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チートな『俺』は異世界にその名を轟かす  作者: 唯
第一章 死亡。そして、はじめてのいせかい。
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プロローグ

真面目に書くものとしては初めての作品です。文章力は無いし更新も遅いと思いますが頑張ります。

気になった箇所があったらどんどん指摘してください。感想・アドバイスも待ってます。

 これは俺の、昔の記憶だ...


「危ないっ!!」

 小さな子供がそう叫びながら走っているのが見える。あれは恐らく小学校低学年の時の俺だ。

 その視線の先には、横断歩道を渡っていて転んだのか小さな女の子が瞳を涙で濡らして倒れている。彼女も気付いて、痛がりながらも起き上がろうとしているのが見える。


 彼女は大切な人のはず、だけど名前が出てこない。


 女の子の二十メートル程向こうにはそれなりのスピードで走って来ているトラックがいる。

(くそっ、間に合え!)

 小さな俺の心の声が聞こえた。昔の俺は更に加速して駆け続ける。


 これはつまりそういう状況なんだ。運転手も気付いてブレーキを踏んでいる様だが間に合う気配はない。


「っ!!」

 女の子も恐怖で体が動かないようだ。それでも全力で走った結果か、トラックが五メートル先に差し掛かった時には女の子の目の前に着く。とはいえ小学生だった俺には名案が浮かばない。

「くそっ」

勢いのまま抱き抱えるようにして歩道に跳ぶ。最低限彼女を傷付けないために、自分の背中から倒れた為に体のあちこちが痛む。それでもどうにか二人共助かったようだ。

恐怖が抜け切らないらしく彼女は未だに動けない様だが、

「いててて...怖かったよね?でももう大丈夫だよ。もう安心して、もうトラックも行っちゃったし」

 俺が言うと、緊張の糸が切れたのか堰を切ったように泣き出した。


「怖かった...走ったら渡れると思ったら転んで...もう死んじゃうかと思った......すごい怖かったよぉ」

 彼女は泣きながら言い、それからもまだしばらく泣いていたが、それでも十分もすると落ち着いたようだ。まだ涙は完全には止まっていないが、

「助けてくれてありがとう。私は涼。蒼依 涼(あおい すず)って言うの。」

 未だに残っているだろう恐怖と助かった安心感とで顔をくしゃくしゃにしながらもそう言った。


 そうか。

 そうだったな。すず、か...


 思い出に浸っていると段々と景色がぼやけて来て、二人の少年少女も見えなくなり、世界が明るくなってきた。どうやら朝のようだ。
























 涼...もう一度だけでも会いたいよ......





















 目が覚めた。

 懐かしい記憶を夢で見た。

 美しく、もう戻れない日々の記憶を......

どうでしょうか。

といってもまだ回想だけですし分かりませんよね。

あと、タイトルの「俺」にはそんな深い意味は無いですが、そのうち後書きかなにかで言おうと思います。(察しのいい人は分かってるかも)

これからよろしくお願いします

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