49話 現状確認と次の目標
「エース君!負傷したって聞いたけど大丈夫か!」
会議室に入るなりクライスさんが心配そうに
そう言う、私は軽傷ですと書いた。
「そうか、それなら良かった。」
そうして私達は報告会を開始した、
まずはガウスさんが宿屋から武具の奪還と
新種の化け物、そして魔神解放戦線の幹部の撃破を報告した。
「成程、だからエース君が重症だったのか、
だが敵の幹部の撃破は今後に大きく関わるだろう、ガウス班の報告は以上か?ではクライス班の報告を聞こう」
そして地図を開いてクライスさんが喋り始める
「まず俺達の班は此処から一番近い首都東門に
行ったがあそこは裁判所で現れた化け物や
見た事の無い化け物20数体いた、多分だが他も同じ様な物だろう、奴ら完全に俺達を逃さないつまりだ。」
成程、助けは呼べんか、だがこの規模の事は
流石に直ぐに気付かれるだろうが未だ皇国との
戦争は続いている、救出まで時間が掛かるだろう。
「次に俺達は南の陽光騎士団の駐屯地に向かったが、」
言葉が其処で止まる、なんかあったのか?
「、、、駐屯地に多数の化け物と騎士を確認した」
は?どゆこと?鎧を着ているがいるって事?
「もう少し詳しく、駐屯地の騎士とは?敵が我々の
鎧や武器を使用していると言う事かい?」
「、、、いいえ、化け物が騎士の甲冑を着てるわけではありません、恐らく陽光騎士団は魔神解放戦線に寝返ったと思われます、。」
会議室に動揺が広がる、そして基地司令こと
天威騎士団団長が拳を握りながら叫ぶ
「そんな訳あるか!幾ら普段から怪しくとも
彼らは評議国に忠誠を誓った騎士団である!」
「だがな団長さん、、奴らは普通に喋ってたんだ、、、普通の兵士みたいにな、、だが駐屯地の
周辺に大量の騎士達の死体が有った、確認してみたら死体の半分は陽光騎士団のエンブレムが付いていた、恐らく反対者は全員始末されてる、、報告は
以上だ、。」
「そんな、、クソ!」
会議室が沈黙に包まれる、
今の所良い報告は幹部(自称不穏分子)撃破以外
一つも無い、まず東門は敵いっぱいで民間人の
避難は困難、そして南東部の陽光騎士団は敵だから実質南東部は敵の支配下みたいな物だ、
私は公爵に今後の目標を聞いた
「現状、他の騎士団も裏切りの可能性がある以上団結仕切れず更に外の情報も分からない以上詰みに近い」
ですよねー、部屋の空気が更に重くなる
「だが、完全には詰んでいない。」
公爵は話を続ける
「評議国最強の騎士団にして評議国建国から
国を守って来た騎士団、月光騎士団だ。」
月光騎士団!良い名前だ、だけどそんな連中が
居るなら首都な化け物どもは駆逐されてるんじゃ?
「現状、月光騎士団は首都に恐らく居ない、
恐らくレムア領の未確認の化け物調査の為に出払ってる。」
もしかして首都に行く時に巡回していた騎士達は
月光騎士団だったのか?
「そして月光騎士団は非常時に直様事態を伝える為にバシール帝国時代の戦略級魔道具を保有している、つまりこれを使って月光騎士団に事態を伝えれば戦況は好転する筈だ」
成程!通信機みたいな魔道具を持ってるのか!
じゃあそれは何処に有るの?私は質問する。
「私の知る限り首都に有る戦略級魔道具の所在地は二つ、月光騎士団駐屯地の固定型とバシール帝国時代の旧王城の持ち運び型だ。」
成程ねじゃあ直ぐに奪還に
「だが旧王城は強力な結界で外からの侵入は不可能だ、そして月光騎士団は最強だ魔神解放戦線が
情報収集をしない訳が無い、月光騎士団駐屯地には相応の戦力が居るだろうね」
成程、でも俺達は敵の幹部を撃破したし行けるんじゃね?それに現状他に出来る事も無いだろうし
「公爵閣下、直ちに月光騎士団駐屯地の奪還を
計画するべきです!このままダラダラと防衛していては市民の被害が増え続けます!それに敵が
戦略級魔道具を破壊しないとも限りません!」
「俺も直ぐにその駐屯地を奪い返すべきだと思う!俺も連中の強さは知ってる!」
私も奪還するべきと書く
「分かった、どの道やらねばならんしね、
では作戦を組むとしよう。」
そうして私達は月光騎士団駐屯地の奪還の為の
作戦をねるのだった
魔冠騎士団は軍事レベルの魔法研究やダンジョン産の
魔導書などの解析や保管を担当する、その特性上騎士団と言うより研究者集団である、そして首都の魔法学校は魔冠騎士団の直営校でも有る




