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新次元紀行  作者: 木戸攘夷
第35章 エンドロール
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(1)

 数日後、サルナはローグラン3番街にカツオを持ってこっそり現れた。

 迷彩柄のスーツを着て。

 ジープの荷台には大きな業務用冷蔵庫。


 ドナウはカツオに興味を示さなかった。

 こっそりとビルの前で入れてくれるようにドナウと交渉しているようだった。

 更に数日後、サルナはマタタビを持って現れた。残念ながらドナウはマタタビが好きではない。


 カツオ→マタタビ→ビーフ→バター→タイ(しつこい!)


 道成寺伯父麿一味はすっかりたぶらかされフリーパスになっていた。

 サルナがこっそり現れると必ずビルの前で伯父麿一味が騒ぎ始める。


 「姉さん、本日もご苦労様です」ポールが挨拶をする。

 「姉さん、食料ありがとうございます」

 ポップが業務用冷蔵庫いっぱいの牛肉のおこぼれに預かっていた。


 「姉さん、本日もお綺麗で」ジャマイカがゴマをする。

 「姉さん、トルクの奴はまだ出てきませんか?あのエロヒッキー野郎め。こうなったら力ずくで」

 伯父麿が握り拳を作る。


 「いいのよ、ドナウに会いに来たんだからっ」

 「今度来るときゃ駄猫の一匹や二匹ふん縛っておきますぜ」

 「本当にいいんだってばっ」


 この炎天下のローグランでサルナはなんだか涼しげな顔をしてビルを見上げていた。


 ドナウが陥落するのもそう遠くない。商売しづらくなるだろう。


 (勘弁してくれ!)


  (了)

長々とお付き合いいただきありがとう


自称未来から来た宇宙人に

伏線の回収と用語の解説はムリだと悟り

回収を諦めたころに筆が進み始めて

書くのはとても楽しかったのを覚えています


なかなか連載という形態に馴染まない物語だったのが

ホント申し訳ない


それから時たま一気読みしてくれる方がいてくれてありがとう

何度心が折れかけ・・・いや、すっかり折れてましたが

あなたに救われました

咽び泣きながらも最後までアップを続けることができました(笑)


第一編はこのへんで・・・

続きは心の傷が癒えた頃に・・・

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