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チートな『俺』は異世界にその名を轟かす  作者: 唯
第一章 死亡。そして、はじめてのいせかい。
24/28

炎狼戦、決着。

遅くなってすいません、とりあえず投下します。

何かあったら訂正します。

 とりあえず目先の一手を決定し、前を向く。どうやら向こうも漸くアホ面を直して、襲い掛かって来ようとしているらしい。

 「よし」

 魔力を練りながら、駆け出す。同時に、奴も飛び掛ってくる。頭を狙って振られた前脚を流しつつ、浅く切りつける。そのまま剣を揃えて同じ場所を二往復して切る。立て直した狼の爪をバックステップで躱しつつ、次の一撃に備える。そして離れた俺に対して再び、今度は四、五発連続で炎球が放たれる。

 この量を全て『ウインド』で押し流すのはきつい。なら

 「『導きの風』」

 今なんとなく適当につけた。抵抗なく多数の炎球がそれ、綺麗に道が出来る。

そこを全力で駆け抜け、三度アホ面を見せた狼に切りつける。

切った場所は先程から集中的に攻撃していた場所。一段と深くまで刃が通った瞬間を狙い、魔術を送り込む。全て移った瞬間、大きく後退し、攻撃を避ける。

 そして数秒後、狼が止まる。

 「やっとか」

先程送り込んだ術が効き始めたようだ。

 さあ、ここからは『蓄積』する時間だ。



 あれから10分程の間、動きが鈍ったオオカミに対し、ヒットアンドアウェイで少しずつダメージを与えていった。

 何をしたのかって?奴の体内に奴でも耐えられない温度と熱量の魔術を送り込んだだけだ。

それによって、奴は体の内側から焼かれ、いくつかの重要な機能も失っている。


 「思ったよりは削れたかな」

 ここまでで総体力の四分の一程を削る事が出来た。ここからは、ひたすら削っていくだけなんだが、

 「流石に面倒だ、早期決着で行こう」

 そういう事でその為の方法を考える。

戦いながらにはなるが、動きが鈍った相手ならなんとかなる。

 まず、さっき蹴った術について、今一度有用性について考慮してみる。


 「でもここじゃ無理だな」

 場所が悪い。森の中で無ければ、容赦なく『爆発(エクスプロージョン)』で消し飛ばすことが出来たが、無理だ。ならやっぱりどれも使えな……いや、待てよ?あれは……。


 しばらくの間、試行錯誤した結果がようやく形になった。

 「これでやっと動ける」

ついでに戦術の幅も広がるだろう。

 たった今文字通り完成(・・)した術を起動する。


ーーー

磁力(マグナム)

対象:自分・フレイムウルフ

詳細効果:引

ーーー


 起動した瞬間、重力とは違う力で引っ張られる(・・・・・・)

 風の魔術も、翼なども使わずに、猛烈な勢いで地上数センチの高さを飛んでいく。無言で両背の剣を抜き、勢いのまま斬りつける。

 「グアアアアアアアアアアッ」

距離を開けておき、尚且つ徐々にスピードが増していったため、先程までよりもかなり深くまで刃が届いたらしく、悲鳴をあげる。

 「それで済むなんて思ってないよな?」


ーーー

磁力(マグナム)

対象:自分・フレイムウルフ

詳細効果:斥

ーーー


 敢えて再び距離をとり、


ーーー

磁力(マグナム)

対象:自分・フレイムウルフ

詳細効果:引

ーーー


 突貫。それを暫く繰り返していると、狼は最期の抵抗と言わんばかりの大火球を放って来た。触れてもいない、まだ距離もあるのに肌を焼かれそうなそれに対して、


ーーー

磁力(マグナム)

対象:自分・死炎球(エンド・ライブス)

詳細効果:斥

ーーー


ーーー

磁力(マグナム)

対象:死炎球(エンド・ライブス)・フレイムウルフ

詳細効果:引

ーーー


 弾き返し、むしろ炎狼にぶつける。その瞬間、視界が赤に染まり、風が吹き荒れた。


 最期に見えた炎狼のアホ面は、流石にもう見飽きたよ。




ーーー

死炎球(エンド・ライブス)

死の間際、持てる力の全てを使って放つ炎球。まともに受けた者で無事な者はいないだろう。

ーーー


 なるほど、あれはそんな凄い技なのかー(棒読み)。


 「なんか………、食らってあげた方が良かったかもしれないな」

んなこたねーよ。

とりあえず一段落しました。次回はやっと村に着きます。

けど作者のメンタルの都合でもしかしたら来週は更新無理かもです。

何かありましたら感想・アドバイスお願いします。

これからもどうぞよろしくお願いします!

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