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チートな『俺』は異世界にその名を轟かす  作者: 唯
第一章 死亡。そして、はじめてのいせかい。
23/28

やっとプチイベント発生

一日遅れてすいません。更新です!

 昨日は殆ど何の収穫もなく終わった。

そういう事で今日は何かしらある、と信じて歩いているのだが、昼を過ぎてもなお何も起こらず、ただ時間が過ぎていくだけだった。

 「何も変わらないなー、初見の魔物やら地形やらが出てくる事を期待してたんだけどな」

何も変わらない、というのは思いの外メンタルにくるらしい。

 「早く敵来ないかなー」



 特にイベントが起こるでもなく、ただただ時間が過ぎていく。

 ただ一つだけ気になっていることといえば、最初は上がっていた敵のレベルが下がりつつある事だ。

 「まあゲームじゃないんだし、それぐらいあってもおかしくはないんだけどさ」

俺の勘は何かあると言っている。なんて、別に根拠もないし、深く考える意味も今はないか。


 「ん?これ、なんだろ」

 しばらく歩くと、索敵にそこら辺の魔物よりは明らかに強い反応がかかった。方向はまっすぐ歩いていく方、周りの光点との反応の差からしてレベル10、11あたりだと推測出来る。

 こいつがいるせいで、周りの魔物はいまいちレベルが低かったのだろうか。だとすれば、こいつがここら辺一帯のボスなのだろう。

 「全く、何俺のレベリングの邪魔してんだよ本当に…」

 まじでレベル上がらないんでさっさと討伐しちゃおう。


 近寄ってみると、赤い色をした体毛が見えた。その時点で『表示』を通して見る。


炎狼(フレイムウルフ) レベル11

説明 体を覆う、炎のように赤々とした体毛が特徴の狼。火属性に特化している。

状態 平静

HP 70000/70000 MP 800/800


 ほーう、こいつはあれか、岩狼と同じように野狼の派生型の魔物なのかな、多分。あと、記憶している限り、昨日の暴走状態の野狼の半分ぐらいのステータスだ。レベルが半分くらいだからか?

 まあいい、とりあえず倒そう。


 「うぃーっす」

 なんとなく声を掛けつつ出て行く。すると一瞬呆気に取られたようだが、次の瞬間には炎球(フレイム・ボール)を放ってきた。しかし、

 「危ねぇだろが」

 『ウインド』を炎球の横からぶつけて逸らす。するとその向こうから炎をブラインドにして狼が襲いかかってくる…ことは無く、再びアホ面を晒した奴がいるだけだった。

 「今のうちに」

 『高速思考』のスキルを活用し、作戦を立てる。

 とりあえず攻撃手段についてだが、『火』なんだから水属性が有利だと思うが、今俺が使える術では向こうの熱量に負ける為却下。風属性は、外側を覆う毛や皮膚を突破できなさそうな上、内側から切り刻もうにも内部に空間がなく暴れ回る、というのは難しいので却下。重力を操る?『テラグラビティ』をかけた所で、ただ動きを止めて終わるので却下。じゃあ火属性は、というと、先程の炎球の感じからして、今の俺の作り出せる熱量と温度じゃ勝てないから却下…と言いたいところだけど、そうすると、攻撃手段が近接戦闘以外に無くなるので採用。ただそのままじゃ勝てないので、戦いながら、熱量と温度をとことん上げていくとしよう。

 ここまで思考を終えて前を向くと、狼もやっと我に返ったようで体重を後ろにかけている。


 「さあ、行こう」

サクッと倒してさっさと村にいけよ…

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