25話 帰還
私は2階の部屋に戻りリリアナにさっきの事を
報告した、そして明日にもこの街出ようと書く
「うん、その赤色がどうであれこのまま街に
留まる理由は無いね、了解したよカイル君には
僕から言っておくから君は見逃しが無い様に
もう一度反撃の証を探してみて、
準備はやっておくから
後もしかしたらアルバ公爵が何か知っているかも
しれないから話してみても良いかもね」
リリアナ、、ありがとう!
私は感謝を書いて宿屋出たのだった
そうして私は兵舎にやって来た
アルバ公爵には流石に会えなかったが
親衛隊長ことローリアとは会えたので私は赤色に
付いて聞いてみた
「ふむ、、その赤色?で貴方でも勝てない
実力者ですか、、、正直心当たりがありませんわ
もしかしたら裏社会の強者かも知れませんわ
お父様にも聞いてみます、それとコレを差し上げます」
親衛隊長はそう言って私に小さい木の札をくれた
これは?
「これは幸運の札と言われる魔法の道具ですわ、
持っていると所有者には幸運が訪れると
言われている物で昔命を助けてくれた人から渡されてそれ以来ずっと持っていましたの、でも貴方に
差し上げます」
幸運の札、、確かに困った時に神様に頼るより
ずっと良いな、私はローリアに感謝して
兵舎を後にした、
私は街を歩く、結局街を回ったが幸運の札以外に
それっぽい物は無かった、だがあの占い師は
人に答えが有るだか何だか言っていた、
確かにフロサンロセンに来て沢山の人に会った
街に行く途中に出会った(七首)のサイモンさんや
親衛隊長のローリアさんに
一緒にクルセンに行くカイル君や
更にアルバ公爵なんかも
沢山の人に出会った、強者とも戦い
私はこの街に来て正解だと思う、
反撃の証が何か分からないがきっと答えは得ている筈だ、
私達は準備を終えて街出ようとしていると
「エース君!」
そう呼び止められる
振り返ると其処にはサイモンさんがいた
私は挨拶をする、そしてどうしたのか聞くと
「君達が街を出るってリリアナさんから聞いてね
せめて挨拶位しようかなって思ってな
君達には世話になったよ、
僕らはまだ滞在するけど君達の旅路に幸運を」
サイモンさんはそう言って
手を振ってくれた、私達は手を振り返し
街を後にしたのだった
私達はまた商隊の護衛として馬車に乗っていた
本当は歩いても良かったのだがフロサンロセンから
クルセンまで馬車で一週間掛かるのだ
徒歩など考えたくも無い、
そんな訳で私達は快適な移動を続けていた
「ん?何だあれは?道を塞いでいる?」
不穏な声が聞こえた、私は寝ようとしたが
急に馬車が止まる、おいおい、夕食には少し早よ、
私達は護衛の為に馬車を降りて
道の先を見る、道には簡単なバリケードと
評議国の兵士が道を封鎖していた、
検問か?皇国軍は一ヶ月も前に撤退したぞ?
そう思っていると兵士の中から変に豪華な鎧を着た
男が前に出てくる、あれ?見た事有る気がする
「いたぞ!この私から不当にも奴隷を奪い
惨めにもアルバ公爵に泣きついた愚かな
強盗エースと愚かにも主人で有るこの私から
哀れにも逃げ出し強盗の仲間になった
奴隷以下のゴミ、カイなんとかだ!」
態々デカい声で確かレスト家の後継者?だったかが
叫ぶ、そして後継者は兵士達に武器を構えさせる
「ま、待って頂きたい!私達は国に認められた
商隊でどうして武器を向けるのですか!
それにエース君が奴隷を奪ったと言いますが
それはあのアルバ公爵が無罪とされた事です!」
「黙れ!下級商人が!商人ごときがこのレスト家
後継者で有るこのカルトン • レストに
口答えするな!兵士共、荷物は好きにして良い
確実に強盗エースを殺せ!」
兵士達は笑いながら私達に襲いかかってきた
どうやらコイツらには権力も何も無いらしい
卑しい族だ、私は商隊長に殺しても良いかと書く
「も、勿論だエース君!そもそもレスト家と
言っているが本物がこんな事する筈が無い!
遠慮無くやってしまいなさい!」
私は言質を取る、そしてリリアナに合図を送ると
「了解!取り敢えず範囲攻撃魔法で攻撃するよ!」
杖を構えたリリアナの周囲に沢山の石が浮く、
それは一つ一つが狼人間位なら貫通出来る石だ
「う、狼狽えるな!所詮は女のハッタリ魔法だ!
総員盾構え!」
そしてリリアナの拡散石魔法が炸裂した
盾を構え続けられ無い程の強力な石の弾丸は貫通し
兵士達を薙ぎ倒した、
魔法が終わると私達は残党を狩る
結構な数が居た兵士は今や数人しか生きていない
「な、何なんだ貴様ら、、、こんな魔法人間が
使って良い物では無い!反則だ!」
カルトンは腰を抜かしながら言う
其処に私がゆっくりと近づく
「や、辞めろ!こっちに来るな!私はレスト家だぞ!」
私は槍を振り上げる
「わ、わかった!私が悪かった、金銭は支払うから!頼む、見逃してくれ!」
私は少し待つ
「そ、そうだ其処の奴隷は幾ら欲しい?
幾らでも金はやるからコイツを止めてくれ!」
私は槍を振り下ろした
いやー!無事に何事も無くクルセンに
帰って来たね!道中平和で本当に良かったよ!
「君達、我々の護衛本当に感謝する
もし何かあったら私を頼ってくれ力になろう!
それと君達の報酬に少し色を付けたから頼むよ」
商隊長はそう言って私達に報酬を渡してくれた
いやーこの人は本当に良い人だな!
確認してみたら本当に少し多めに金が入っている!
そして一ヶ月振りだな、クルセン!
ぶっちゃけクルセンよりフロサンロセンに
居た時間の方が長いが凄く懐かしい感覚になる
よし!早速宿を取ってガウスさん達に会いに
行こう!
そうして私達は明日へと動き出したのだった。




