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19話 道標





「其処の席に着け小僧」


ようやく私達は占い師に占って貰う事が出来そうだ

もう爆発は懲り懲りだが占い師は

私の事を睨み続けているのでもしかしたら

また襲われるかもしれない

用意した化け物の死体も全部焼けちゃったしね


「じゃあ早速手を出せまずは貴様の手相からだ」


そう言われて私は手を見せる

占い師は私の手を強く掴んで真剣に手相を見た


「ほう?お前さん命の手相が短いね、

こりゃ長生きは出来んだろう、更に頭の手相も

短いね、短命なバカとは笑えるね、

だが何個か野心を持つ人間特有の手相も有る、

何をやるか知らんがとっとと

行動した方がいい、それ以外は特に何も無い

変な手相だ、あのガウスが認める位なのに

まるで小物の手相じゃ無いか、笑えるね」


この婆さん俺が偉くなったら覚えてろよ

まあそれはそれとして言ってる事は分かる

確かに私は脳筋だ物事は筋肉で何とかなると

考えているしこれからもそうだろう

占い師は手相を辞めて今度は

変な数珠見たいなのを持って私を見た


「ほうほう、!コレはお前まさかバーグが

言っていた濁ったガキか!

バーグが言っていた時より更に濁っとるわい!

全く、中途半端な色は読み辛いのに

面倒じゃな、少しまっとれい

この我が本気で見てやろう」


占い師はそう言って店の奥に行き

何かを取ってきた、それは杖だった市販の杖と違い

まるで木みたいな見た目で頭の部分に紫の水晶が

付いている、あんな物見た事ない

占い師はそれを持ち私の目の前に立って

杖を掲げた、すると紫の水晶が光出す


あ、あれなんかふらふらする

あの時だ家で水晶を触った時とおんなじ


きもちわるい、


「終わったぞ、小僧、」


ん?いつの間にか終わったらしい

まだ気持ち悪いが話は聞ける



「我は今回貴様の未来では無く痕跡を観た、

貴様の未来は我の魔力じゃ計り切れん

だから途中までを占った、」


「まず我が最初に観たのは血じゃ

お前さん今のままだと殺されるぞ、

近い内に赤色のナニカが貴様を殺す

じゃがそれと同じく対抗の未来も見えた、

南の都市、フロサンロセンの近くに

反撃の証の光が有る、貴様はとっとと

クルセンを出てそれを探しに行け、

コレは我の経験談だが大抵は人に

答えが有る、

それじゃ我は疲れた、今回は面白いのが

観れたから特別にタダにしてやる、

それじゃ失せろ」



占い師はそう言って奥に行った

どうやら終わりらしい、取り敢えず私達は

ガウスさんの家に戻って予言を考える


「うーん、坊主まさか南に行けとはな、」


それにしてもまさか死を予言されるとは

思わなかっただが南に何か有るらしい

私は南に向かうから何か情報は有るかと書いた


「ああ勿論有るぞ、

まず今の時期南には本当は行かない方がいい」


それはなぜ?と書くと


「なんだ坊主、新聞を見ないのか?

南は現在評議国と皇国の戦争の最前線だ

戦争の詳しい情報は規制されて分からんが

ロータが言っていた南のフロサンロセンは

戦争の前線の中で一番近くて大きい都市だ

何ならこの戦争もこの街が原因と以前から噂が

流れる位だ、もし行く気なら相応の準備をして

行け、多分大丈夫だとは思うがその場で

臨時徴兵も有るかもしれん、」


ガウスはそう言うと

私に地図を貸してくれた、ありがたい

そして私はリリアナに共に来てくれないかと

頼み込んだ、一人は嫌じゃないが

緊急時に一番頭が回るのはリリアナだ


「勿論付いていくよ?当たり前じゃん

君がピンチなのに助けない相棒は居ないよ!」


リリアナはそう言ってくれた

やっぱ頼りになるわ、最高だぜ相棒!

私達は明日にも出発する事を決め、早速荷物を

纏めるのだった



帰りに新聞を買ってみよう



(次の日)



おはよう!皆!

私は誰にも届かない声を上げる

あの後私は街でフロサンロセンの

情報をかき集めていた、だが前線都市だからか

まともな情報がない例えば



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




我らが正義の評議国軍、

フロサンロセンで皇軍十万を殲滅す!


皇軍の司教将軍戦死!

討ち取ったのはアルバ家のご令嬢!?


フロサンロセン行きの交易ルートについて


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


こんな感じでロクなのが無い

これは行ってみるしか無い私達は荷物をまとめ

クルセンの街を後にした、

幸い私達の荷物はガウスさんの家で置かせて

貰えたので荷も軽く、更に運良くフロサンロセン

行きの商隊護衛の依頼ももぎ取り

馬車にご一緒して、向かうのだった






此処からクルセンからフロサンロセンまで

大体馬車で一週間掛かるらしい

少し遅い気もするが取り敢えずクルセンで

殺される事は無い、しかも商隊には

他の冒険者もいるので積極的に交流を深めて

行きたいな、

そして後五日位でフロサンロセンに着くはずだ

私はそう考えていると馬車が止まる、

これで何回目だろうか、最初は化け物が多かったが

フロサンロセンに近づくに連れて

敗残兵が多い、しかも今回はその敗残兵だ


「全冒険者は迎撃準備!

防衛隊は商人と荷物の護衛を最優先!」


そう指示を出すのが今回私達以外に来た

冒険者チーム(七首)のリーダーの

サイモンさんだこの人はとても良い人で

悪い噂しか無い私にも気さくに話しかけて

くれた唯一の冒険者さんだ

だから私も大人しく指示に従う、

外に出て他の冒険者達と防衛陣を固める

そして敵はかなりの数がいて

敗残兵と思わしき人が二十人弱

山賊と思わしき人が十人ほどいた

奴らはこちらとは違いロクな陣形も組んでいない

そして突撃をしてくる

私は長槍で敗残兵どもを処理する

既に人殺しの嫌悪感は二回目あたりの時に

何も感じ無くなっていた

只々単純に弱くて私の邪魔をする敵だ、

そう考えながら五人目を倒すと

敗残兵達は逃げて行った、

あーあまた逃げた、他の連中に吸収されて

襲いに来なきゃ良いけどね

そう思いながら私達は馬車に戻るのだった





「見えて来たぞ!」


あれから七日経ち

私は馬車の中で本を読んでいるとそんな声が

聞こえた、着いたのか!

私は馬車の外を見る、其処には

所々煙を上げる都市が見えたのだった








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