赫翼の黒龍
まぁ、こんな見た目だし致し方ないと思うが、こいつら弱過ぎないか?多分最下級の冒険者だろうな。ならまだ未来はあるかもしれないから重症程度に終わらせてやる。
魔力を腕に貯め性質を雷のように変化させ思い切り地面を殴った。
「イルクス!避けろ!」
「なっ?!人の言葉…」
この戦いで分かったことがある。人間は異物を嫌うみたいだ。ならば俺らは獣人かエルフの国がいいよな。ドワーフは酒臭そうだからやめとくか。
「イルクス、エルフの国に向かう」
「は?分かったよ」
俺たちは一気に上昇、推進した。途中で食べ物を食べて3日ほど寝た。そしてその感人間界ではS級冒険者パーティーがやられたとして持ちきりだった。ハンクスやイルクスはそれぞれ赫翼の黒龍と旋風の使者と呼ばれていた。その情報は各国に渡り、戦争以外でも警戒体制が増えた。そんなことも知らずに寝てた二人組は起きてすぐ出発した。飛んでる最中に襲われている馬車を見つけた。
ーーマスター国を建国するのがやりやすくなるためにはあの馬車を助けましょう。
ーーそうなのか?分かった。
おそらく上級階級の貴族とかが乗っているのか。なら確かに助けて損はないな。俺は馬車に攻撃が当たらないように突進した。
「な、な、な、あれは!赫翼の黒龍…」
「おめぇら逃げろ!」
チンピラ達というか盗賊は一目散に逃げていった。
「姫様、馬車の中で安全に過ごしておいて下さい。合図をしたらすぐ逃げるように。」
ビンゴやっぱりエルフ達だ。すぐ襲ってこないあたり警戒してるな。俺はドラゴンのコスチュームを脱いだ。
「待て、敵意は無い。」
「人間?」
「イルクスのほうは…」
ーー神獣だと伝わらないので精霊と伝えてください
「精霊だ」
「とりあえず信用できるか分からないから連行させてもらう」
とりあえず、エルフの国に行くことは出来そうだな。そしたらこのエルフの国ナーニャ国第2王女を助けたということを伝えなければならないわけか。うまく行くといいな。