出身は小さな島ですがなにか?
これは、僕が異世界に転移し得たスキルで仲間を集め一つの国の王になり大国を築く話である。
僕はその辺の高校生だ。けど少し違うのは、過度ないじめを受けていると言うこと。朝学校に登校すれば腹を蹴られ吐けばそれを飲まされる。帰ろうとすれば校舎裏でタバコの灰皿にされる。休日も呼び出されたては石投げの的にされる。1番ひどかったのは万引きの際に濡れ衣を着せられて逮捕されかけたこと。でもこんなこと家族に話せないことが1番の苦痛だった。
でもそんな地獄のようなある日。たぶんクラス丸ごと転移した。確信がもてないのは転生先で僕しかいないと言うこと。それも大自然のなかだ。でも転生するまでクラスの中に居たし、こう言うのは大抵自分以外国に召喚されて魔王を倒すとかだろう。だけど僕は正直それを阻止したい。あんな地獄に戻るのは嫌だから。
そんなことを考えていると目の前に青い板のようなものが出てきた。
「ようこそ、マスター、私は転生者の補佐を務めるシステムです。それでは、あなたのスキル、この世界の概要について説明させていただきます。まずあなたのスキルは空気中の魔力を自由に操作することができます。また自身の魔力を使用しないため魔力切れ等の心配はありません。ただ上手くイメージを出来なければ上手くいかないので注意してください。そして次に、この世界の概要ですが、まずマスターの言うような魔王は存在しません。厳密に言えば討伐対象ではありませんし、元の世界に戻る方法もありません。そしてこの世界には2つの大陸があります。まず魔大陸と呼ばれる大陸は魔王が統べる地域であり、完全に統治されているため小規模な戦争すらありません。しかし、人間、エルフ、ドワーフ、獣人などが住まう大陸があります。そちらでは全面的な戦争が始まっており。他のクラスメイトはそちらの人間の国で召喚されました。しかし、貴方は其どちらの大陸にも属さない未発見の島、システムの間では神獣島と言う場所です。ここには様々な神獣が住んでおり、レベルアップには最適と言えるでしょう。とりあえず世界の説明もここら辺で大丈夫でしょう。」
簡単にまとめると。俺のスキルはそこに魔力があればなんでもできると言う物で世界は2つの大陸があり片方は戦争中、他のクラスメイトはそこに転生、俺だけ秘境の島に転生という物だ。
「そのレベルアップとかはどうやるんだ?」
「魔獣やらモンスターを倒すと経験値がドロップしレベルがアップします。まぁ、あなたのスキルならそこに魔力があれば想像力で強さが変わるので強い魔獣の住むこの島ではレベルアップはしやすいと思われます。」
「じゃぁ早速!」
俺は自分の背中に翼のようなものを魔力で生やした。そしてそこに魔力を貯め、放出し空を飛んでみた。
「これが異世界か」
俺は放出する勢いを高め高速で飛行し、しばらくして魔獣を見つけた。ちょっと格好つけてみたいな。
「世界よ、我が声に応え、仇なす者に鉄槌を下す力を与えん!流星の、鉄槌!」
俺を保護して、先端を尖らせた魔力の壁を作り上げてそのまま的に衝突した。
「マスター注意してください。魔獣の反応がまだあります。」
俺はさっきの翼を敵に向けて魔力を貯めた。そして手を重ねそこに魔力を集め魔力の性質を炎のようにかえた。高密度の魔力は魂なら直接ダメージを、炎は体にダメージを与える事によって敵を完全に葬ることが出来るのだ。そしてその技名を『破壊砲』と名付けた。俺が破壊砲を撃とうとしたとき。
「ちょ、待ってくれ!」
「なんで喋れんの?」
「マスターあの魔獣はあなたの使い魔になりたいと思っています。」
「僕を使い魔にしてください!」
特に断る理由もないし、1人じゃすこし寂しいからね。
「いいよ!一緒に強くなろうか!」
こうして俺は異世界で初めての仲間を得た。