表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

序章【新しい記事-3】

寒さと孤独を友としてどれ程の時を過ごしたのか。

数秒にも数年にも思える曖昧な時の流れの中で、確かにわかった事がある。


オレは今、人間百科事典に等しいということだ。


原因も過程も、なにひとつ全くわからない。

ただ結果のみからそう判断せざるを得ない状況になっているのだ。


人間百科事典と言ったが、オレ自身にそんな知識は無い。

問えば、答えが出るのだ。




みんな大好き、天下のWikipedia様から。



……うん。

いや、待て。言いたいことはわかる。

だから先にこっちから言わせてほしい。


「スマホがあればいいじゃん。」って思ったんだろ?

「オレも人間百科事典じゃん。」って思ったんだろ?


…オレもそう思う。



けど、頼むから考えてくれ!

こんなわけのわからん状況に直面しても必死に考え抜いて!

出された答えが「ググればおk」だなんてあんまりだろ!?

だから、せめてこの金縛り?から覚醒するまでは人間百科事典と名乗らせてくれ…。

オレとしても早く目覚めたいんだ…寒いし…トイレ行きたいし…。









────待て。

今、オレなんて…?


トイレに行きたい、だって?



体の感覚すらな【表記変換:日本語を行います。】










───なんだ



【人類種:7度目の世界:再臨。】



───目が、熱い



【超越思考:招来:台本】



───背中が、痒い



【宙を:扉:コントローラー】



───なんで急にこんな



【対応表記無し:対応表記無し:よい旅を】



───答えろWikipedia



【ササキ スケサブロウ】



───待て、ちょっと急すぎじゃ【覚醒】




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ