ゆうちゃん
「みこちゃん、みこちゃん!昨日の投稿もすごくよかったよー!これからどうなるのか楽しみすぎて夜しか眠れない!」
「ふふ、ゆうちゃんたら」
ゆうちゃんは私の執筆活動を応援してくれている。
そして、一番のファンだと言ってくれている。
「みこちゃんの作品はね、見ていて安心できるんだ」
「そう?」
「うん。バッドエンドはあんまり書かないから、最終的に幸せになるってわかってると胸がざわざわする感じが少なくて個人的には好き」
「そっか」
あんまりストレスフルな作品を書くのは苦手だが、それを良い方に捉えてもらえているのなら良かった。
「ところで、みこちゃんは結局来年就活するの?」
「うん。事務職を目指そうと思うんだけど…」
「そっか、頑張って!」
「ちょっと不安だけど頑張るよ」
良いところに勤められるといいのだけど。
それと小説もあるから、副業オーケーな会社にしないとね。
「私も来年には大学受験だし、お互い忙しくなるね」
「お互い頑張ろうね」
「うん!」
これからは勉強時間を少しでも作らないと。
企業に内定をもらうためには頑張らないといけないから。
ネット小説の毎日投稿は厳しくなるかもしれない。
でも、眠る時間をこれ以上削ると大変だから小説の時間を削るしかない。
本命は小説なのに、ままならないものだなぁ。
「でも、小説は続けるよね?」
「もちろん!」
「うち、みこちゃんが社会人になっても一番のファンでい続けるからね!」
心強い味方、一番のファンが近くにいるのはありがたい。
今日も頑張って家事に勉強に、出来れば小説もこなせたらいいな。
「みこちゃん、ファイトー!」
「おー!」
そして今日もまたゆうちゃんのおかげで、一日を頑張ることが出来た。
ゆうちゃんはきっと、私にとってゆうちゃんがどれだけ必要な存在かわかってないんだろうな。
でも、それでいいや。
私のゆうちゃんへの依存がバレたら、引かれちゃいそうだからね。