃し更にローリアさんに
一撃喰らわせ吹き飛ばす、私は長槍で薙ぎ払おうとするがアマネセルの方が早く触手をドリルの様に
纏めた拳で私も吹き飛ばされる、
そして最後のハリスの攻撃は一撃のみ浅く入ったが
同じく吹き飛ばされた、
「ふぅ、やりますね、其処で転がってる人間程では有りませんがヒヤヒヤしまし」
だが次の瞬間赤黒いビームがアマネセルを襲う、
そしておかわりと言わんばかりに2本の剣が
アマネセルを攻撃する、これは!!
「そんなに喋る余裕が有るなら僕達も混ぜてよ
悪魔さん?」
「そうだぜ?俺達も混ぜろ。」
なんと二階部分にはリリアナとクライスさん、
そして爺ちゃんがいたのだ!
助かった!でも気のせいか左腕が無いし剣が浮いてる気がする。
「この魔法と剣は、、成程、人間崩れは使えませんね、それに娘まで、まあ問題有りません」
そしてハリスが斬った傷口は直ぐに塞がる、
どうやら回復能力も凄いらしい、そして反撃を受けた私の左肩は鎧を貫通し壁の触手と似たナニカが蠢いていた、そして直ぐに立ち直ったハリスとリリアナ達の攻撃を捌きながらアマネセルはこう言う
「気付きましたか?それは紅虫と言いましたね、
貴方の傷口を広げてくれる益虫です、
其処の魔法使いに殺されたであろう我が娘の遺産です、直ぐに取らないと大変な事になりますよぉ!」
私は一心不乱に虫を取ってなんとか立ち上がる、
今の攻撃で左肩に力が入り辛くなった、だがそれでもやるしかない、私は(全解放)を起動突撃する
そして同じく立ち直ったローリアさんも再び攻撃する、アマネセルは流石に捌き切れないのか
後ろに下がる、そして懐から謎の宝石を出し
握り潰す、すると宝石を中心にバリアみたいなのが
展開される、そのせいでリリアナ達の攻撃は防がれる
「やりますね、この私でも捌くので精一杯ですよ、
ですが時間が掛かると困るので本気を出さして貰いましょう、、(神ノ遺産)!」
するとアマネセルを中心に魔法陣が展開される、
そしてアマネセルを包む様に黒いオーラが纏われ
魔法陣から黒く輝く大剣が召喚された、
アマネセルは大剣を掴みリリアナ達に向ける、
すると大剣に赤黒い稲妻が纏われる
「さて、死になさい」
瞬間リリアナと同じ赤黒いビームが発射された、
そして心配する暇も無く次にローリアさんの目の前にアマネセルが現れる、ローリアさんは回避しようとするが出来ずに斬られた、私達は咄嗟にローリアさんを助けようと切り掛かるが
「遅い」
たった一撃で私達は倒れた、
「この程度ですか、全く、予言など当てにはなりませんね、ですがリリアナ•コドマンの魔法は脅威です、全く、何処で覚えたのやら」
速すぎる、見えなかった、恐らくローリアさんは
瀕死だ、あの速さじゃスキルも使えないだろう、
そして私は左腕の感覚が無い、そして其処に
転がっているのは私の腕だろうか、それに全身傷だらけだ、
「他二人は儀式で使うので生かします、が
エース•レスト、貴方は死になさい」
そして此方に大剣が向かってくる、
終わりか、、私は、こんな所で?、、、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!、、、、私は目を閉じた
私に大剣が迫る
次の瞬間
「よく耐えたな、民間人」
ん?痛く無い、どう言う事だ?私は目を開けた、
すると其処には目の前のアマネセルの大剣を防ぐ
青白い光を纏った剣が其処には有った、そして
突如アマネセルは吹き飛ばされる、、、え?
「遅くなって済まないな、」
そして青い炎の玉を纏う純白の騎士はこう言った
「月光騎士団団長、ハルト•バーンズ、参上した」




