表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/21

覇王の秘密

「ギ、ギルム?ギルムってあの?」

「お前の言ってるギルムが何かわかんねぇが多分あってる」

ギルムはスナイパーの手入れをしている。

「なんでこんなとこに?あと昔はハンドガン使ってませんでした?」

「このダンジョンにウイルスが流れ込んできたからやっつけた。さっきの敵がウイルス。俺がスナイパーを使ってるのはあこがれただけだ。」

ウイルス?さっきのが?でもなんでプレイヤーがウイルスの対処をしているのだろう?

なんでウイルスが敵としてゲーム内に存在しているのだろう?

疑問は残るが聞いたら事件に巻き込まれそうだったので別の質問を聞くことにした。


「なんでスナイパーにあこがれたんですか?」

「なんで俺が答えなきゃいけねぇんだ」

ギルムはめんどくさそうにしている。

「横取りって契約違反ですよ?」

さっきのは横取りしてもらって助かったが使える手は使う。

それが私。

「ちっ。はぁ。普通にあこがれただけだ。それ以外に理由はない」

「あこがれた?」

覇王はこのゲームをやっている人なら全員知っているくらい有名だ。

なのでその中には覇王にあこがれを持っている人もいる。

そんな覇王があこがれるなんて……。

「ついていってもいいですか?」

「あほか。」

「わかりました。いいんですね。さすが覇王です。」

「ついてきてもいいがその名前を呼ぶのはやめろ。俺はもう覇王ではない。」

そういって覇王はダンジョンの奥へと進んだ。

「あ、待ってくださーい!」

私はさっきの言葉を覇王に追いつくのに必死で忘れてしまっていた。


私たちはダンジョンの長い長い、永遠と続きそうな道のりを進み続けた。

覇王がどこに向かっているのかも知らずに。

「面白い!」、「続きが見たい」と思ったらブックマークと☆で評価を願いします!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ