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スライム君のダンジョン戦記?  作者: 初心猫田
3/52

油断のボス戦と進化

ZZZ…。

ふあぁー。

よく寝たー。

よし、ゲームの続きだ、今日はどれにしよう?

……はぁ、馬鹿らしい。現実逃避してる場合じゃないな。

起きるとするか!

まずは朝ごはんとしてゴブリンを狩ってくることにしよう。




扉を離れポヨン、ポヨンとあてもなく進んでいくと一匹のゴブリンを見つけたのでいきなり毒液をかけてしとめる。


ピロリン!


《1LvUPしました。通常スキル 『毒液 :Lv2』 になりました》


よし、あと1レベルで進化だ。

ゴブリンを食べ終えボス部屋の前に戻ってくる。


「よし、お腹もふくれたことだし少し覗いてみるか。一体どんなやつがボスなんだ?(ゴクリ) いざいかん!」


決心してボス部屋を覗こうとして気づく。

扉の開け方がわからない……いやいやいや、どうすんだこれ!

せっかく腹決めて挑もうとしたのにいきなりこれかよ!

その後一時間ほど考え、体当たりすればいいことに気づき、簡単なことなのに思い付かなかった恥ずかしさに悶えながらも扉を開く。

開けた先には……杖をついたゴブリンがいた。

……弱そうじゃん。何だよ、びびって損した。とっとと倒しちまおう。

そう思い迂闊に近づいたのが間違いだった。

急に杖の先に火の玉が現れ気づいた頃には直撃していた。


「ぐっ、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱いあついあついあつ……」


溶けそうな体を必死に動かしながら何とか扉をくぐり抜け、


《 『火耐性 Lv1』 を取得しました。》


そんな声をBGMに俺は力尽きた……。




ひんやりした地面の冷たさに俺は目を覚ます。

HPとMPもすっかり回復しており長い間気絶していたことがうかがえる。


俺はひとまず助かったことへの喜びを噛みしめ、これからの目標をたてることにした。


「とりあえずボス戦は進化してからだな。見ためが弱そうだからって正直なめてた。 あとひとつ上がれば進化するわけだしそれにかけてみよう。 それに鑑定も怠らないようにしないと……」


目標を決めたので次はゴブリン探しを開始する。

5分ほど歩きまわっていると二匹のゴブリンがいたので片方に毒液を、もう片方に体当たりをして倒し、順番に吸収をおこなった。


《1LvUPしました。通常スキル 『体当たり :Lv2』 になりました。 『吸収 :Lv2』 になりました。

進化条件を満たしましたので進化先を選んでください。》


=======================

レッドスライム……火属性のスライム 火魔法を少し使える

ブラックスライム……闇属性のスライム 闇魔法を少し使える

ゴールデンスライム……輝かしきスライム 高く売れる

=======================


どれがいいかな?……とりあえずゴールデンスライムはないな。

ってかネタ枠進化かよ!? 輝かしきって! 高く売れるって!

誰だこんな進化先用意したのは! 出てこいっ!

ハァハァ……だめだ、突っ込んでても疲れるだけだ。切り替えよう。

レッドスライムになれるのは……火耐性持ちだからか? ブラックスライムは流れてきに暴食の石が原因か。

よし、ここはブラックスライムにしよう。

心で決めたとたんに体が少し黒く染まっていき力が溢れてくる。


《通常スキル 『ブラックボール :Lv1』 を取得しました。

『闇耐性 :Lv1』 を取得しました。 『鑑定 :Lv2』 を取得しました。》


終わったか。ステータスを見てみよう。ステータスオープン!



=======================

名前:なし

種族:ブラックスライム ……闇属性のスライム、闇魔法が少し使えるようになる

状態:通常

Lv :1/10

HP :10/10

MP :6/6

攻撃 :2

スピード10

{通常スキル} 鑑定 :Lv2、ステータス閲覧、闇魔法 :Lv1、毒液Lv2、体当たりLv2、こんしんの一撃

{耐性スキル} 物理耐性 :Lv1、火耐性 :Lv1

闇耐性 :Lv1、睡眠無効、睡眠回復

{種族スキル} 硬化 :Lv1、吸収 :Lv2、分裂 :Lv1

{称号} 世界を越えし者……成長補正、進化補正

引きこもり……睡眠無効、睡眠回復を得る

???……封印されています

スキルポイント 90ポイント 取得可能スキル表示 YES/NO

=======================



いろいろ成長したなぁ。取得可能スキル表示って何だ?というかスキルポイントってこの世界ではどんな扱いなんだ?敵倒しても進化しても増えるわけではないし……


《 『ステータス閲覧』 が発動しました。

スキルポイント……生まれたときにのみ貰える全ての生物が持つ、スキルを取得するためのポイント。取得可能スキルはその者が才能を持つスキルしか取得できない。 基本は0ポイントだがまれに50ポイント以上をもって生まれることがある。ドラゴン種はほとんどがこれであり、今までの歴史のなかで一番最大のもので神龍帝の80ポイントであった》



……スキルポイントさん、あなたとってもビックなお方だったのね!? 歴史越えちゃったよ! チートきたこれ!よっしゃー!!

どんなスキルがあるのかなー


《取得可能スキル

20ポイント……全属性耐性 :Lv1、錬金術 :Lv1、アイテムボックス

50ポイント……全属性耐性 :Lv5、錬金術 :Lv5

空間魔法 :Lv1

70ポイント……全属性耐性 :Lv10、錬金術 :Lv10

空間魔法 :Lv5》


んー、悩ましい。

空間魔法はとってもひかれるけど使い方がわからないと困るし……

うん、アイテムボックスと全属性耐性 :Lv10にするか。


《 『火耐性 :Lv2』 と 『闇耐性 :Lv1』 が 『全属性耐性 :Lv10』 に統合されました。通常スキル 『アイテムボックス』 を取得しました。》


よし、準備はととのったしボス戦のリベンジでもするかな! 全属性耐性の力見せてやる!(まだ使ったことないけど……)




やって来ました、ボス部屋前!

なんか緊張してきた……トラウマになってないよね? うん、きっと大丈夫なはずさ!

体当たりで扉を開けてくぐり抜け、さっそくボスに鑑定を使用する。


=======================

名前 :なし

種族 :ゴブリンソーサラー(亜種)

状態 :通常

=======================


おっ、見える項目増えてるー!やったー。

じゃなくて亜種って何だ!? 聞いてないぞ!いや、聞く相手いないけどさ!

そんなこんなで、俺のリベンジ戦となるボス戦が始まった。

なかなかネタが見つかりません

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