隠し事
な、なにこれ……
私は覇王とロボットの戦いを観戦していた。
いや、戦いではない。
ただの……いじめ?みたいなものだった。
私が入らなくても問題なさそう。
ていうか入れないのほうが正しい。
あんな動きについていけないし、なんで高速で動いてるのに敵に弾が当たるの?
そしてなんでギルムは弾を避けられるの?
ホントに化け物みたい。
やっと戦いが終わった。
「ギルム、やっぱ覇王、いや化け物じゃない!」
「お前人を化け物呼ばわりするんじゃねぇ。」
「あんなの見せられたら誰だって化け物っていうでしょ」
「そんなこといいからさっさと行くぞ」
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あれから私たちは再びダンジョンの中を走っていた。
「ふぅ。やっと半分まで来たか。」
階段を上ったときにギルムが言った。
「半分?何がですか?」
「そんなのダンジョンの半分に決まってんだろ」
「え?……え?!」
「ほらあと半分も残ってんだ。さっさと行くぞ!」
「まだあまり敵に会ってないのに半分ってうそはだめだよ?」
「あほか、敵と会わないように移動しただけだ」
まさに規格外。
そして、私の気持ちなど無視して進むギルム。
何が規格外って大量にいる敵をほぼ確実によけながら進むなんて神業じゃすまない。
一体この覇王は何を隠しているんだろうか?
今日はちょっと短いです!なぜなら恋愛小説を書きたくなったからです!
まあ、こっちは毎日投稿に決めたんで安心してください!