42話 大国の濁った中心地
あの後私達は村を後にした、そして後首都まで
二日と言う距離まで来たが流石首都近辺、
やはり族やあの時の悪魔は全く居ない、そして
何故かすれ違う人の顔色がなんか悪い気がする、
やっぱ首都ってヤバい所なのか?
そうして馬車の外を見ていると道の奥から
激しい音がする、おいおいまた襲撃か?
私が警戒していると音の原因が見えて来た、
それは大量の騎士?らしき人達が馬に乗って
此方に走っていていた、その騎士らしき人達は
白い鎧で統一されており先頭の人だけヘルムを
付けていない、そして一人一人が強そうな雰囲気が
ある、確かサリーさんがレベル20代だったっけ?
じゃあ多分あの騎士達はレベル30はあるわ、
そんな気がする、
「其処の馬車、止まれ」
外からそんな声が聞こえた、大丈夫か?
なにやら馬車を動かしている人と話している
その後騎士がこう言った
「すまないが馬車検査をさせてもらう、
全員馬車から降りろ。」
そして私達は馬車を降りて検査が終わるのを待っていた、あの人達一つ一つ荷物も入念に確認している、その間暇なので私は馬車を動かしている人に
さっきはなんの話をしていたか聞いた
「この人達は首都警備隊の方々でどうやら
例の触手の化け物なんかが居ないかの検査をやっているらしいですぜ」
成程、でも人が居る馬車にあの化け物は
居れないと思うんだけどね、私はそんな疑問を
書くと
「前にそう言う事例が発生したからだ」
さっきの先頭にいたヘルムを付けていない人がそう言う、この人は凄い歴戦そうなイケオジであの強そうな騎士達とは違いソングマンやガウスさんみたいな別格の雰囲気が有る
「前まではこんな事しなかったのだがな、つい二日前に他の警備隊が民間の馬車から出て来た触手の
生えた異形の化け物に襲われた、その警備隊は壊滅して後に我々が調査した時に有るものを
見つけた。それがこれだ」
そうして懐から紙を出す、その紙には
赤い丸に破壊された鎖の付いた黒い爪の無い
人差し指、それが書かれていた
「このマークが商隊の馬車から発見された、
これに見覚えは?」
私達は横に首を振る、
「やはりそうか、、このマークは襲撃前の此処の領地の検問時には無かったと確認されている、
おそらく此処ら付近で付けられたのだろう、
これ以上は言えないがもしそれらしい情報が有れば我々に通報してくれ、一応報酬もでるからな。」
そうして検査も終了して我々が馬車に戻ろうとするとさっきの人が
「あぁそうだ、此処の道は大丈夫の筈だが触手の化け物が居ないとは限らない、君達の強さなら大丈夫だろうが他の馬車が化け物に襲われて居たらすまんが助けてやってくれ、一応、国から金もでる、
それでは。」
そう言って騎士達は馬を駆けて道を走って行った、
それにしても奇妙なマークだな、警戒しておこう、
これから首都で腐った貴族と裁判なのだ、
もしかしたらあの時の化け物や悪魔みたいのだって貴族お抱えの化け物かもしれないしな。
そうしてやっと到着しました!評議国の首都!
その名もゴールドレーン!!
いやー流石に大国の首都だけ有ってクルセンとは
比較にならない程の活気と街のデカさだ!!
我々は首都に入り宿で腰を落ち着かせていた、
今回は前みたいな狭い部屋じゃ無い!!
まあ五人部屋に六人で泊まっているけどな!!
そうして私達は集まりクライスの話を聞いていた
「じゃあ俺とブレドは裁判の詳しい事を調べてくる、悪いが皆んなは今回の裁判に有利になりそうな事を調べて来てくれ、それと絶対に集団で行動してくれ、頼んだぞ」
了解!所で首都に来た事が有る人っているの?
私がそう書くと
「爺ちゃんとガウスは何度も来た事があるから
案内は任せとけ!」
「おいおいバーグ、それは何年前の話だ!!」
「、、、十年前だ、、、」
「ダメじゃ無いか!孫の前で見栄を張りたいのは分かるが程々にしておけ!それと俺は一年前に来た事が有るぞ!他は!」
ガウスさんは元気な大声でそう聞く
「一応私とカリーは首都の出身だから分かるけど
今回の裁判で協力してもらう様実家に行くから
案内は出来ないわよ?」
「私も来た事が有るが何年も前の話だ」
サリーさんとスリッドさんがそう言う、成程
つまりガウスさん以外ハジメテか、、、
「俺は首都に住んでるから分かるぞ。」
ソングマンがしれっとそんな事を言う、
お前住んでるのかよ!
「俺は友人に会いに行くから案内は出来ないがな」
無理か、じゃあいくか!
「行くか!首都観光!」
「私は残る」
ロクサーナさんて喋れたんだ
きっと楽しいだろうな、そう思っていた時期が
私にもありました、何だこの地獄、
まず空気、クルセンと比べてなんか濁っている気がする、後奴隷、禁止されてる筈なのに堂々と
奴隷を連れてる貴族が普通にいる、
「おっと、すまんねヘルムの人」
私はぶつかった人の腕を掴み盗まれた財布を
取り戻し全力で腕を握った、
「イギ!いだだだ!す、すみませんでした!」
これだ、さっきから数回人にぶつかっては
私の財布を盗ろうとカスが群がっている、
治安も最悪かよ、、
「なんか、、思ったより酷いな、、、
昔はこんなんじゃ無かったんだがな、、、」
ゲンナリとした爺ちゃんがそう言う、
確かにね、もっとこう、まともかと思っていたよ、
「此処数年こんなもんだ、、まあ更に悪くなったがな、、」
同じく気を落としているガウスさんがそう言う、
「このガキが!」
そうして喋りながら歩いていると大声が聞こえた、
声の方を見ると人だかりが出来ていた、
お?乱闘か?人だかりを割って見ていると
身なりの良いおっさんが小学生位の子供を殴っていた、ひどいな、クルセンじゃ殴られる前に警備隊が
参上していたぞ、だがその警備隊は止めるどころか
見ているだけだ、腐ってるな、しょうがないなぁ
私は殴りかけたおっさんの腕を掴む、
「あ?何だお前、」
おっさんの顔をよく見ると若干赤く更に酒臭い、
私は予め書いておいた
子供を殴る事は無いだろう、何が有った?の紙を
見せたするとおっさんは怒鳴り散らす
「このガキはこのルマン家の一人で有る俺様にぶつかった!!これは正当な裁きだ!!」
成程貴族か、、で?そんな理由でこんな事を?
この子死にかけてるよ?まあ良いか、貴族だし
私は掴んだ腕に力を込める
「ギィ!痛い!何をする!私はきぞ、いだい!
お前達!コイツを殺せ!!」
すると奥から数人の武装した人がやって来た、
めんどくさいなぁこのまま千切ってやろうかな、すでに悪名は貯まってるし今更どうって事無いでしょ、そうして私がコイツらと戦闘を開始しようと
すると
「双方辞めなさい!」
そんな声がして後ろを見るとなんとフロサンロセンで共に戦ったローリアさんが居たのだ!!
「あ、あれはアルバ家の令嬢、、、チ!
覚えてろよ!」
そう言って貴族のおっさんはどっかに行った、
そんな事より私は久しぶりですね!と書いた
「二、三週間振りかしら!久しぶりエース!」
良かった覚えててくれた!
「まさか少年があの(一光)と知り合いだとはな」
そうして私達は適当なカフェに移動して
話をしていた、
「それにしてもエースは向こうみずですね
あの男は本当に貴族でしたのよ?まあそんな事よりどうして首都に?」
私は事情を話した。
「それは、、大変でしたね、しかもこんな時期に
しかし裁判相手はレスト家ですか、、、
父にも話してみましょう」
まじかよまだ何も言って無いのに!
ありがたい、私は感謝をしローリアさんはどうして
首都に?と聞いてみた
「あの後皇国の進行が停止しましたの、
あと父が評議会に呼ばれましたのでその護衛に」
成程、
次に前に戦った悪魔について何か情報が無いか聞いてみた。
「黒い羽の生えた人型の化け物ですか、、
すみませんが何も情報はありません、でも気になるので父にも聞いてみます。」
本当に良い人だな!
その後私達はお互いに住所を教え合い
解散となった、時刻は午後1時、まだ時間は
有るが正直ウンザリなので帰る事にした、
そうして宿に帰るのだった
ルマン家は首都右上、レムア領の上に位置しており
大した資源も無いし人口も大した事無いです、
あと今更ですが祈りのサイネは短剣で斬撃を飛ばしていました、まあ表現不足でしたがねぇ!




