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序話 出会う

新シリーズです!続くかはわからないですが、ぼちぼち書いていきます。のんびり見守ってくださいね。

 その日は、運命的な一日だった。とある少女が、魔法と、一生涯をかけて愛する人に出会う、そんな、特別な日。

 アルメリア王国は、母なる海と繋がっている、中規模な国だ。先進国のような技術があるわけではないが、魔法使いが多く、それなりに発展していた。そんなアルメリア王国の中央都市アルメリアの、郊外のほうにある小さな魔導書店。それはたいして有名でもない、ちょっとした店だった。けれど、その雰囲気がどこか神秘的なのだ。八歳の少女、「シオン」は、町に出かけたある日に、そんな雰囲気に惹かれ、店に足を踏み入れた。

その、瞬間だった。仄かに魔力が滲み出ている本がびっしりと埋まっている本棚。ランプとともに吊るされている薬草の香り。年季の入った大きな砂時計。店の奥にあるロッキングチェアを揺らしながら本を読む眼鏡の青年。シオンは幼いながらに、それらすべてに、恋をした。

「……あの!」

無意識のうちに、シオンは青年に声をかけていた。

「どうかされましたか」

優し気に微笑み、店主はシオンに話しかけた。シオンは、はっきりと明るい声で、店主に向かって、こう言った。

「あ……あたしに、魔法を教えてください!」

それは、幼いシオンにとって、一世一代の告白のようなものだった。そしてここから、シオンの物語が幕を開けるのだ。










こうして、シオンは魔導書店のあの人と、出会った。



それはそうと、私はもしかして眼鏡の穏やか系の男の子を書くのが好きなのかもしれない。

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